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有価証券報告書-第41期(2024/11/01-2025/10/31)

【提出】
2026/01/29 15:31
【資料】
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【項目】
162項目
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
第41期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や日本初の女性首相の就任により株式市場も活発な動きとなり、緩やかな回復傾向が続いておりますが、長引く物価上昇やエネルギー価格の高止まりにより実質賃金の上昇が伴わず、個人消費は慎重な姿勢が続き、消費対象を選ぶ傾向が継続しております。加えて、不安定な海外情勢・政策動向の影響から、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、中期経営計画(2024/10月期~2026/10月期)の2年目として、読書文化を継承していくため“持続可能な書店創り”の方針のもと、書籍を中心とした“書籍×○○”の付加価値創出と、新規来店や再来店の促進に取り組みました。本から繋がる/本へと繋がる商品、事業、企画、イベント等を新規導入し、その導入に伴う売場改装を実施、書籍との複合化を推進いたしました。
取り組みの中心となります書籍は、品揃えを拡充、1年で100超のオリジナル企画やフェアを間断なく展開し、既存店ベースでは堅調な推移となりました。また、EC販売は、2025年7月には過去最大の売上を記録するとともに、前年売上の2.5倍を上回る伸びとなりました。これらの取り組みにより、リアルとネットの共創により売上を創出いたしました。
特撰雑貨文具は、複合書店の強みを活かし“書籍×○○”の掛け合わせによるタッチポイントUPのため、定番商品の入替え、新規ファッションアイテムや名店の人気食品のお取り寄せ導入、シーズン企画は企画内容の充実と展開数を拡大、加えて、人気通販ショップや観光物産展等のPOPUPショップも強化いたしました。さらに、蔦屋書店前橋吉岡店(群馬県)に韓国食品を取り揃える「韓ビニ」をオープン、サントリーグループの新サービス「TAG LIVE LABEL」の専用ドリンク自動販売機を38店舗に導入、コスメセレクトショップ「NOIN beauty」6号店目を蔦屋書店龍ケ崎店(茨城県)に、「楽天モバイルショップ」を新潟県の店舗を中心に11店舗オープン、書籍×○○による成果が奏功し、特撰雑貨文具の売上は、既存店同期比104.3%となりました。
また、9月26日に群馬県に蔦屋書店いせさきガーデンズ店(759坪)をオープンいたしました。同店は、伊勢崎市の行政センターや多数の専門店が入ります商業施設「いせさきガーデンズ」の大規模リニューアルオープンに際し、引き続き施設内に出店となりました。地域最大級の書籍の品揃え、日々の生活を豊かにする食品や雑貨を取り揃え、文具は高級筆記具やデザイン文具の他、ペン工房も設置、子育てファミリー向けのキャラクター商品等も展開し、見て選んで楽しめる店舗となります。併設のタリーズコーヒーは120席超を設け、施設内の買い物中、休憩で利用される方が多く、蔦屋書店事業とのシナジー効果を生み出しております。同じく併設するふるいちトップブックスでは、日替わり商品で開店前から行列ができ、ゲーム・トレーディングカード事業の売上を牽引いたしました。
グループ子会社でありますゲーム・トレーディングカード事業、飲食事業、スポーツ関連事業、訪問看護事業につきましては、それぞれの売上が前年を上回り、連結売上高に大きく寄与いたしました。
第41期の店舗状況については、蔦屋書店におきまして、1店舗の出店、契約期間満了に伴う8店舗の営業終了により、店舗数は46店舗となりました。また、グループ子会社におきましては、5店舗の出店、蔦屋書店の閉店に伴う2店舗の営業を終了し、子会社の店舗数54店舗と合わせ、グループ全体の店舗数は100店舗(2025年10月31日時点)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高173億33百万円(前期比94.1%)、営業損失3億91百万円(前期は営業損失5億1百万円)、経常損失4億76百万円(前期は経常損失5億77百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失7億31百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失7億17百万円)となりました。売上高は、営業を終了した店舗の影響から前年を下回りましたが、中期経営計画の取り組みにより、主軸であります書籍や特撰雑貨文具は、堅調に推移いたしました。利益は、既存店舗の収益改善が進みましたが、閉店や改装に伴う大幅なコスト増が影響いたしました。
当連結会計年度の出店・改装店状況
出店6店(蔦屋書店事業 1 ゲーム・トレーディングカード事業 3 飲食事業 2)
閉店10店(蔦屋書店事業 8 ゲーム・トレーディングカード事業 1 飲食事業 1)
期末店舗数100店
(蔦屋書店事業 46 ゲーム・トレーディングカード事業 31 飲食事業 23)
都県別内訳
新潟41、長野18、神奈川2、東京3、群馬9、埼玉13、茨城6、宮城6、岩手2

当連結会計年度におけるセグメントの状況は、次のとおりであります。
・蔦屋書店事業
同事業の売上高は15,429百万円(前年同期比92.4%)となりました。主力商品の売上高は、書籍9,859百万円(前年同期比93.2%)、特撰雑貨・文具2,917百万円(前年同期比95.7%)、賃貸不動産収入492百万円(前年同期比94.3%)、レンタル490百万円(前年同期比70.1%)、ゲーム・リサイクル171百万円(前年同期比74.4%)、販売用CD166百万円(前年同期比69.2%)、販売用DVD111百万円(前年同期比60.3%)となりました。
・ゲーム・トレーディングカード事業
同事業の当連結会計年度の業績は、売上高513百万円(前年同期比133.5%)となりました。
・スポーツ関連事業
同事業の当連結会計年度の業績は、売上高273百万円(前年同期比108.0%)となりました。
・訪問看護事業
同事業の当連結会計年度の業績は、売上高208百万円(前年同期比115.4%)となりました。
・飲食事業
当事業の当連結会計年度の業績は、売上高1,210百万円(前年同期比105.7%)となりました。
(2) 生産、受注及び販売の状況
当連結会計年度における販売等の状況は、以下のとおりであります。
①商品別売上状況
セグメントの名称前連結会計年度
(自 2023年11月1日
至 2024年10月31日)
当連結会計年度
(自 2024年11月1日
至 2025年10月31日)
前年比
(%)
売上高
(千円)
構成比
(%)
売上高
(千円)
構成比
(%)
蔦屋書店事業書籍10,584,46456.79,859,96955.993.2
特撰雑貨・文具3,047,80516.32,917,48316.595.7
賃貸不動産収入522,4372.8492,7282.894.3
レンタル700,3873.8490,7602.870.1
ゲーム・リサイクル230,8341.2171,8081.074.4
販売用CD240,8951.3166,7680.969.2
販売用DVD184,6101.0111,4070.660.3
その他975,7625.2961,5635.598.5
セグメント間の
内部売上高又は振替高
219,9051.2256,6151.5116.7
計16,707,10289.515,429,10587.592.4
ゲーム・
トレーディング
カード事業
外部顧客に対する売上高384,6672.1513,5072.9133.5
セグメント間の
内部売上高又は振替高
―――――
計384,6672.1513,5072.9133.5
スポーツ
関連事業
外部顧客に対する売上高216,8331.1228,5781.3105.4
セグメント間の
内部売上高又は振替高
36,2180.244,6130.3123.2
計253,0511.3273,1921.5108.0
訪問看護事業外部顧客に対する売上高180,2991.0208,0941.2115.4
セグメント間の
内部売上高又は振替高
―――――
計180,2991.0208,0941.2115.4
飲食事業外部顧客に対する売上高1,145,0296.11,210,5906.9105.7
セグメント間の
内部売上高又は振替高
―――――
計1,145,0296.11,210,5906.9105.7
合計18,670,151100.017,634,489100.094.5

(注)1 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
2 蔦屋書店事業の「その他」は、図書カード他であります。

②商品別仕入実績
セグメントの名称前連結会計年度
(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)
当連結会計年度
(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)
前年比
(%)
仕入高
(千円)
構成比
(%)
仕入高
(千円)
構成比
(%)
蔦屋書店事業書籍7,780,24165.67,056,59465.690.7
特撰雑貨・文具2,171,52918.31,943,08818.189.5
賃貸不動産収入331,2582.8381,3443.5115.1
レンタル314,2662.6230,4142.173.3
販売用CD165,4261.4127,2961.277.0
ゲーム・リサイクル163,4011.4120,9801.174.0
販売用DVD118,2711.091,4210.877.3
その他296,6342.5251,7202.384.9
セグメント間の
内部仕入高又は振替高
―――――
計11,341,02995.610,202,86094.790.0
ゲーム・
トレーディング
カード事業
外部取引先からの仕入高6,0310.15,8490.197.0
セグメント間の
内部仕入高又は振替高
―――――
計6,0310.15,8490.197.0
スポーツ
関連事業
外部取引先からの仕入高40,3260.344,9570.4111.5
セグメント間の
内部仕入高又は振替高
―――――
計40,3260.344,9570.411.5
訪問看護事業外部取引先からの仕入高101,9950.8124,3451.2121.9
セグメント間の
内部仕入高又は振替高
―――――
計101,9950.8124,3451.2121.9
飲食事業外部取引先からの仕入高374,8563.2387,3383.6103.3
セグメント間の
内部仕入高又は振替高
―――――
計374,8563.2387,3383.6103.3
合計11,864,238100.010,765,352100.090.7

(注)1 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。
2 蔦屋書店事業の「その他」は、図書カード他であります。
(3) 財政状態の分析
総資産につきましては、前年度比987百万円減少し、14,792百万円となりました。これは主に、以下の増減によるものです。
増加:現金及び預金215百万円、売掛金74百万円
減少:商品671百万円、未収入金57百万円、リース資産255百万円、敷金及び保証金275百万円
負債につきましては、前年度比142百万円減少し、14,019百万円となりました。これは主に以下の増減によるものです。
増加:買掛金192百万円、預り金108百万円、短期借入金300百万円
減少:1年内返済予定の長期借入金53百万円、長期借入金532百万円、リース債務326百万円
純資産につきましては、前年度比845百万円減少し、772百万円となりました。これは主に以下の減少によるものです。
減少:資本剰余金125百万円、利益剰余金731百万円
(4) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ215百万円増加し、1,194百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動による資金は、前年度比103百万円増加し、898百万円の獲得となりました。これは主に、営業損失が110百万円減少し、棚卸資産の増減額が323百万円増加した一方、仕入債務の増減額が349百万円減少したことによります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動による資金は、前年度比27百万円減少し、90百万円の獲得となりました。これは主に、保険積立金の解約による収入が29百万円増加した一方、有形固定資産の取得による支出が57百万円増加したことによるものです。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動による資金は、前年度比721百万円増加し、773百万円の支出となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が300百万円増加し、長期借入金の返済による支出が58百万円減少したことによるものです。
④資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの所要資金は、大きく分けて設備投資資金及び運転資金の2つとなっております。基本的には、営業活動によるキャッシュ・フローの増加を中心としながらも、新規出店数の増加に伴う多額の設備投資資金については、主に増資や長期借入金によって調達を行ってまいりました。今後、中期的な成長に向け出店を拡大していくにあたり、その所要資金については、これまで同様に、営業活動によるキャッシュ・フローの枠を基本としつつ、財務安全性や調達コストを勘案の上、資金調達を行ってまいります。
また運転資金については、近年多発している自然災害等の不測の事態にも対応できるよう、資金調達をしながらも一定の流動性預金の残高保持に努めてまいります。そのため、借入金純額よりも、流動性預金残高を差し引いたネットデットの残高管理に重点を置く財務政策をとってまいります。
(5) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当社経営陣による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要といたします。経営陣は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(6) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」において記載を行っておりますのでご参照ください。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」において詳細な分析を行なっておりますのでご参照ください。
(8) 経営戦略の状況と今後の見通し
当社における経営戦略の状況と今後の見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 」にて詳細にご説明しておりますのでご参照ください。

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