(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、輸出や企業の生産活動などに持ち直しの動きがみられたものの、新型コロナウイルス感染症が依然として収束に至っておらず、景気の先行きは不透明な状況にあります。当行グループが営業基盤とする千葉県におきましても、ワクチン接種が進み、一部で持ち直しの動きがみられますが、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況が続いております。
このような経営環境のなか、当行は最終年度となった中期経営計画「コンサルティング考動プロジェクト2022 ～より近く。より深く。ともに未来へ。～」に基づき、2022年3月に迎える創立70周年に向けて各種施策へ取り組んでまいりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の当行グループの財政状態及び経営成績は、次のようになりました。
財政状態につきましては、総資産は、2021年3月末比363億円増加して3兆2,846億円となりました。また、純資産は、2021年3月末比30億円増加して1,854億円となりました。なお、主要勘定の残高は次のとおりです。預金は、2021年3月末比887億円増加して2兆8,576億円となりました。貸出金は、2021年3月末比122億円増加して2兆3,075億円、有価証券は、2021年3月末比6億円増加して5,294億円となりました。
経営成績につきましては、経常収益は、前第1四半期連結累計期間比10億76百万円増加して122億62百万円となりました。また、経常費用は、前第1四半期連結累計期間比52百万円減少して102億円となりました。この結果、経常利益は、前第1四半期連結累計期間比11億29百万円増加して20億62百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第1四半期連結累計期間比12億90百万円増加して23億7百万円となりました。
セグメントごとの経営成績につきましては、銀行業の経常収益は前第1四半期連結累計期間比11億52百万円増加して105億32百万円、セグメント利益は前第1四半期連結累計期間比9億79百万円増加して22億43百万円となりました。リース業の経常収益は前第1四半期連結累計期間比1億44百万円減少して19億46百万円、セグメント利益は前第1四半期連結累計期間比14百万円減少して58百万円となりました。信用保証・クレジットカード業の経常収益は前第1四半期連結累計期間比29百万円増加して5億25百万円、セグメント利益は前第1四半期連結累計期間比1億64百万円増加して3億18百万円となりました。また、その他の事業の経常収益は前第1四半期連結累計期間比1億11百万円減少して2億84百万円、セグメント利益は前第1四半期連結累計期間比23百万円減少して10百万円のセグメント損失となりました。
① 国内業務部門・国際業務部門別収支
当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は、国内業務部門で72億円、国際業務部門で1億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で68億円となりました。
役務取引等収支は、国内業務部門で14億円、国際業務部門で0.1億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で14億円となりました。
その他業務収支は、国内業務部門で△2億円、国際業務部門で0.3億円となり、合計で△2億円となりました。

種類	期別	国内業務部門	国際業務部門	相殺消去額(△)	合計
		金額(百万円)	金額(百万円)	金額(百万円)	金額(百万円)
資金運用収支	前第1四半期連結累計期間	6,942	153	551	6,545
	当第1四半期連結累計期間	7,228	168	550	6,847
うち資金運用収益	前第1四半期連結累計期間	7,036	194	558	6,672
	当第1四半期連結累計期間	7,326	175	557	6,943
うち資金調達費用	前第1四半期連結累計期間	93	41	7	126
	当第1四半期連結累計期間	97	6	7	96
役務取引等収支	前第1四半期連結累計期間	878	12	15	875
	当第1四半期連結累計期間	1,468	15	19	1,465
うち役務取引等収益	前第1四半期連結累計期間	2,126	21	196	1,952
	当第1四半期連結累計期間	2,742	28	187	2,583
うち役務取引等費用	前第1四半期連結累計期間	1,248	9	180	1,076
	当第1四半期連結累計期間	1,273	12	168	1,118
その他業務収支	前第1四半期連結累計期間	101	19	-	121
	当第1四半期連結累計期間	△247	38	-	△209
うちその他業務収益	前第1四半期連結累計期間	103	19	0	122
	当第1四半期連結累計期間	30	38	-	68
うちその他業務費用	前第1四半期連結累計期間	1	0	0	1
	当第1四半期連結累計期間	277	-	-	277

(注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。
2.相殺消去については、当行と連結子会社及び連結子会社間の内部取引を相殺消去しております。また資金運用収益及び資金調達費用の相殺消去額には、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息を含めております。
② 国内業務部門・国際業務部門別役務取引の状況
当第1四半期連結累計期間の役務取引等収益は、国内業務部門で27億円、国際業務部門で0.2億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で25億円となりました。
一方、役務取引等費用は、国内業務部門で12億円、国際業務部門で0.1億円となり、内部取引による相殺消去後の合計で11億円となりました。

種類	期別	国内業務部門	国際業務部門	相殺消去額(△)	合計
		金額(百万円)	金額(百万円)	金額(百万円)	金額(百万円)
役務取引等収益	前第1四半期連結累計期間	2,126	21	196	1,952
	当第1四半期連結累計期間	2,742	28	187	2,583
うち預金・貸出業務	前第1四半期連結累計期間	468	-	0	467
	当第1四半期連結累計期間	533	-	0	532
うち為替業務	前第1四半期連結累計期間	381	20	0	400
	当第1四半期連結累計期間	381	26	0	407
うち証券関連業務	前第1四半期連結累計期間	24	-	-	24
	当第1四半期連結累計期間	36	-	-	36
うち代理業務	前第1四半期連結累計期間	195	-	-	195
	当第1四半期連結累計期間	300	-	-	300
うち保護預り・貸金庫業務	前第1四半期連結累計期間	45	-	0	45
	当第1四半期連結累計期間	43	-	0	43
うち保証業務	前第1四半期連結累計期間	384	0	180	204
	当第1四半期連結累計期間	377	1	168	210
役務取引等費用	前第1四半期連結累計期間	1,248	9	180	1,076
	当第1四半期連結累計期間	1,273	12	168	1,118
うち為替業務	前第1四半期連結累計期間	76	5	-	82
	当第1四半期連結累計期間	77	5	-	82

(注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。
2.相殺消去については、当行と連結子会社及び連結子会社間の内部取引を相殺消去しております。
③ 国内業務部門・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)

種類	期別	国内業務部門	国際業務部門	相殺消去額(△)	合計
		金額(百万円)	金額(百万円)	金額(百万円)	金額(百万円)
預金合計	前第1四半期連結会計期間	2,675,952	7,666	11,936	2,671,682
	当第1四半期連結会計期間	2,863,731	6,861	12,927	2,857,665
うち流動性預金	前第1四半期連結会計期間	1,717,812	-	3,736	1,714,076
	当第1四半期連結会計期間	1,920,473	-	4,827	1,915,645
うち定期性預金	前第1四半期連結会計期間	951,427	-	8,200	943,227
	当第1四半期連結会計期間	934,907	-	8,100	926,807
うちその他	前第1四半期連結会計期間	6,711	7,666	-	14,378
	当第1四半期連結会計期間	8,351	6,861	-	15,212
譲渡性預金	前第1四半期連結会計期間	68,000	-	-	68,000
	当第1四半期連結会計期間	109,700	-	-	109,700
総合計	前第1四半期連結会計期間	2,743,952	7,666	11,936	2,739,682
	当第1四半期連結会計期間	2,973,431	6,861	12,927	2,967,365

(注)1.国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は当行の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。
2.預金の区分は次のとおりであります。
流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
定期性預金=定期預金+定期積金
3.相殺消去については、当行と連結子会社の内部取引を相殺消去しております。
④ 貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別	前第1四半期連結会計期間		当第1四半期連結会計期間
	金額(百万円)	構成比(%)	金額(百万円)	構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)	2,215,090	100.00	2,307,532	100.00
製造業	154,912	6.99	148,724	6.45
農業,林業	6,783	0.31	5,912	0.26
漁業	744	0.03	743	0.03
鉱業,採石業,砂利採取業	3,330	0.15	2,914	0.13
建設業	108,425	4.90	115,359	5.00
電気・ガス・熱供給・水道業	8,238	0.37	9,703	0.42
情報通信業	7,794	0.35	7,402	0.32
運輸業,郵便業	68,455	3.09	69,183	3.00
卸売業,小売業	183,814	8.30	184,915	8.01
金融業,保険業	61,693	2.79	71,489	3.10
不動産業,物品賃貸業	534,515	24.13	566,299	24.54
各種サービス業	210,908	9.52	214,908	9.31
地方公共団体	40,145	1.81	41,323	1.79
その他	825,327	37.26	868,650	37.64
特別国際金融取引勘定分	-	-	-	-
政府等	-	-	-	-
金融機関	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
合計	2,215,090	――	2,307,532	――

(注)1.「国内」とは、当行及び連結子会社であります。
2.当行と連結子会社との間の内部取引は相殺消去しております。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当行グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当行グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
当第1四半期連結累計期間に完成した新築、増改築等は次のとおりであります。
銀行業

会社名	店舗名その他	所在地	設備の内容	敷地面積 (㎡)	建物延面積 (㎡)	完了年月
当行	茂原支店	千葉県 茂原市	店舗等	-	308 (308)	2021年6月

(注)1.上記は既存店舗の移転であります。
2.建物延面積欄の( )内は、賃借面積(うち書き)であります。