有価証券報告書-第64期(平成25年3月1日-平成26年2月28日)

【提出】
2014/05/23 11:44
【資料】
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【項目】
118項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、複数の基幹ブランド育成とブランド力強化による差別化により、継続的な売上高伸長と利益率の向上を推進するとともに、健全な財務バランスを基盤とする強固な企業体質の構築を目指しております。この方針に基づき経営活動に取り組んだ結果、当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローは以下のとおりとなりました。
(1) 当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて、16億65百万円減少して315億25百万円となりました。これは主に、経営統合後に当社グループ企業の借入金の圧縮を進めたことにより現金及び預金が33億9百万円が減少したことや、有価証券(コマーシャルペーパーと国庫短期証券)が64億99百万円減少した一方、経営統合に伴い、たな卸資産が61億64百万円増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて、170億95百万円増加して473億15百万円となりました。これは主に、経営統合に伴い、のれんが88億9百万円増加したほか、敷金及び保証金が34億25百万円増加したことによるものです。
この結果、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて、154億30百万円増加して788億41百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて、82億42百万円増加して324億74百万円となりました。これは主に、経営統合に伴い、短期借入金が42億25百万円が増加したほか、未払金が24億75百万円増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて、9億99百万円増加して15億80百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が9億25百万円増加したことによるものです。
この結果、当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて、92億42百万円増加して340億54百万円となりました。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、61億87百万円増加して447億86百万円となりました。これは主に、株式交換により資本剰余金が44億68百万円増加し、自己株式が77億81百万円減少したことによるものです。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高及び売上総利益
売上高は前連結会計年度比26.0%増加し1,532億73百万円、売上総利益は前連結会計年度比19.3%増加し848億69百万円となりました。これは主として、新規出店(144店舗)及び株式会社トリニティアーツの連結子会社化に伴う店舗の増加(245店舗)により、売上高が増大したことによるものです。売上総利益率は、円安による原価率の上昇や値下げ販売の増加などにより、前連結会計年度に比べ3.1ポイント低下し55.4%となりました。
② 営業利益及び経常利益
営業利益は前連結会計年度比40.7%減少し57億62百万円となりました。これは主として、株式会社トリニティアーツ及び株式会社NATURAL NINE(現 株式会社N9&PG)の連結子会社化などにより、販売費及び一般管理費が前連結会計年度比28.8%増加し791億6百万円となったことによるものです。販管費率は、のれん償却費の計上などにより、前連結会計年度に比べて1.1ポイント上昇し51.6%となりました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ4.2ポイント低下し3.8%となりました。
経常利益は、前連結会計年度比39.4%減少し60億27百万円となりました。
③ 当期純損失
当期純損失は47億31百万円(前連結会計年度は当期純利益55億8百万円)となりました。これは主として、業績悪化等による関係会社株式(株式会社N9&PG等)の減損処理に伴うのれんの一時償却として61億96百万円を特別損失に計上したこと、また、法人税、住民税及び事業税が45億23百万円発生したことによるものです。
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。