四半期報告書-第204期第1四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う2度目の緊急事態宣言の影響により経済活動が抑制されたことから、依然として厳しい状況にあり、先行きは不透明な状況となっております。
このような事業環境のもと、当第1四半期連結累計期間の連結業績につきましては、ビル事業及びアセットサービス事業における投資家向け物件売却が減少した一方で、住宅事業において投資家向け物件売却が増加したこと等により、営業収益は1,026億9千2百万円(前年同四半期970億1百万円、前年同四半期比5.9%増)、営業利益は210億7千6百万円(前年同四半期134億5千3百万円、前年同四半期比56.7%増)、事業利益は207億9千万円(前年同四半期134億5千4百万円、前年同四半期比54.5%増)、経常利益は197億8千1百万円(前年同四半期123億6千5百万円、前年同四半期比60.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は138億5千万円(前年同四半期80億8百万円、前年同四半期比73.0%増)となりました。
各セグメントの業績は以下の通りであります。
(a)ビル事業
当第1四半期連結累計期間におきましては、ビル賃貸収益は、一部商業施設やホテル等において新型コロナウイルス感染拡大の影響が見られたものの、「Hareza Tower」(東京都豊島区)の通期稼働等により、前年同四半期と同水準となりました。また、不動産売上は投資家向け物件売却が減少いたしました。
この結果、営業収益は287億5千8百万円(前年同四半期316億5千7百万円、前年同四半期比9.2%減)、営業利益は92億8千8百万円(前年同四半期91億5千7百万円、前年同四半期比1.4%増)、事業利益は93億2千5百万円(前年同四半期92億6千7百万円、前年同四半期比0.6%増)となりました。
(b)住宅事業
当第1四半期連結累計期間におきましては、住宅分譲において「Brillia Tower 西新」(福岡市早良区)、「SHINTO CITY(Ⅰ街区)」(さいたま市大宮区)等を売上に計上したほか、宅地等売上において、投資家向け物件売却として「Brillia ist 千駄ヶ谷」(東京都新宿区)、「Brillia ist 四谷本塩町」(東京都新宿区)等の賃貸マンションを売上に計上いたしました。
この結果、営業収益は578億9千8百万円(前年同四半期438億4千3百万円、前年同四半期比32.1%増)、営業利益及び事業利益は131億9千6百万円(前年同四半期47億5千6百万円、前年同四半期比177.4%増)となりました。
(c)アセットサービス事業
当第1四半期連結累計期間におきましては、仲介における取扱高が増加した一方で、アセットソリューションにおいて投資家向け物件売却による不動産売上が減少、駐車場運営において新型コロナウイルス感染拡大による影響等により稼働が低下した結果、営業収益は113億5千1百万円(前年同四半期148億9千6百万円、前年同四半期比23.8%減)、営業利益及び事業利益は8億1千3百万円(前年同四半期15億4千7百万円、前年同四半期比47.5%減)となりました。
(注)取得した不動産の付加価値を向上させて再販する買取再販業務を主に行っております。
(d)その他
当第1四半期連結累計期間におきましては、クオリティライフ事業において、前第4四半期連結会計期間に高齢者向け住宅の売却を行ったことに伴う当該物件における賃貸収益の剥落等により、営業収益は46億8千4百万円(前年同四半期66億3百万円、前年同四半期比29.1%減)、営業利益は2億3千8百万円(前年同四半期5億3千5百万円、前年同四半期比55.5%減)、事業損失は8千5百万円(前年同四半期 事業利益4億2千6百万円)となりました。
なお、当第1四半期連結会計期間より、一部組織再編を行い、「クオリティライフ事業」と「リゾート事業」を統合して「クオリティライフ事業」とする変更を行っております。前年同四半期の実績値については、新区分に組替えて表示しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は1兆6,730億6千7百万円となり、前連結会計年度末比で484億2千7百万円の増加となりました。これは、現金及び預金並びに投資有価証券の増加があったこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は1兆2,546億7百万円となり、前連結会計年度末比で290億9千6百万円の増加となりました。これは、有利子負債の増加があったこと等によるものであります。なお、有利子負債残高(リース債務除く)は1兆10億円となり、前連結会計年度末比で241億4百万円の増加となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は4,184億6千万円となり、前連結会計年度末比で193億3千万円の増加となりました。これは、利益剰余金並びにその他有価証券評価差額金の増加があったこと等によるものであります。
(2)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要は主に不動産の取得・開発資金であり、これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入や社債発行等により資金調達を行っております。また、当社及び主要な連結子会社は、キャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入することにより、各社の余剰資金を当社へ集約し、一元管理を行うことで、資金の効率化を図っております。
なお、財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載の通りであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた事項はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う2度目の緊急事態宣言の影響により経済活動が抑制されたことから、依然として厳しい状況にあり、先行きは不透明な状況となっております。
このような事業環境のもと、当第1四半期連結累計期間の連結業績につきましては、ビル事業及びアセットサービス事業における投資家向け物件売却が減少した一方で、住宅事業において投資家向け物件売却が増加したこと等により、営業収益は1,026億9千2百万円(前年同四半期970億1百万円、前年同四半期比5.9%増)、営業利益は210億7千6百万円(前年同四半期134億5千3百万円、前年同四半期比56.7%増)、事業利益は207億9千万円(前年同四半期134億5千4百万円、前年同四半期比54.5%増)、経常利益は197億8千1百万円(前年同四半期123億6千5百万円、前年同四半期比60.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は138億5千万円(前年同四半期80億8百万円、前年同四半期比73.0%増)となりました。
各セグメントの業績は以下の通りであります。
(a)ビル事業
当第1四半期連結累計期間におきましては、ビル賃貸収益は、一部商業施設やホテル等において新型コロナウイルス感染拡大の影響が見られたものの、「Hareza Tower」(東京都豊島区)の通期稼働等により、前年同四半期と同水準となりました。また、不動産売上は投資家向け物件売却が減少いたしました。
この結果、営業収益は287億5千8百万円(前年同四半期316億5千7百万円、前年同四半期比9.2%減)、営業利益は92億8千8百万円(前年同四半期91億5千7百万円、前年同四半期比1.4%増)、事業利益は93億2千5百万円(前年同四半期92億6千7百万円、前年同四半期比0.6%増)となりました。
区分 | 前第1四半期 | 当第1四半期 | ||||
数量等 | 営業収益 (百万円) | 数量等 | 営業収益 (百万円) | |||
ビル賃貸 | 建物賃貸面積 | 797,395㎡ | 18,686 | 建物賃貸面積 | 893,705㎡ | 18,487 |
(うち転貸面積 | 97,737㎡) | (うち転貸面積 | 96,678㎡) | |||
不動産売上 | 2件 | 4,275 | 1件 | 1,850 | ||
管理受託等 | - | 8,695 | - | 8,421 | ||
営業収益計 | - | 31,657 | - | 28,758 | ||
営業利益 | - | 9,157 | - | 9,288 | ||
事業利益 | - | 9,267 | - | 9,325 |
(b)住宅事業
当第1四半期連結累計期間におきましては、住宅分譲において「Brillia Tower 西新」(福岡市早良区)、「SHINTO CITY(Ⅰ街区)」(さいたま市大宮区)等を売上に計上したほか、宅地等売上において、投資家向け物件売却として「Brillia ist 千駄ヶ谷」(東京都新宿区)、「Brillia ist 四谷本塩町」(東京都新宿区)等の賃貸マンションを売上に計上いたしました。
この結果、営業収益は578億9千8百万円(前年同四半期438億4千3百万円、前年同四半期比32.1%増)、営業利益及び事業利益は131億9千6百万円(前年同四半期47億5千6百万円、前年同四半期比177.4%増)となりました。
区分 | 前第1四半期 | 当第1四半期 | ||||
数量等 | 営業収益 (百万円) | 数量等 | 営業収益 (百万円) | |||
住宅分譲 | 646戸 | 35,837 | 520戸 | 34,852 | ||
宅地等売上 | - | 1,655 | - | 15,336 | ||
住宅賃貸 | 建物賃貸面積 | 146,611㎡ | 1,315 | 建物賃貸面積 | 159,718㎡ | 1,489 |
マンション管理受託 | 管理戸数 | 95,401戸 | 3,041 | 管理戸数 | 97,152戸 | 3,501 |
その他 | - | 1,993 | - | 2,718 | ||
営業収益計 | - | 43,843 | - | 57,898 | ||
営業利益 | - | 4,756 | - | 13,196 | ||
事業利益 | - | 4,756 | - | 13,196 |
(c)アセットサービス事業
当第1四半期連結累計期間におきましては、仲介における取扱高が増加した一方で、アセットソリューションにおいて投資家向け物件売却による不動産売上が減少、駐車場運営において新型コロナウイルス感染拡大による影響等により稼働が低下した結果、営業収益は113億5千1百万円(前年同四半期148億9千6百万円、前年同四半期比23.8%減)、営業利益及び事業利益は8億1千3百万円(前年同四半期15億4千7百万円、前年同四半期比47.5%減)となりました。
区分 | 前第1四半期 | 当第1四半期 | ||||
数量等 | 営業収益 (百万円) | 数量等 | 営業収益 (百万円) | |||
仲介 | 259件 | 736 | 277件 | 1,032 | ||
アセットソリューション(注) | - | 7,958 | - | 4,480 | ||
賃貸管理等 | - | 1,122 | - | 1,134 | ||
駐車場運営 | 車室数 | 69,683室 | 5,078 | 車室数 | 74,366室 | 4,703 |
営業収益計 | - | 14,896 | - | 11,351 | ||
営業利益 | - | 1,547 | - | 813 | ||
事業利益 | - | 1,547 | - | 813 |
(注)取得した不動産の付加価値を向上させて再販する買取再販業務を主に行っております。
(d)その他
当第1四半期連結累計期間におきましては、クオリティライフ事業において、前第4四半期連結会計期間に高齢者向け住宅の売却を行ったことに伴う当該物件における賃貸収益の剥落等により、営業収益は46億8千4百万円(前年同四半期66億3百万円、前年同四半期比29.1%減)、営業利益は2億3千8百万円(前年同四半期5億3千5百万円、前年同四半期比55.5%減)、事業損失は8千5百万円(前年同四半期 事業利益4億2千6百万円)となりました。
なお、当第1四半期連結会計期間より、一部組織再編を行い、「クオリティライフ事業」と「リゾート事業」を統合して「クオリティライフ事業」とする変更を行っております。前年同四半期の実績値については、新区分に組替えて表示しております。
区分 | 前第1四半期 | 当第1四半期 | ||||
営業収益 (百万円) | 営業収益 (百万円) | |||||
クオリティライフ事業 | 5,031 | 3,617 | ||||
その他 | 1,571 | 1,067 | ||||
営業収益計 | 6,603 | 4,684 | ||||
営業利益 | 535 | 238 | ||||
事業利益又は損失(△) | 426 | △85 |
② 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は1兆6,730億6千7百万円となり、前連結会計年度末比で484億2千7百万円の増加となりました。これは、現金及び預金並びに投資有価証券の増加があったこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は1兆2,546億7百万円となり、前連結会計年度末比で290億9千6百万円の増加となりました。これは、有利子負債の増加があったこと等によるものであります。なお、有利子負債残高(リース債務除く)は1兆10億円となり、前連結会計年度末比で241億4百万円の増加となりました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は4,184億6千万円となり、前連結会計年度末比で193億3千万円の増加となりました。これは、利益剰余金並びにその他有価証券評価差額金の増加があったこと等によるものであります。
(2)資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金需要は主に不動産の取得・開発資金であり、これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入や社債発行等により資金調達を行っております。また、当社及び主要な連結子会社は、キャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入することにより、各社の余剰資金を当社へ集約し、一元管理を行うことで、資金の効率化を図っております。
なお、財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載の通りであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた事項はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。