有価証券報告書-第65期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/05/29 10:20
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財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、複数の基幹ブランド育成とブランド力強化による差別化により、継続的な売上高伸長と利益率の向上を推進するとともに、健全な財務バランスを基盤とする強固な企業体質の構築を目指しております。この方針に基づき経営活動に取り組んだ結果、当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローは以下のとおりとなりました。
(1) 当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、29億63百万円増加して344億88百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が15億77百万円増加したほか、たな卸資産が5億74百万円増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて、19億37百万円増加して492億53百万円となりました。これは主に、投資有価証券が27億62百万円、敷金及び保証金が21億91百万円増加した一方、のれんが26億85百万円減少したことによるものです。
この結果、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて、49億1百万円増加して837億42百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、27億66百万円増加して352億40百万円となりました。これは主に、未払金が16億30百万円が増加したほか、未払法人税等が8億34百万円増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて、6億87百万円増加して22億68百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が9億84百万円増加したことによるものです。
この結果、当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて、34億53百万円増加して375億8百万円となりました。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、14億47百万円増加して462億33百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が19億10百万円増加したことによるものです。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高及び売上総利益
売上高は前連結会計年度比20.4%増加し1,845億88百万円、売上総利益は前連結会計年度比20.8%増加し1,025億24百万円となりました。これは主として、平成25年9月に実施しました株式会社トリニティアーツの連結子会社化の影響により、売上高が増大したことによるものです。売上総利益率は、アウトレット機能の見直し及びブランドの休止に伴う在庫処分の損失などがありましたが、売価コントロールの精度向上により値下げ販売が減少した結果、前連結会計年度に比べ0.1ポイント上昇し55.5%となりました。
② 営業利益及び経常利益
営業利益は前連結会計年度比3.8%増加し59億81百万円となりました。これは主として、テレビコマーシャルなどの積極的な広告宣伝の展開などにより、販売費及び一般管理費が前連結会計年度比22.0%増加し965億42百万円となったものの、売上高及び売上総利益が増大したことによるものです。販管費率は、前連結会計年度に比べて0.7ポイント上昇し52.3%となりました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ0.6ポイント低下し3.2%となりました。
経常利益は、前連結会計年度比7.0%増加し64億52百万円となりました。
③ 当期純利益
当期純利益は5億3百万円(前連結会計年度は当期純損失47億31百万円)となりました。これは主として、店舗資産などの減損損失9億88百万円、のれんの減損損失5億43百万円、保有資産の売却損3億52百万円などを特別損失に計上したこと、また、法人税等を40億10百万円計上したことによるものです。
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。