四半期報告書-第155期第3四半期(令和2年9月1日-令和2年11月30日)
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により経済活動の制約が強まり、景気が急速に悪化しました。個人消費については、緊急事態宣言の解除後、持ち直しの動きがみられたものの、感染が再拡大する傾向にあるなど、景気の先行きは極めて不透明な状況で推移しました。
このような状況下、当企業グループはより一層の効率化を図るとともに、本格的な事業再開に向けた環境整備に努めて参りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高36,723百万円(前年同期比50.2%減)、営業損失3,732百万円(前年同期は営業利益3,840百万円)、経常損失4,100百万円(前年同期は経常利益3,557百万円)となり、特別損失5,292百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は9,827百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,275百万円)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。なお、当社の組織変更に伴い、当企業グループにおける経営管理体制を再検討した結果、第1四半期連結会計期間よりセグメントの区分を変更しております。従来「その他」に区分しておりました音楽著作権の利用開発・許諾等を「映像関連事業」に、舞台衣裳の製作・販売・賃貸、演劇舞台の大道具・小道具・音響の製作・販売等を「演劇事業」にそれぞれ変更しております。このため、前年同期との比較については、セグメント変更後の数値に組み替えて比較を行っております。
(映像関連事業)
配給は、3月公開の「Fukushima 50」は、映画館の休館の影響を受ける厳しい状況での公開となりましたが、営業再開後にも上映する映画館が多く、長期間に渡る上映となりました。8月公開の「事故物件 恐い間取り」は若年層を中心に幅広い層に支持され大ヒットとなりました。9月公開の京都アニメーションの最新作「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」もロングラン上映となる大ヒットを記録しました。
興行は、㈱松竹マルチプレックスシアターズにおいて、6月以降、感染予防対策のガイドラインに従い、席数を制限し、場内の換気、サーモグラフィーによるお客様の体温確認、アルコール消毒液の設置等、万全な感染防止対策を行った上で、営業を再開いたしました。7月以降は、徐々にではありますがお客様が映画館に戻りつつあり、10月には「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットにより高稼働いたしました。
テレビ制作、映像ソフト、テレビ放映権販売は、堅調に推移いたしました。
CS放送事業等は、松竹ブロードキャスティング㈱において、競合となるインターネット動画配信サービスが、コロナ禍による巣ごもり需要のため勢いを増しており、多チャンネル放送市場はますます厳しい状況を迎えておりますが、特色のある番組編成を強化することで、収益確保に努めました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は22,640百万円(前年同期比46.1%減)、セグメント損失は2,145百万円(前年同期はセグメント利益2,033百万円)となりました。
(演劇事業)
松竹直営劇場では、引き続き50パーセント以下での客席使用率を維持し、お客様の安全、安心に配慮した興行を行って参りました。
歌舞伎座は、3月から7月まで公演中止となりましたが、「三月大歌舞伎」を無観客で映像収録し、動画共有サイトで無料配信をし、好評を博しました。5月から7月に予定していた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行」は延期となりました。「八月花形歌舞伎」から感染予防対策のガイドラインに従い、万全の体制のもと、初の四部制として、公演を再開いたしました。「九月大歌舞伎」「十月大歌舞伎」及び11月の「吉例顔見世大歌舞伎」につきましても引き続き四部制公演、各部毎の座席消毒等の感染予防対策を徹底して千穐楽まで感染者を出すことなく、興行を打上げることが出来ました。
新橋演舞場は、10月に7ヶ月ぶりにお客様をお迎えしました。公演中止となりました「滝沢歌舞伎 ZERO 2020」を映画化した「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie 特別上映」及び「虎者 NINJAPAN 2020」は即日完売となる好成績を上げました。11月には大竹しのぶ主演の「女の一生」が上演され、無事に全ての公演を行えることが出来ました。
大阪松竹座は、8月に、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、関西ジャニーズJr.による無観客でのライブ生配信を行い、大きな反響を呼びました。10月は「紅ゆずる トークショー in 大阪松竹座」「GOEMON抄」、11月は「OSKだよ全員集合!OSK日本歌劇団Memorial Show & Premium Talk」をそれぞれ短期上演し好評でした。
南座は、3月にスーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」を無観客で映像収録し、動画共有サイトで無料配信をし、好評を博しました。10月の「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie 特別上映」は即日完売となる好成績を上げました。11月はTVアニメ「鬼滅の刃」と「歌舞伎」が初めてコラボレーションしたイベント「鬼滅の刃」×「京都南座 歌舞伎ノ舘」が大きな話題となりました。
受託製作は、10月に名古屋御園座で「錦秋御園座歌舞伎」、11月に福岡博多座で「市川海老蔵特別公演」を上演し、それぞれ好評を博しました。
シネマ歌舞伎は、緊急事態宣言解除後の映画館の再開に伴い、月イチ歌舞伎2020の上映を開始し、10月に新作「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」を公開いたしました。
METライブビューイングは8月から9月にかけて夏のアンコール上映を4都市で開催しました。2020-21シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響にてニューヨークでの全公演が中止となり、METライブビューイングの上映も中止となりました。
インターネットを利用した映像配信では、「図夢歌舞伎」が話題となったほか、「歌舞伎夜話」「紀尾井町夜話」がシリーズ化され好評を博しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,408百万円(前年同期比79.4%減)、セグメント損失は2,717百万円(前年同期はセグメント利益365百万円)となりました。
(不動産事業)
不動産賃貸は、歌舞伎座タワー、築地松竹ビル(銀座松竹スクエア)、東劇ビル、新宿松竹会館(新宿ピカデリー)、有楽町センタービル(マリオン)、松竹倶楽部ビル、大船ショッピングセンター、新木場倉庫などの満室が続き、全体でも高い稼働率で安定収益に貢献しました。4月には浅草六区松竹ビルが竣工し、5月より賃貸を開始しました。また、各テナントとの賃料交渉にも誠実に対応し、安定的に利益を確保しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,870百万円(前年同期比1.9%増)、セグメント利益は4,083百万円(同7.7%増)となりました。
(その他)
プログラム・キャラクター商品は、劇場プログラム及びキャラクター商品は映画館の営業再開以降に公開された「弱虫ペダル」「事故物件 恐い間取り」「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「TENET テネット」等で、キャラクターや出演者へのコアなファンにも支えられ収益に貢献しました。
イベント事業は、イベント自体のキャンセルや延期が続き、厳しい状況となりました。
小売、飲食店舗事業においては、休業もしくは感染症対策下での運営が続き厳しい状況となりましたが、「松竹歌舞伎屋本舗」事業では実店舗での集客が厳しい中、通信販売等での売上を伸ばすことが出来ました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は804百万円(前年同期比51.7%減)、セグメント損失は701百万円(前年同期はセグメント損失0百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,792百万円減少し、193,543百万円となりました。これは主に現金及び預金が減少したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ8,077百万円増加し、112,121百万円となりました。これは主に長期借入金の増加によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ9,869百万円減少し、81,422百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により経済活動の制約が強まり、景気が急速に悪化しました。個人消費については、緊急事態宣言の解除後、持ち直しの動きがみられたものの、感染が再拡大する傾向にあるなど、景気の先行きは極めて不透明な状況で推移しました。
このような状況下、当企業グループはより一層の効率化を図るとともに、本格的な事業再開に向けた環境整備に努めて参りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高36,723百万円(前年同期比50.2%減)、営業損失3,732百万円(前年同期は営業利益3,840百万円)、経常損失4,100百万円(前年同期は経常利益3,557百万円)となり、特別損失5,292百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は9,827百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2,275百万円)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。なお、当社の組織変更に伴い、当企業グループにおける経営管理体制を再検討した結果、第1四半期連結会計期間よりセグメントの区分を変更しております。従来「その他」に区分しておりました音楽著作権の利用開発・許諾等を「映像関連事業」に、舞台衣裳の製作・販売・賃貸、演劇舞台の大道具・小道具・音響の製作・販売等を「演劇事業」にそれぞれ変更しております。このため、前年同期との比較については、セグメント変更後の数値に組み替えて比較を行っております。
(映像関連事業)
配給は、3月公開の「Fukushima 50」は、映画館の休館の影響を受ける厳しい状況での公開となりましたが、営業再開後にも上映する映画館が多く、長期間に渡る上映となりました。8月公開の「事故物件 恐い間取り」は若年層を中心に幅広い層に支持され大ヒットとなりました。9月公開の京都アニメーションの最新作「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」もロングラン上映となる大ヒットを記録しました。
興行は、㈱松竹マルチプレックスシアターズにおいて、6月以降、感染予防対策のガイドラインに従い、席数を制限し、場内の換気、サーモグラフィーによるお客様の体温確認、アルコール消毒液の設置等、万全な感染防止対策を行った上で、営業を再開いたしました。7月以降は、徐々にではありますがお客様が映画館に戻りつつあり、10月には「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットにより高稼働いたしました。
テレビ制作、映像ソフト、テレビ放映権販売は、堅調に推移いたしました。
CS放送事業等は、松竹ブロードキャスティング㈱において、競合となるインターネット動画配信サービスが、コロナ禍による巣ごもり需要のため勢いを増しており、多チャンネル放送市場はますます厳しい状況を迎えておりますが、特色のある番組編成を強化することで、収益確保に努めました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は22,640百万円(前年同期比46.1%減)、セグメント損失は2,145百万円(前年同期はセグメント利益2,033百万円)となりました。
(演劇事業)
松竹直営劇場では、引き続き50パーセント以下での客席使用率を維持し、お客様の安全、安心に配慮した興行を行って参りました。
歌舞伎座は、3月から7月まで公演中止となりましたが、「三月大歌舞伎」を無観客で映像収録し、動画共有サイトで無料配信をし、好評を博しました。5月から7月に予定していた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行」は延期となりました。「八月花形歌舞伎」から感染予防対策のガイドラインに従い、万全の体制のもと、初の四部制として、公演を再開いたしました。「九月大歌舞伎」「十月大歌舞伎」及び11月の「吉例顔見世大歌舞伎」につきましても引き続き四部制公演、各部毎の座席消毒等の感染予防対策を徹底して千穐楽まで感染者を出すことなく、興行を打上げることが出来ました。
新橋演舞場は、10月に7ヶ月ぶりにお客様をお迎えしました。公演中止となりました「滝沢歌舞伎 ZERO 2020」を映画化した「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie 特別上映」及び「虎者 NINJAPAN 2020」は即日完売となる好成績を上げました。11月には大竹しのぶ主演の「女の一生」が上演され、無事に全ての公演を行えることが出来ました。
大阪松竹座は、8月に、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、関西ジャニーズJr.による無観客でのライブ生配信を行い、大きな反響を呼びました。10月は「紅ゆずる トークショー in 大阪松竹座」「GOEMON抄」、11月は「OSKだよ全員集合!OSK日本歌劇団Memorial Show & Premium Talk」をそれぞれ短期上演し好評でした。
南座は、3月にスーパー歌舞伎Ⅱ「新版オグリ」を無観客で映像収録し、動画共有サイトで無料配信をし、好評を博しました。10月の「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie 特別上映」は即日完売となる好成績を上げました。11月はTVアニメ「鬼滅の刃」と「歌舞伎」が初めてコラボレーションしたイベント「鬼滅の刃」×「京都南座 歌舞伎ノ舘」が大きな話題となりました。
受託製作は、10月に名古屋御園座で「錦秋御園座歌舞伎」、11月に福岡博多座で「市川海老蔵特別公演」を上演し、それぞれ好評を博しました。
シネマ歌舞伎は、緊急事態宣言解除後の映画館の再開に伴い、月イチ歌舞伎2020の上映を開始し、10月に新作「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」を公開いたしました。
METライブビューイングは8月から9月にかけて夏のアンコール上映を4都市で開催しました。2020-21シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響にてニューヨークでの全公演が中止となり、METライブビューイングの上映も中止となりました。
インターネットを利用した映像配信では、「図夢歌舞伎」が話題となったほか、「歌舞伎夜話」「紀尾井町夜話」がシリーズ化され好評を博しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,408百万円(前年同期比79.4%減)、セグメント損失は2,717百万円(前年同期はセグメント利益365百万円)となりました。
(不動産事業)
不動産賃貸は、歌舞伎座タワー、築地松竹ビル(銀座松竹スクエア)、東劇ビル、新宿松竹会館(新宿ピカデリー)、有楽町センタービル(マリオン)、松竹倶楽部ビル、大船ショッピングセンター、新木場倉庫などの満室が続き、全体でも高い稼働率で安定収益に貢献しました。4月には浅草六区松竹ビルが竣工し、5月より賃貸を開始しました。また、各テナントとの賃料交渉にも誠実に対応し、安定的に利益を確保しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,870百万円(前年同期比1.9%増)、セグメント利益は4,083百万円(同7.7%増)となりました。
(その他)
プログラム・キャラクター商品は、劇場プログラム及びキャラクター商品は映画館の営業再開以降に公開された「弱虫ペダル」「事故物件 恐い間取り」「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「TENET テネット」等で、キャラクターや出演者へのコアなファンにも支えられ収益に貢献しました。
イベント事業は、イベント自体のキャンセルや延期が続き、厳しい状況となりました。
小売、飲食店舗事業においては、休業もしくは感染症対策下での運営が続き厳しい状況となりましたが、「松竹歌舞伎屋本舗」事業では実店舗での集客が厳しい中、通信販売等での売上を伸ばすことが出来ました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は804百万円(前年同期比51.7%減)、セグメント損失は701百万円(前年同期はセグメント損失0百万円)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,792百万円減少し、193,543百万円となりました。これは主に現金及び預金が減少したこと等によるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ8,077百万円増加し、112,121百万円となりました。これは主に長期借入金の増加によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ9,869百万円減少し、81,422百万円となりました。これは主に利益剰余金の減少等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。