有価証券報告書-第99期(平成29年1月1日-平成30年3月31日)
当社は、2017年3月24日の第98回定時株主総会の決議により、事業年度を従来の「1月1日から12月31日まで」から「4月1日から3月31日」に変更いたしました。これにより、当第99期事業年度が2017年1月1日から2018年3月31日までの15ヶ月となったため、当期の事業報告においては業績に関する前期比増減の記載を省略しておりますので、ご了承くださいますようお願い申しあげます。
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度(2017年1月1日から2018年3月31日まで)におけるわが国経済は、不安定な海外情勢による景気への影響が懸念されましたが、企業収益や雇用情勢の改善により、景気は緩やかな回復基調が続きました。
京都のホテル業界におきましては、新規ホテルの開業や既存ホテルの改装、民泊の広がりなど競争環境は一段と厳しさを増しておりますが、アジアを中心とした訪日外国人客の増加傾向を背景に、宿泊需要は引き続き堅調に推移いたしました。
こうした環境下、当社におきましては、中期経営計画(2016年12月期からの3ヶ年度)の実現に向けて、諸施策に取り組んでまいりました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ418百万円減少し、18,280百万円、負債は、前事業年度末に比べ701百万円減少し、15,956百万円、純資産は、前事業年度末に比べ282百万円増加し、2,323百万円となりました。
b.経営成績
当事業年度の売上高は12,715百万円となりました。
収益面におきましては、営業利益は566百万円、経常利益は323百万円、当期純利益は269百万円となりました。
なお、セグメント別の経営成績につきましては、当社は宿泊・料理飲食・宴会等を中心とするホテル経営及びホテル付随業務を事業内容としており、経営資源の配分の決定及び業績評価は当社全体で行っていること等により分かれていない事から、ホテル部門別の売上状況についてご報告いたします。
(宿泊部門)
京都ホテルオークラにおきましては、インターネット経由の日本人・外国人がともに堅調に推移したことにより、販売単価は1.8%上昇、売上高は堅調に推移いたしました。
からすま京都ホテルにおきましても、インターネット経由の予約が増加、客室稼働率は前事業年度を若干下回ったものの、客室改装に伴う単価の上昇もあいまって、売上高は順調に推移いたしました。
これらの結果、宿泊部門全体の売上高は4,521百万円となりました。
(宴会部門)
京都ホテルオークラでは、メイン宴会場「暁雲」の2ヶ月に亘る改装工事による休業と、改装後の宴会受注の下振れにより計画を下回る結果となりました。一般宴会は、件数獲得が伸び悩み、単価も減少したことで従来の売上水準を下回る結果となりました。また、婚礼宴会におきましても、前事業年度に比べ単価は上回りましたが、獲得件数の下振れにより、事業年度を通して厳しい状況に終始しました。
一方、からすま京都ホテルでは、大型宴会の受注、閑散期対策の一環として実施いたしましたイベントも好調に推移したことにより、売上高も順調に推移いたしました。
この結果、宴会部門全体の売上高は3,962百万円となりました。
(レストラン部門)
京都ホテルオークラの館内レストランでは、グランドメニューの料金改定で客単価アップに成功した鉄板焼「ときわ」や宿泊のインバウンド効果により客数増となったトップラウンジ「オリゾンテ」、そして閑散期対策として企画を展開したテラスレストラン「ベルカント」が好調に推移しました。一方、エントランスのバリアフリー工事のため臨時休業した京料理「入舟」や客数減少となったカフェ「レックコート」が大きく減収となったことにより、売上水準は減少いたしました。
また、館外レストランでは、京都ホテルオークラ別邸「粟田山荘」においてエージェント経由のグループ利用が低調だったことより売上は伸び悩みました。なお、前事業年度に不採算店舗の閉鎖を実施したことも売上高の低調要因となったものの、収支の面では大きく業績に貢献いたしました。
からすま京都ホテルでは、中国料理「桃李」、お食事処「入舟」で団体の個室利用が堅調に推移し売上高は順調に推移いたしました。
この結果、レストラン部門全体の売上高は3,574百万円となりました。
(その他部門)
その他部門の売上高は656百万円となりました。
主な事業はフィットネスクラブ、テナント収入等であり、安定した収益を計上しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、長期借入金の返済などにより前事業年度末に比べ148百万円減少し、当事業年度末には1,363百万円となりました。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は1,469百万円となりました。これは利息の支払いが302百万円あったものの、減価償却費が1,053百万円などがあったことによるものです。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は499百万円となりました。これは有形固定資産の取得が489百万円などあったことによるものです。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は1,118百万円となりました。これは主に長期借入金等の返済額が1,038百万円あったことによるものです。
③ 生産、受注及び販売の状況
a. 収容能力及び収容実績
(イ)京都ホテルオークラ
(ロ)からすま京都ホテル
(注) 収容能力の内容は下記の基準により算出したものであります。
1 客室は部屋数に営業日数を乗じて算出しております。
2 食堂は椅子数に営業日数を乗じて算出しております。
3 宴会は正餐形式による椅子数に営業日数を乗じて算出しております。
b. 販売実績
(注) 1 受注生産は行っておりません。
2 上記金額には、消費税等は含んでおりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社は過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積りの特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ418百万円減少し、18,280百万円となりました。これは主に有形固定資産の減価償却などによるものです。
負債は、前事業年度末に比べ701百万円減少し、15,956百万円となりました。これは主に長期借入金等の返済が1,038百万円などがあったことによります。
純資産は、前事業年度末に比べ282百万円増加し、2,323百万円となりました。これは主に増益により利益剰余金が236百万円増加したことなどによります。
b.経営成績の分析
営業施策として、課題でありました閑散期の売上対策、海外を中心とした団体客の取り込み、季節限定商品の営業強化、創立記念日にちなんだイベント企画など努めてまいりました結果、当事業年度の売上高は12,715百万円となりました。
一方、収益面におきましては、引き続き原価管理の強化、業務全般の効率化による諸経費の削減に努めましたことに加え、不採算店舗の撤退効果もあいまって、営業利益は566百万円となりました。
また、前年度に実施いたしましたシンジケートローンのリファイナンスに伴う金融費用削減効果により、経常利益は323百万円、当期純利益は269百万円となりました。
c.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度(2017年1月1日から2018年3月31日まで)におけるわが国経済は、不安定な海外情勢による景気への影響が懸念されましたが、企業収益や雇用情勢の改善により、景気は緩やかな回復基調が続きました。
京都のホテル業界におきましては、新規ホテルの開業や既存ホテルの改装、民泊の広がりなど競争環境は一段と厳しさを増しておりますが、アジアを中心とした訪日外国人客の増加傾向を背景に、宿泊需要は引き続き堅調に推移いたしました。
こうした環境下、当社におきましては、中期経営計画(2016年12月期からの3ヶ年度)の実現に向けて、諸施策に取り組んでまいりました。
この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ418百万円減少し、18,280百万円、負債は、前事業年度末に比べ701百万円減少し、15,956百万円、純資産は、前事業年度末に比べ282百万円増加し、2,323百万円となりました。
b.経営成績
当事業年度の売上高は12,715百万円となりました。
収益面におきましては、営業利益は566百万円、経常利益は323百万円、当期純利益は269百万円となりました。
なお、セグメント別の経営成績につきましては、当社は宿泊・料理飲食・宴会等を中心とするホテル経営及びホテル付随業務を事業内容としており、経営資源の配分の決定及び業績評価は当社全体で行っていること等により分かれていない事から、ホテル部門別の売上状況についてご報告いたします。
(宿泊部門)
京都ホテルオークラにおきましては、インターネット経由の日本人・外国人がともに堅調に推移したことにより、販売単価は1.8%上昇、売上高は堅調に推移いたしました。
からすま京都ホテルにおきましても、インターネット経由の予約が増加、客室稼働率は前事業年度を若干下回ったものの、客室改装に伴う単価の上昇もあいまって、売上高は順調に推移いたしました。
これらの結果、宿泊部門全体の売上高は4,521百万円となりました。
(宴会部門)
京都ホテルオークラでは、メイン宴会場「暁雲」の2ヶ月に亘る改装工事による休業と、改装後の宴会受注の下振れにより計画を下回る結果となりました。一般宴会は、件数獲得が伸び悩み、単価も減少したことで従来の売上水準を下回る結果となりました。また、婚礼宴会におきましても、前事業年度に比べ単価は上回りましたが、獲得件数の下振れにより、事業年度を通して厳しい状況に終始しました。
一方、からすま京都ホテルでは、大型宴会の受注、閑散期対策の一環として実施いたしましたイベントも好調に推移したことにより、売上高も順調に推移いたしました。
この結果、宴会部門全体の売上高は3,962百万円となりました。
(レストラン部門)
京都ホテルオークラの館内レストランでは、グランドメニューの料金改定で客単価アップに成功した鉄板焼「ときわ」や宿泊のインバウンド効果により客数増となったトップラウンジ「オリゾンテ」、そして閑散期対策として企画を展開したテラスレストラン「ベルカント」が好調に推移しました。一方、エントランスのバリアフリー工事のため臨時休業した京料理「入舟」や客数減少となったカフェ「レックコート」が大きく減収となったことにより、売上水準は減少いたしました。
また、館外レストランでは、京都ホテルオークラ別邸「粟田山荘」においてエージェント経由のグループ利用が低調だったことより売上は伸び悩みました。なお、前事業年度に不採算店舗の閉鎖を実施したことも売上高の低調要因となったものの、収支の面では大きく業績に貢献いたしました。
からすま京都ホテルでは、中国料理「桃李」、お食事処「入舟」で団体の個室利用が堅調に推移し売上高は順調に推移いたしました。
この結果、レストラン部門全体の売上高は3,574百万円となりました。
(その他部門)
その他部門の売上高は656百万円となりました。
主な事業はフィットネスクラブ、テナント収入等であり、安定した収益を計上しております。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、長期借入金の返済などにより前事業年度末に比べ148百万円減少し、当事業年度末には1,363百万円となりました。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果得られた資金は1,469百万円となりました。これは利息の支払いが302百万円あったものの、減価償却費が1,053百万円などがあったことによるものです。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果使用した資金は499百万円となりました。これは有形固定資産の取得が489百万円などあったことによるものです。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果使用した資金は1,118百万円となりました。これは主に長期借入金等の返済額が1,038百万円あったことによるものです。
③ 生産、受注及び販売の状況
a. 収容能力及び収容実績
(イ)京都ホテルオークラ
| 区分 | 第99期 (2017年1月1日~2018年3月31日) | |||
| 室数 | 収容能力 | 収容実績 | 利用率 | |
| 客室 | 室 322 | 室 146,510 | 室 129,186 | % 88.18 |
| 食堂 | 室 11 | 名 350,076 | 名 631,702 | 回転 1.80 |
| 宴会 | 室 13 | 名 892,970 | 名 281,279 | 回転 0.31 |
(ロ)からすま京都ホテル
| 区分 | 第99期 (2017年1月1日~2018年3月31日) | |||
| 室数 | 収容能力 | 収容実績 | 利用率 | |
| 客室 | 室 231 | 室 107,709 | 室 89,851 | % 83.42 |
| 食堂 | 室 3 | 名 97,370 | 名 95,983 | 回転 0.99 |
| 宴会 | 室 4 | 名 322,090 | 名 169,576 | 回転 0.53 |
(注) 収容能力の内容は下記の基準により算出したものであります。
1 客室は部屋数に営業日数を乗じて算出しております。
2 食堂は椅子数に営業日数を乗じて算出しております。
3 宴会は正餐形式による椅子数に営業日数を乗じて算出しております。
b. 販売実績
| 区分 | 当事業年度 (自 2017年1月1日 至 2018年3月31日) | |
| 金額(千円) | 構成比(%) | |
| 宿泊部門 | 4,521,925 | 35.6 |
| 宴会部門 | 3,962,224 | 31.1 |
| レストラン部門 | 3,574,472 | 28.1 |
| その他部門 | 656,396 | 5.2 |
| 合計 | 12,715,019 | 100.0 |
(注) 1 受注生産は行っておりません。
2 上記金額には、消費税等は含んでおりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社は過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積りの特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
当事業年度末の総資産は、前事業年度末に比べ418百万円減少し、18,280百万円となりました。これは主に有形固定資産の減価償却などによるものです。
負債は、前事業年度末に比べ701百万円減少し、15,956百万円となりました。これは主に長期借入金等の返済が1,038百万円などがあったことによります。
純資産は、前事業年度末に比べ282百万円増加し、2,323百万円となりました。これは主に増益により利益剰余金が236百万円増加したことなどによります。
b.経営成績の分析
営業施策として、課題でありました閑散期の売上対策、海外を中心とした団体客の取り込み、季節限定商品の営業強化、創立記念日にちなんだイベント企画など努めてまいりました結果、当事業年度の売上高は12,715百万円となりました。
一方、収益面におきましては、引き続き原価管理の強化、業務全般の効率化による諸経費の削減に努めましたことに加え、不採算店舗の撤退効果もあいまって、営業利益は566百万円となりました。
また、前年度に実施いたしましたシンジケートローンのリファイナンスに伴う金融費用削減効果により、経常利益は323百万円、当期純利益は269百万円となりました。
c.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。