四半期報告書-第36期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)

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2019/02/13 16:02
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、西日本豪雨、台風21号などの影響があり、一時的に景気回復の動きが鈍化しましたが、人手不足を背景とした合理化・省力化投資等を中心に設備投資は底堅く推移しました。
医療(クリニック・薬局)・介護業界は、平成30年度診療報酬・介護報酬の同時改定が行われました。その中で、当社の主要取引先である薬局業界は、薬価改定及び調剤報酬改定の影響もあり、依然として厳しさを増しております。また、近年医療・介護の質への国民の目も厳しくなっており、これらへのニーズ対応も求められております。大手薬局チェーンやドラッグストアにおいてはM&A等により事業規模拡大・収益拡大を進めております。
当社グループは、国民や医療業界に貢献できる商品やサービスの開発、提供を可能にするため、AIを活用したシステムの開発を行っております。「2025年問題」(※1)に象徴される超高齢社会を見据え、医療と介護の情報連携を実現すべく、クリニック向け、薬局向け、介護サービス事業者向けのシステムを三位一体のネットワークで結ぶことにより、医療と介護のシームレスな情報連携が行える環境を提供しております。
また、平成30年11月から株式会社シーエスアイと、新たな病薬連携サービスを共同開発し、患者へより一層の安全性向上と医療機関・薬局の業務効率化への貢献を通じて、更なる社会価値を創出する協業を進めて参ります。
日本電気株式会社(NEC)との協業も、病院・診療所・保険薬局間等の情報連携など、健康・医療分野におけるICT利活用を推進し新たなサービスを創出すべく進めております。
当社は、ヘルスケア分野(医科・調剤・介護)の垣根を超えた「共通情報システム基盤」“MAPs シリーズ”を発売いたします。ヘルスケア分野でのシステムを一体化した、完全クラウドシステムです。さらに、有用な機能を多数備えています。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、10月よりビジネスモデルの変革を実施しました。ハードリプレイスの需要もあり、その結果、売上高は計画通りに推移しました。また、次世代システムの開発に注力したことにより製造原価は計画を下回りましたので、営業利益は計画を上回りました。
一方で前第3四半期連結累計期間の実績には至りませんでした。この結果、売上高9,617百万円(前年同期比8.0%減)、営業利益2,014百万円(同13.0%減)、経常利益2,495百万円(同10.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,675百万円(同10.0%減)となりました。
(※1) 約8百万人といわれる団塊の世代が2025年までに後期高齢者に達することで、介護・医療費などの
社会保障費の増加や介護職員の人材不足など様々な問題が深刻化すること
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
① 調剤システム事業及びその関連事業
調剤システム事業及びその関連事業につきましては、薬局チェーン店へのアプローチ強化、OEM供給等による販売チャネルの強化を引き続き行い、薬局向けシステム「Recepty NEXT」及び「ぶんぎょうめいと」の拡販に注力いたしました。
課金売上は順調に増加し、サプライ販売も引き続き堅調でした。この結果、売上高・営業利益ともにほぼ計画通りに推移しましたが、前第3四半期連結累計期間の売上高・営業利益には至りませんでした。
この結果、当第3四半期連結累計期間の調剤システム事業及びその関連事業は、売上高7,686百万円(前年同期比9.9%減)、営業利益1,850百万円(同15.3%減)となりました。
② 医科システム事業及びその関連事業
医科システム事業及びその関連事業につきましては、全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を販売代理店経由で進めております。更に、医事会計システムの「MRN(※2) クラークスタイル」、「ユニメディカル」、及び電子カルテシステムの「MRN カルテスタイル」、「オルテア」の拡販に引き続き注力いたしました。「共通情報システム基盤」“MAPs シリーズ”の製品のひとつである診療所向け診察支援システム「MAPs for CLINIC」を、第4四半期より出荷予定としております。
この結果、販売チャネルの着実な拡大とともにMRNの、新規導入、他社リプレースによるお客様数も着実に増加しております。課金売上は順調に増加し、サプライ販売は堅調に推移しましたが、売上高は前第3四半期連結累計期間にわずかに至りませんでした。
この結果、当第3四半期連結累計期間の医科システム事業及びその関連事業は、売上高1,246百万円(前年同期比4.9%減)、営業利益178百万円(同37.6%増)となりました。
(※2) MRN:Medical Recepty NEXT
③ その他の事業
介護システム事業はM&A等、事業戦略の見直しを図っておりますが、売上高及び利益に貢献するには至りませんでした。医療介護連携事業においては、クリニック・薬局・介護サービス事業者向けに提供しております「ひろがるケアネット」の利用者拡大に注力しております。
薬局経営事業は、調剤報酬及び薬価改定の影響を一部受けましたが、売上高・営業利益とも、計画を上回りました。また株式会社ラソンテは、売上高・営業利益とも計画通りに推移しております。
また、全国健康保険協会(協会けんぽ)広島支部より受託しました「薬局向けレセプト作成支援システムへのオンライン資格確認システム導入委託事業」は、当初の契約期間を延長して引き続きサービス提供を行っております。
当社では、今後の医療業界の発展に貢献すべく、電子処方箋の実現、EHR(※3)に関する研究開発や実証事業に積極的に取り組んで参ります。日本医師会・日本薬剤師会・日本大学との共同研究である「感染症流行探知サービス」におきましては、利用薬局は全国で1万件超となっております。
この結果、当第3四半期連結累計期間のその他の事業は、売上高765百万円(前期比5.6%増)、営業損失8百万円(前年同期 営業損失6百万円)となりました。
(※3) EHR:Electronic Health Record
(上記セグメント別の売上高及び営業利益は、セグメント間の内部取引消去前の金額であります。)
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。なお、当社グループは、積極的な変革に挑みつつ、安定した経営を実現していくために高収益企業を目指しており、営業利益の増額と、ROE(株主資本当期純利益率)を重要な経営指標と考えております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、5百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、従業員数に著しい変動はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績について著しい変動はありません。
(7)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に著しい変動はありません。
(8)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、重要な変更または新たな発生はありません。
(9)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループが保有する販売用ソフトウェアの維持に係る人件費及び外注加工費等、販売活動やお客様のサポートにかかる人件費をはじめとする販売費及び一般管理費、ならびに商品仕入等であります。
② 資金調達と流動性マネジメント
当社グループは、運転資金につきましては、内部資金及び金融機関からの借入により調達しております。
③ 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は10,495百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,097百万円減少いたしました。これは主に、法人税等の納付ならびに配当金の支払があったものの、業績が堅調に推移し、売掛金の回収も順調に行われた結果、現金及び預金が793百万円ならびに受取手形及び売掛金が408百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産は10,917百万円となり、前連結会計年度末に比べ616百万円増加いたしました。これは主に、次世代システムの開発に伴い建設仮勘定が210百万円、ソフトウエア仮勘定が671百万円それぞれ増加した一方で、投資不動産に係る減価償却146百万円ならびにソフトウエア償却79百万円等の減価償却に伴う減少によるものであります。
この結果、総資産は21,412百万円となり、前連結会計年度末に比べ480百万円減少いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,672百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,110百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が538百万円、1年内返済予定の長期借入金が345百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債は2,022百万円となり、前連結会計年度末に比べ35百万円減少いたしました。
この結果、負債合計は4,695百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,145百万円減少いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は16,717百万円となり、前連結会計年度末に比べ665百万円増加いたしました。これは主に、業績が堅調に推移し、利益剰余金が964百万円増加したこと、自己株式の取得等により、自己株式が484百万円増加したこと、ストックオプションの行使ならびに譲渡制限付株式の付与に伴う自己株式の処分により、資本金が86百万円、資本剰余金が100百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は77.4%(前連結会計年度末は72.7%)となりました。

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