有価証券報告書-第37期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/23 15:00
【資料】
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【項目】
101項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

本項における将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積もり
当社グループの連結財務諸表及び財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積もりを必要とします。経営者は、これらの見積もりについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積もり特有の不確実性があるため、これらの見積もりと異なる場合があります。
(2) 財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の資産合計は、277,943百万円となり、前連結会計年度末比56,254百万円の増加となりました。これは、オフィスビル取得等により有形固定資産及び無形固定資産が前連結会計年度末比58,967百万円増加した一方で、住宅分譲等により販売用不動産が前連結会計年度末比1,410百万円減少したこと等によるものです。賃貸等不動産(賃貸オフィスビル等)の当連結会計年度末の連結貸借対照表計上額は209,742百万円、時価は247,737百万円となっております。なお、自ら運営するホテル及びゴルフ場の当連結会計年度末の連結貸借対照表計上額は39,844百万円、時価は47,824百万円となっております。
当連結会計年度末の負債合計は、244,569百万円となり、前連結会計年度末比53,994百万円の増加となりました。なお、当連結会計年度末の借入金残高は前連結会計年度末比48,001百万円増加いたしました。
当連結会計年度末の純資産合計は、33,374百万円となり、前連結会計年度末比2,259百万円の増加となりました。これは、利益剰余金が2,086百万円増加したこと等によるものです。
②キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益5,244百万円、非資金項目である減価償却費3,674百万円、受入敷金保証金の増加2,215百万円、たな卸資産の減少1,653百万円等による資金の増加があった一方、法人税等の支払い1,332百万円等がありました。この結果14,124百万円の資金の増加(前連結会計年度比9,502百万円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産・無形固定資産の取得による支出62,745百万円等がありました。この結果60,985百万円の資金の減少(前連結会計年度比717百万円の増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出37,006百万円がある一方、主に有形固定資産・無形固定資産取得のための長期借入れによる収入84,056百万円等がありました。この結果46,948百万円の資金の増加(前連結会計年度比10,299百万円の減少)となりました。
(3) 経営成績の分析
① 売上高及び営業利益
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度比7,054百万円増加の21,930百万円となり、営業利益は、前連結会計年度比1,949百万円増加の6,905百万円となりました。これは、主に不動産事業において、既存物件の賃料引き下げ、退去の防遏に努めつつ、新規入居の獲得にも注力したこと、さらに国内外の新規取得物件が寄与したことに加え、住宅分譲等により営業利益が増加しました。
なお、セグメントごとの売上高と営業利益の概況については、「1.業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
② 営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度比60百万円増加の362百万円となりました。
また、営業外費用は、前連結会計年度比150百万円減少の1,539百万円となりました。これは、調達金利の低下により、支払利息が減少したこと等によるものです。
この結果、当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度比2,160百万円増加の5,727百万円となりました。
③ 特別損益及び税金等調整前当期純利益
当連結会計年度は、固定資産除却関連損439百万円の計上等により、特別損益は483百万円の純損失となり、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度比1,891百万円増加の5,244百万円となりました。
④ 法人税等(法人税等調整額を含む。)及び当期純利益
当連結会計年度の法人税等は、前連結会計年度の1,253百万円に対し2,165百万円となり、当連結会計年度の当期純利益は、前連結会計年度比979百万円増加の3,078百万円となりました。