四半期報告書-第154期第2四半期(令和1年6月1日-令和1年8月31日)

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2019/10/15 14:33
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29項目
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益および雇用情勢の改善が継続し、個人消費は持ち直しており、景気の緩やかな回復が続きました。
このような状況下、当企業グループはより一層の経営の効率化を図り、積極的な営業活動を展開しました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間は、売上高50,278百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益3,326百万円(同35.7%増)、経常利益3,175百万円(同51.0%増)となり、特別損失94百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,047百万円(同50.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(映像関連事業)
配給は、邦画6本、洋画1本、アニメ8本、シネマ歌舞伎、METライブビューイング、松竹ブロードウェイシネマとバラエティに富んだ作品を公開しました。6月公開の「ザ・ファブル」は、原作ファンをはじめ幅広い層に支持され、8月公開の「引っ越し大名!」は、シニア層に加え、キャストファンの幅広い世代の女性層に支持され、好調な成績となりました。
興行は、㈱松竹マルチプレックスシアターズにおいては、4月に最先端の映像技術「Dolby Vision™(ドルビービジョン)」、立体音響技術の「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)」と、最適化されたシアターデザインの技術が一体となったドルビーシネマをMOVIXさいたまに導入して、他社との差別化を図り、好評を博しました。
テレビ制作は、地上波にて、連続ドラマ「きのう何食べた?」、2時間ドラマ「嫉妬」、BS放送にて、「無用庵隠居修行3」、「立花登 青春手控えスペシャル」および情報番組「寅さんと50年」を受注制作いたしました。
映像ソフトは、「人魚の眠る家」、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」が映画のヒットに続き好調に推移しました。テレビ放映権販売は、地上波にて「ナミヤ雑貨店の奇蹟」がゴールデンタイムに放送され、BS放送にて、BSテレビ東京での「釣りバカ日誌」シリーズ放送に続いて「男はつらいよ」シリーズを放送し、収益に貢献しました。海外向け作品販売は、「旅猫リポート」のアジア向け販売、「あした世界が終わるとしても」の欧米向けの販売が好調に推移しました。また、台湾のホウ・シャオシェン監督の「フラワーズ・オブ・シャンハイ」のデジタル修復版が制作され、6月の上海国際映画祭にてワールド・プレミア上映されました。
CS放送事業等は、松竹ブロードキャスティング㈱は、競合となるインターネット動画配信サービスにより、多チャンネル市場は厳しい状況が続いておりますが、コスト削減等により利益の確保に努めました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は29,074百万円(前年同期比20.7%増)、セグメント利益は1,945百万円(同337.3%増)となりました。
(演劇事業)
歌舞伎座は、「三月大歌舞伎」は古典の名作を上演し充実した公演となりました。「四月大歌舞伎」は歌舞伎界の重鎮の活躍が目立ちました。「團菊祭五月大歌舞伎」は尾上菊之助の長男、七代目尾上丑之助の初舞台演目「絵本牛若丸」が話題を集め、大盛況となりました。「六月大歌舞伎」は夜の部で三谷幸喜作・演出「月光露針路日本 風雲児たち」の上演が大きな話題となりました。「七月大歌舞伎」は夜の部の、「義経千本桜」を基にした通し狂言「星合世十三團 成田千本桜」や昼の部の「外郎売」が注目を集め大人気興行となりました。恒例の三部制興行「八月納涼歌舞伎」は、第一部の名作「伽羅先代萩」、第二部の「東海道中膝栗毛」、第三部「新版 雪之丞変化」など、幅広い演目を並べ好評を博しました。
新橋演舞場は、3月に多彩な出演者による「トリッパー遊園地」およびOSK日本歌劇団「レビュー春のおどり」を上演いたしました。4月、5月は新しく生まれ変わった「滝沢歌舞伎ZERO」を上演し大盛況となりました。6月の熱海五郎一座公演は、高島礼子、橋本マナミをゲストに迎え大好評でした。7月は新橋演舞場に4年ぶりの出演となった藤山直美の主演作「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」を上演いたしました。8月は新派公演「京都 都大路謎の花くらべ」およびコメディ作品「ブラックorホワイト?」をお贈りいたしました。
大阪松竹座は、3月は恒例の関西ジャニーズJr.公演が大盛況となり、4月の「レビュー春のおどり」は、桐生麻耶トップ披露公演をお贈りしました。5月の「笑う門には福来たる~女興行師 吉本せい~」公演では、藤山直美が2年半ぶりに大阪松竹座に復帰しました。6月の「三婆」公演では、大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子、人気3人の名演技で好成績を収めました。「七月大歌舞伎」は、“関西・歌舞伎を愛する会 結成四十周年記念公演”と銘打って、豪華な俳優、演目で大いに盛り上がりました。8月の関西ジャニーズJr.公演は完売の盛況ぶりでした。
南座は、新開場記念の公演が続いており、3月の「坂東玉三郎特別公演」では、坂東玉三郎の美の世界がお客様を魅了し、5月「京都ミライマツリ2019」は革新をテーマにした新時代のお祭りを創出し、話題となりました。6月の新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」および8月の「八月南座超歌舞伎」では、幅広い層のお客様がご来場されました。
その他の公演は、5月に日生劇場で大地真央主演による「クイーン・エリザベス」が上演され、巡業公演では恒例の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が4月に行われ、二代目松本白鸚・十代目松本幸四郎襲名披露の全国公演が3月、4月に中央コース、6月、7月に東コースとして行われました。受注製作公演では、博多座で「三月花形歌舞伎」および「六月博多座大歌舞伎」、名古屋御園座で4月「陽春花形歌舞伎」を製作いたしました。
シネマ歌舞伎では、「野田版 桜の森の満開の下」他の作品が全国公開され、METライブビューイングは、ワーグナーの「ワルキューレ」他を上映いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は13,235百万円(前年同期比6.2%増)、セグメント利益は383百万円(同65.1%減)となりました。
(不動産事業)
不動産賃貸は、歌舞伎座タワー、築地松竹ビル(銀座松竹スクエア)、東劇ビル、新宿松竹会館(新宿ピカデリー)、有楽町センタービル(マリオン)、松竹倶楽部ビル等の満室が続き、昨年秋に竣工の京都松竹阪井座ビルにおきましても満室稼働となり、全体でも高い稼働率で安定収入に貢献しました。また、各テナントとの賃料交渉にも誠実に対応し、利益を確保いたしました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,374百万円(前年同期比2.8%増)、セグメント利益は2,453百万円(同6.4%増)となりました。
(その他)
プログラム・キャラクター商品は、劇場プログラム及びキャラクター商品で「えいがのおそ松さん」「映画 少年たち」が収益に貢献しました。映画作品以外の取り組みとして「トムとジェリー」と歌舞伎のコラボ商品展開や「超歌舞伎」関連商品の新たな展開等を積極的に行い好調に推移しました。
イベント事業は、イベントとしてナガシマスパーランドで「恐竜島の大冒険」、玉川高島屋S・Cで「たまがわキッズスポーツフェスタ」を開催、ファミリー層を中心に人気を博しました。東京タワーでのVR技術を利用したお化け屋敷「老婆の呪面」は海外からのお客様にも人気のイベントとなりました。
キャラクター「かぶきにゃんたろう」プロジェクトにおいては、関連商品の販売が積極的に行われた他、他社へのライセンス活動も積極的に展開しました。
貸衣裳事業、清掃事業及び舞台大道具製作事業は堅調な成績をあげております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,593百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は92百万円(同13.9%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ7,674百万円減少し、200,671百万円となりました。これは主に現金及び預金(責任財産限定対象)が減少したこと等によるものであります。
なお、責任財産限定特約付の社債償還及び借入金返済に伴い、その対象となっていた現金及び預金(責任財産限定対象)、建物及び構築物(責任財産限定対象)(純額)、並びに長期前払費用(責任財産限定対象)は、現金及び預金、建物及び構築物(純額)、並びに「投資その他の資産」のその他にそれぞれ振り替えております。
負債は、前連結会計年度末に比べ6,961百万円減少し、108,656百万円となりました。これは主に長期借入金の増加があったものの、1年内返済予定の長期借入金(責任財産限定)の減少等によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ712百万円減少し、92,014百万円となりました。これは主にその他有価証券評価差額金の減少等によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は23,588百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,877百万円の増加となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は7,392百万円(前年同期比94.1%増)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益3,081百万円、減価償却費2,675百万円の計上等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は6,559百万円(前年同期比729.4%増)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出3,690百万円があったものの、現金及び預金(責任財産限定対象)の減少11,857百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は9,076百万円(前年同期に得られた資金は1,392百万円)となりました。これは主として、長期借入れによる収入18,945百万円があったものの、長期借入金(責任財産限定)の返済による支出20,310百万円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当企業グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。

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