四半期報告書-第203期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつある中、まん延防止等重点措置が解除されたことを受けて個人消費は持ち直しの動きが見られるものの、海外情勢の緊迫化や円安の進展により、資源価格や物価の上昇が見られ、引き続き先行きが不透明な状況で推移いたしました。
当社グループにおきましても、コストコントロールを主体とした事業構造改革を通じて、強靭な経営体質の構築を進めるとともに、感染症対策を継続しながら消費の回復度合いに応じた事業を推進いたしました。
当第1四半期連結累計期間の連結業績は、営業収益は139,026百万円(前年同期比24.2%増)、営業利益は14,328百万円(前年同期比187.4%増)、経常利益は14,364百万円(前年同期比128.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,008百万円(前年同期比223.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当社グループでは、「事業構造改革と事業推進体制の見直し」の一環として、グループ会社の機能強化と効率化を目的に連結子会社を再編したことに伴い、当第1四半期連結会計期間より、セグメントの区分を変更しております。これにより、前年同期比較については、変更後の区分にもとづいて記載しております。
(運輸事業)
鉄道業におきまして、当社では、安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指して、様々な取組みを進めております。
安全面では、竹ノ塚駅付近、清水公園~梅郷間、とうきょうスカイツリー駅付近及び春日部駅付近において高架化工事を推進いたしました。また、ホーム上の安全対策として、竹ノ塚駅のホームドアを使用開始し、安全性向上をはかりました。さらに、獨協大学前<草加松原>駅及び越谷駅2・3番ホームへの設置に向けた準備工事を推進いたしました。
営業面では、時差出勤等の通勤スタイルの多様化に対応するとともに、ご利用が集中するピーク時間帯の分散を図り混雑の平準化を目指すため、東武線のPASMO通勤定期券ご利用のお客様がピーク時間帯を避けて乗車するとマイルがたまる「オフピークマイル」サービスの社会実験を開始いたしました。また、徹底した経費節減の取組みにより固定費の削減に努め、厳しい事業環境下においても安定した利益を確保できる体制を構築すべく、業務内容の抜本的な見直しとデジタル技術の活用等による事業構造改革に取り組んでおります。
バス・タクシー業におきまして、東武バスグループでは、スマートフォンからキャッシュレスで川越エリアの一日乗車券や日光エリアのフリーパスを購入いただけるサービスを開始し、お客様の利便性向上をはかりました。
運輸事業全体としては、営業収益は47,211百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は6,458百万円(前年同期比36.0%増)となりました。
(レジャー事業)
スカイツリー業におきまして、「東京スカイツリー®」では、開業10周年記念の祭典として歌舞伎俳優による口上と「にらみ」を地上634mの東京スカイツリー頂上部で披露し、多くのメディアに取り上げられるなど、話題性の創出に努めました。また、同じく10周年を迎える人気アニメとのコラボレーションイベントを開催し、誘客をはかりました。
ホテル業におきまして、全国的な行動制限の緩和に伴い観光需要の回復の兆しが見られる中で、当社及び㈱東武ホテルマネジメント等では、観光促進施策「県民割」への参画や、東武グループホテルの宿泊券やレストラン食事券が当たる「ホテルガチャ」の再販等により誘客に努めました。
旅行業におきまして、東武トップツアーズ㈱では、旅行需要が低迷する中、自治体等の各種感染防止対策事業や認証事業を受託するなど旅行販売以外の事業拡大により増収に努めました。
遊園地・観光業におきまして、「東武動物公園」では、人気アニメとのコラボレーション企画によるオリジナルグッズの販売等により誘客に努めたほか、「東武ワールドスクウェア」では、園内飲食店舗をリニューアルオープンさせ、増収に努めました。
レジャー事業全体としては、営業収益は36,956百万円(前年同期比151.9%増)、営業利益は4,777百万円(前年同期は1,770百万円の営業損失)となりました。
(不動産事業)
スカイツリータウン業におきまして、「東京ソラマチ®」では、開業10周年を迎え、開業期から続けて実施している大道芸の10周年フェスティバルや、お得な商品が詰まった期間限定のハッピーバッグの販売等、様々な記念企画を実施し、誘客に努めました。
不動産賃貸業におきまして、当社では、蒲生駅前に総戸数112戸の賃貸マンション「ソライエアイル越谷蒲生」を完成させました。居室内(一部除く)にワークスペースを設置し、共用スペースにはラウンジを設け、働く世代の多彩なライフスタイルをサポートいたします。また、「住みやすい東武沿線」を目指し、働く子育て世代を支援するため沿線の当社所有地に保育施設・学童施設の誘致を進めており、ソライエ清水公園アーバンパークタウン内に認可保育園を開設いたしました。さらに、新古河駅前の当社所有地に、貸し農園事業のノウハウを持つ㈱アグリメディアが展開する滞在型貸し農園「畑住処(はたすみか)」の第一号農園を誘致し、農のある2拠点生活の実現をはかりました。
不動産分譲業におきまして、当社では、沿線価値向上と沿線定住人口増加を目的として、分譲マンション「ソライエシティ ザ・パーク/ザ・ガーデン」(草加市)を販売したほか、南栗橋駅前エリア(久喜市)において産官学連携による次世代の街づくりを推進するプロジェクト「BRIDGE LIFE Platform 南栗橋」の街びらきを行いました。
不動産事業全体としては、営業収益は11,780百万円(前年同期比3.3%減)、営業利益は3,062百万円(前年同期比7.5%減)となりました。
(流通事業)
百貨店業におきまして、㈱東武百貨店では、開店60周年を迎える池袋店において、催事企画を充実させ、「昭和レトロな世界展」では開店当時など、昭和を振り返った思い出の商品の展示や復刻グルメの販売等により、誘客に努めました。また、㈱東武宇都宮百貨店では、開店20周年を迎える大田原店において、テナント「ニトリ」をオープンさせ、新たな顧客開拓や安定収入の確保に努めました。
そのほか、事業構造改革の一環として、リテール事業及び商社機能を統合するグループ事業の再編を行い、競争力の強化や新事業展開による事業拡大に向けた体制を整えました。
流通事業全体としては、営業収益は41,150百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は150百万円(前年同期は1,551百万円の営業損失)となりました。
(その他事業)
建設業におきまして、東武建設㈱では、箱根町においてホテルのリニューアル工事を、東武谷内田建設㈱では、豊島区等において路面電車の軌道工事を、東武緑地㈱では、三郷市において商店街区の環境整備工事をそれぞれ進めました。
そのほか、東武ビルマネジメント㈱では、草加市においてマンション内商業施設の設備管理・警備・清掃業務を受注するなど増収に努めました。
その他事業全体としては、営業収益は16,690百万円(前年同期比16.2%減)、営業損失は110百万円(前年同期は270百万円の営業利益)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、売掛金の増加等により1,690,343百万円となり、前連結会計年度末と比べ487百万円(前期比0.0%増)の増加となりました。
負債は、有利子負債の減少等により1,222,233百万円となり、前連結会計年度末と比べ8,403百万円(前期比0.7%減)の減少となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により468,110百万円となり、前連結会計年度末と比べ8,891百万円(前期比1.9%増)の増加となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつある中、まん延防止等重点措置が解除されたことを受けて個人消費は持ち直しの動きが見られるものの、海外情勢の緊迫化や円安の進展により、資源価格や物価の上昇が見られ、引き続き先行きが不透明な状況で推移いたしました。
当社グループにおきましても、コストコントロールを主体とした事業構造改革を通じて、強靭な経営体質の構築を進めるとともに、感染症対策を継続しながら消費の回復度合いに応じた事業を推進いたしました。
当第1四半期連結累計期間の連結業績は、営業収益は139,026百万円(前年同期比24.2%増)、営業利益は14,328百万円(前年同期比187.4%増)、経常利益は14,364百万円(前年同期比128.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,008百万円(前年同期比223.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当社グループでは、「事業構造改革と事業推進体制の見直し」の一環として、グループ会社の機能強化と効率化を目的に連結子会社を再編したことに伴い、当第1四半期連結会計期間より、セグメントの区分を変更しております。これにより、前年同期比較については、変更後の区分にもとづいて記載しております。
(運輸事業)
鉄道業におきまして、当社では、安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指して、様々な取組みを進めております。
安全面では、竹ノ塚駅付近、清水公園~梅郷間、とうきょうスカイツリー駅付近及び春日部駅付近において高架化工事を推進いたしました。また、ホーム上の安全対策として、竹ノ塚駅のホームドアを使用開始し、安全性向上をはかりました。さらに、獨協大学前<草加松原>駅及び越谷駅2・3番ホームへの設置に向けた準備工事を推進いたしました。
営業面では、時差出勤等の通勤スタイルの多様化に対応するとともに、ご利用が集中するピーク時間帯の分散を図り混雑の平準化を目指すため、東武線のPASMO通勤定期券ご利用のお客様がピーク時間帯を避けて乗車するとマイルがたまる「オフピークマイル」サービスの社会実験を開始いたしました。また、徹底した経費節減の取組みにより固定費の削減に努め、厳しい事業環境下においても安定した利益を確保できる体制を構築すべく、業務内容の抜本的な見直しとデジタル技術の活用等による事業構造改革に取り組んでおります。
バス・タクシー業におきまして、東武バスグループでは、スマートフォンからキャッシュレスで川越エリアの一日乗車券や日光エリアのフリーパスを購入いただけるサービスを開始し、お客様の利便性向上をはかりました。
運輸事業全体としては、営業収益は47,211百万円(前年同期比10.9%増)、営業利益は6,458百万円(前年同期比36.0%増)となりました。
(レジャー事業)
スカイツリー業におきまして、「東京スカイツリー®」では、開業10周年記念の祭典として歌舞伎俳優による口上と「にらみ」を地上634mの東京スカイツリー頂上部で披露し、多くのメディアに取り上げられるなど、話題性の創出に努めました。また、同じく10周年を迎える人気アニメとのコラボレーションイベントを開催し、誘客をはかりました。
ホテル業におきまして、全国的な行動制限の緩和に伴い観光需要の回復の兆しが見られる中で、当社及び㈱東武ホテルマネジメント等では、観光促進施策「県民割」への参画や、東武グループホテルの宿泊券やレストラン食事券が当たる「ホテルガチャ」の再販等により誘客に努めました。
旅行業におきまして、東武トップツアーズ㈱では、旅行需要が低迷する中、自治体等の各種感染防止対策事業や認証事業を受託するなど旅行販売以外の事業拡大により増収に努めました。
遊園地・観光業におきまして、「東武動物公園」では、人気アニメとのコラボレーション企画によるオリジナルグッズの販売等により誘客に努めたほか、「東武ワールドスクウェア」では、園内飲食店舗をリニューアルオープンさせ、増収に努めました。
レジャー事業全体としては、営業収益は36,956百万円(前年同期比151.9%増)、営業利益は4,777百万円(前年同期は1,770百万円の営業損失)となりました。
(不動産事業)
スカイツリータウン業におきまして、「東京ソラマチ®」では、開業10周年を迎え、開業期から続けて実施している大道芸の10周年フェスティバルや、お得な商品が詰まった期間限定のハッピーバッグの販売等、様々な記念企画を実施し、誘客に努めました。
不動産賃貸業におきまして、当社では、蒲生駅前に総戸数112戸の賃貸マンション「ソライエアイル越谷蒲生」を完成させました。居室内(一部除く)にワークスペースを設置し、共用スペースにはラウンジを設け、働く世代の多彩なライフスタイルをサポートいたします。また、「住みやすい東武沿線」を目指し、働く子育て世代を支援するため沿線の当社所有地に保育施設・学童施設の誘致を進めており、ソライエ清水公園アーバンパークタウン内に認可保育園を開設いたしました。さらに、新古河駅前の当社所有地に、貸し農園事業のノウハウを持つ㈱アグリメディアが展開する滞在型貸し農園「畑住処(はたすみか)」の第一号農園を誘致し、農のある2拠点生活の実現をはかりました。
不動産分譲業におきまして、当社では、沿線価値向上と沿線定住人口増加を目的として、分譲マンション「ソライエシティ ザ・パーク/ザ・ガーデン」(草加市)を販売したほか、南栗橋駅前エリア(久喜市)において産官学連携による次世代の街づくりを推進するプロジェクト「BRIDGE LIFE Platform 南栗橋」の街びらきを行いました。
不動産事業全体としては、営業収益は11,780百万円(前年同期比3.3%減)、営業利益は3,062百万円(前年同期比7.5%減)となりました。
(流通事業)
百貨店業におきまして、㈱東武百貨店では、開店60周年を迎える池袋店において、催事企画を充実させ、「昭和レトロな世界展」では開店当時など、昭和を振り返った思い出の商品の展示や復刻グルメの販売等により、誘客に努めました。また、㈱東武宇都宮百貨店では、開店20周年を迎える大田原店において、テナント「ニトリ」をオープンさせ、新たな顧客開拓や安定収入の確保に努めました。
そのほか、事業構造改革の一環として、リテール事業及び商社機能を統合するグループ事業の再編を行い、競争力の強化や新事業展開による事業拡大に向けた体制を整えました。
流通事業全体としては、営業収益は41,150百万円(前年同期比11.5%増)、営業利益は150百万円(前年同期は1,551百万円の営業損失)となりました。
(その他事業)
建設業におきまして、東武建設㈱では、箱根町においてホテルのリニューアル工事を、東武谷内田建設㈱では、豊島区等において路面電車の軌道工事を、東武緑地㈱では、三郷市において商店街区の環境整備工事をそれぞれ進めました。
そのほか、東武ビルマネジメント㈱では、草加市においてマンション内商業施設の設備管理・警備・清掃業務を受注するなど増収に努めました。
その他事業全体としては、営業収益は16,690百万円(前年同期比16.2%減)、営業損失は110百万円(前年同期は270百万円の営業利益)となりました。
(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、売掛金の増加等により1,690,343百万円となり、前連結会計年度末と比べ487百万円(前期比0.0%増)の増加となりました。
負債は、有利子負債の減少等により1,222,233百万円となり、前連結会計年度末と比べ8,403百万円(前期比0.7%減)の減少となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により468,110百万円となり、前連結会計年度末と比べ8,891百万円(前期比1.9%増)の増加となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。