四半期報告書-第55期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)
(1)財政状態および経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における経済環境は、新型コロナウイルスに起因する行動制限が緩和され、感染症法上の5類指定へ移行したことなどに伴い、経済社会活動の正常化に向けた動きが見られました。一方、世界的な金利・為替・株式の急激な変動、資源価格や原材料価格の高止まり、中国や欧州の景気停滞等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
こうした状況のなか、当社グループの当第2四半期連結累計期間のリース・割賦、ファイナンスおよびその他の契約実行高の合計は、前年同期(2022年9月期)比12.5%増加して641,157百万円となりました。
リース・割賦の契約実行高は、産業工作機械および不動産案件の実行が増加したことにより、前年同期比55.7%増加して299,965百万円となりました。ファイナンスの契約実行高は、不動産、船舶および航空機ファイナンスは増加したものの、商流ファイナンス案件等の減少により、同9.6%減少して341,191百万円となりました。
損益状況につきましては、売上高は、前年同期比18.8%増加して271,798百万円となり、売上総利益は、同9.9%増加して34,586百万円となりました。営業利益は、資金原価や物件費の増加等があったものの、差引利益が好調に推移したことから、同8.6%増加して18,862百万円となりました。経常利益は、船舶案件の売却に伴う配当金、海外不動産売却の配当金等により、同16.7%増加して25,722百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、同14.8%増加して17,894百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。(売上高は外部顧客への売上高を記載しております。)
[リース・割賦]
リース・割賦の売上高は前年同期比18.6%増加して256,638百万円となり、営業利益は同9.5%増加して12,652百万円となりました。
[ファイナンス]
ファイナンスの売上高は前年同期比23.3%増加して14,599百万円となり、営業利益は同9.1%増加して9,144百万円となりました。
[その他]
その他の売上高は前年同期比8.3%減少して560百万円となり、営業利益は同4.7%減少して177百万円となりました。
財政状態につきましては、リース・割賦、ファイナンスおよびその他の営業資産残高の合計は前期(2023年3月期)末比6.3%増加して2,743,945百万円となりました。
セグメント別では、リース・割賦(割賦未実現利益控除後)の残高は前期末比5.8%増加して1,688,141百万円、ファイナンスの残高は同5.8%増加して1,041,757百万円、その他の残高は14,047百万円となりました。
有利子負債残高につきましては、前期末比6.6%増加して2,703,847百万円となりました。
内訳は、短期借入金が前期末比21.9%増加して510,020百万円、長期借入金が同5.5%増加して1,051,648百万円、コマーシャル・ペーパーが0.3%増加して694,900百万円、債権流動化に伴う支払債務が同20.0%減少して100,615百万円、社債が同14.1%増加して346,664百万円となっております。
また、純資産合計は312,297百万円、自己資本比率は9.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、107,294百万円の支出となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、21,660百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、間接調達で121,064百万円の収入、コマーシャル・ペーパーおよび社債の発行等による直接調達で12,441百万円の収入となり、財務活動全体では129,935百万円の収入となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の末日における現金及び現金同等物の残高は、前期(2023年3月期)末比1,487百万円増加し、34,941百万円となりました。
(3)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
新型コロナウイルス感染症の影響については、感染症法上の5類指定への政府方針の変更後、経済社会活動の正常化をうけ感染再拡大等の懸念は残るものの、政府・自治体による防疫体制の拡充や医療体制の整備により、影響は低位で推移すると認識しております。一方、世界的な金利・為替・株式の急激な変動、中国や欧州の景気停滞等、経済の回復基調には跛行性があり、引き続き、信用コストの増加、資金調達コストの増加等が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)契約実行高
当第2四半期連結累計期間における契約実行高の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)リースについては、当第2四半期連結累計期間に取得した賃貸用資産の取得金額、割賦については、割賦債権
から割賦未実現利益を控除した額を表示しております。
(8)営業資産残高
営業資産残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)割賦については、割賦債権から割賦未実現利益を控除した額を表示しております。
(9)営業実績
第2四半期連結累計期間における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
①前第2四半期連結累計期間
(注)セグメント間取引については相殺消去しております。
②当第2四半期連結累計期間
(注)セグメント間取引については相殺消去しております。
(10)特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく貸付金(営業貸付金およびその他の営業貸付債権)の状況
「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、提出会社における貸付金の状況は次のとおりであります。
① 貸付金の種別残高内訳
② 資金調達内訳
③ 業種別貸付金残高内訳
④ 担保別貸付金残高内訳
⑤ 期間別貸付金残高内訳
(注)期間は、約定期間によっております。
当第2四半期連結累計期間における経済環境は、新型コロナウイルスに起因する行動制限が緩和され、感染症法上の5類指定へ移行したことなどに伴い、経済社会活動の正常化に向けた動きが見られました。一方、世界的な金利・為替・株式の急激な変動、資源価格や原材料価格の高止まり、中国や欧州の景気停滞等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
こうした状況のなか、当社グループの当第2四半期連結累計期間のリース・割賦、ファイナンスおよびその他の契約実行高の合計は、前年同期(2022年9月期)比12.5%増加して641,157百万円となりました。
リース・割賦の契約実行高は、産業工作機械および不動産案件の実行が増加したことにより、前年同期比55.7%増加して299,965百万円となりました。ファイナンスの契約実行高は、不動産、船舶および航空機ファイナンスは増加したものの、商流ファイナンス案件等の減少により、同9.6%減少して341,191百万円となりました。
損益状況につきましては、売上高は、前年同期比18.8%増加して271,798百万円となり、売上総利益は、同9.9%増加して34,586百万円となりました。営業利益は、資金原価や物件費の増加等があったものの、差引利益が好調に推移したことから、同8.6%増加して18,862百万円となりました。経常利益は、船舶案件の売却に伴う配当金、海外不動産売却の配当金等により、同16.7%増加して25,722百万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、同14.8%増加して17,894百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。(売上高は外部顧客への売上高を記載しております。)
[リース・割賦]
リース・割賦の売上高は前年同期比18.6%増加して256,638百万円となり、営業利益は同9.5%増加して12,652百万円となりました。
[ファイナンス]
ファイナンスの売上高は前年同期比23.3%増加して14,599百万円となり、営業利益は同9.1%増加して9,144百万円となりました。
[その他]
その他の売上高は前年同期比8.3%減少して560百万円となり、営業利益は同4.7%減少して177百万円となりました。
財政状態につきましては、リース・割賦、ファイナンスおよびその他の営業資産残高の合計は前期(2023年3月期)末比6.3%増加して2,743,945百万円となりました。
セグメント別では、リース・割賦(割賦未実現利益控除後)の残高は前期末比5.8%増加して1,688,141百万円、ファイナンスの残高は同5.8%増加して1,041,757百万円、その他の残高は14,047百万円となりました。
有利子負債残高につきましては、前期末比6.6%増加して2,703,847百万円となりました。
内訳は、短期借入金が前期末比21.9%増加して510,020百万円、長期借入金が同5.5%増加して1,051,648百万円、コマーシャル・ペーパーが0.3%増加して694,900百万円、債権流動化に伴う支払債務が同20.0%減少して100,615百万円、社債が同14.1%増加して346,664百万円となっております。
また、純資産合計は312,297百万円、自己資本比率は9.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、107,294百万円の支出となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、21,660百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、間接調達で121,064百万円の収入、コマーシャル・ペーパーおよび社債の発行等による直接調達で12,441百万円の収入となり、財務活動全体では129,935百万円の収入となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の末日における現金及び現金同等物の残高は、前期(2023年3月期)末比1,487百万円増加し、34,941百万円となりました。
(3)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。
新型コロナウイルス感染症の影響については、感染症法上の5類指定への政府方針の変更後、経済社会活動の正常化をうけ感染再拡大等の懸念は残るものの、政府・自治体による防疫体制の拡充や医療体制の整備により、影響は低位で推移すると認識しております。一方、世界的な金利・為替・株式の急激な変動、中国や欧州の景気停滞等、経済の回復基調には跛行性があり、引き続き、信用コストの増加、資金調達コストの増加等が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)契約実行高
当第2四半期連結累計期間における契約実行高の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 契約実行高(百万円) | 前年同期比増減率(%) | |
リース・ 割賦 | ファイナンス・リース | 128,946 | 9.4 |
オペレーティング・リース | 145,542 | 136.6 | |
リース計 | 274,489 | 53.0 | |
割賦 | 25,476 | 92.4 | |
299,965 | 55.7 | ||
ファイナンス | 341,191 | △9.6 | |
その他 | - | - | |
合計 | 641,157 | 12.5 |
(注)リースについては、当第2四半期連結累計期間に取得した賃貸用資産の取得金額、割賦については、割賦債権
から割賦未実現利益を控除した額を表示しております。
(8)営業資産残高
営業資産残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 | 前連結会計年度 | 当第2四半期連結会計期間 | |||
期末残高 (百万円) | 構成比(%) | 期末残高 (百万円) | 構成比(%) | ||
リース・ 割賦 | ファイナンス・リース | 1,122,211 | 43.5 | 1,093,899 | 39.8 |
オペレーティング・リース | 378,300 | 14.6 | 493,056 | 18.0 | |
リース計 | 1,500,511 | 58.1 | 1,586,955 | 57.8 | |
割賦 | 95,296 | 3.7 | 101,186 | 3.7 | |
1,595,808 | 61.8 | 1,688,141 | 61.5 | ||
ファイナンス | 984,328 | 38.2 | 1,041,757 | 38.0 | |
その他 | - | - | 14,047 | 0.5 | |
合計 | 2,580,137 | 100.0 | 2,743,945 | 100.0 |
(注)割賦については、割賦債権から割賦未実現利益を控除した額を表示しております。
(9)営業実績
第2四半期連結累計期間における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
①前第2四半期連結累計期間
セグメントの名称 | 売上高 (百万円) | 売上原価 (百万円) | 差引利益 (百万円) | 資金原価 (百万円) | 売上総利益 (百万円) | |
リース・ 割賦 | ファイナンス・リース | 165,753 | - | - | - | - |
オペレーティング・リース | 47,678 | - | - | - | - | |
リース計 | 213,432 | 191,297 | 22,134 | 2,861 | 19,273 | |
割賦 | 2,942 | 1,072 | 1,869 | 194 | 1,674 | |
216,374 | 192,370 | 24,004 | 3,055 | 20,948 | ||
ファイナンス | 11,843 | 111 | 11,731 | 1,575 | 10,155 | |
その他 | 611 | 249 | 361 | - | 361 | |
合計 | 228,829 | 192,731 | 36,097 | 4,631 | 31,465 |
(注)セグメント間取引については相殺消去しております。
②当第2四半期連結累計期間
セグメントの名称 | 売上高 (百万円) | 売上原価 (百万円) | 差引利益 (百万円) | 資金原価 (百万円) | 売上総利益 (百万円) | |
リース・ 割賦 | ファイナンス・リース | 185,319 | - | - | - | - |
オペレーティング・リース | 68,067 | - | - | - | - | |
リース計 | 253,387 | 227,791 | 25,596 | 4,609 | 20,986 | |
割賦 | 3,251 | 1,067 | 2,184 | 287 | 1,896 | |
256,638 | 228,858 | 27,780 | 4,897 | 22,882 | ||
ファイナンス | 14,599 | 126 | 14,473 | 3,120 | 11,353 | |
その他 | 560 | 205 | 354 | 4 | 350 | |
合計 | 271,798 | 229,190 | 42,608 | 8,022 | 34,586 |
(注)セグメント間取引については相殺消去しております。
(10)特定金融会社等の開示に関する内閣府令に基づく貸付金(営業貸付金およびその他の営業貸付債権)の状況
「特定金融会社等の開示に関する内閣府令」(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく、提出会社における貸付金の状況は次のとおりであります。
① 貸付金の種別残高内訳
2023年9月30日現在 |
貸付種別 | 件数(件) | 構成割合(%) | 残高(百万円) | 構成割合(%) | 平均約定金利 (%) |
消費者向 | |||||
無担保(住宅向を除く) | - | - | - | - | - |
有担保(住宅向を除く) | - | - | - | - | - |
住宅向 | - | - | - | - | - |
計 | - | - | - | - | - |
事業者向 | |||||
計 | 1,330 | 100.00 | 635,710 | 100.00 | 2.85 |
合計 | 1,330 | 100.00 | 635,710 | 100.00 | 2.85 |
② 資金調達内訳
2023年9月30日現在 |
借入先等 | 残高(百万円) | 平均調達金利(%) | |
金融機関等からの借入 | 1,363,377 | 0.81 | |
その他 | 1,003,040 | 0.19 | |
社債・CP | 902,529 | 0.18 | |
合計 | 2,366,418 | 0.54 | |
自己資本 | 153,226 | - | |
資本金・出資額 | 26,088 | - |
③ 業種別貸付金残高内訳
2023年9月30日現在 |
業種別 | 先数(件) | 構成割合(%) | 残高(百万円) | 構成割合(%) |
製造業 | 82 | 15.25 | 40,076 | 6.30 |
建設業 | 4 | 0.74 | 165 | 0.03 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 13 | 2.42 | 32,088 | 5.05 |
運輸・通信業 | 61 | 11.34 | 154,930 | 24.37 |
卸売・小売業、飲食店 | 79 | 14.68 | 8,602 | 1.35 |
金融・保険業 | 12 | 2.23 | 86,447 | 13.60 |
不動産業 | 90 | 16.73 | 272,611 | 42.88 |
サービス業 | 176 | 32.71 | 35,967 | 5.66 |
個人 | - | - | - | - |
その他 | 21 | 3.90 | 4,821 | 0.76 |
合 計 | 538 | 100.00 | 635,710 | 100.00 |
④ 担保別貸付金残高内訳
2023年9月30日現在 |
受入担保の種類 | 残高(百万円) | 構成割合(%) | |
有価証券 | - | - | |
うち株式 | - | - | |
債権 | - | - | |
うち預金 | - | - | |
商品 | - | - | |
不動産 | 1,962 | 0.31 | |
財団 | - | - | |
その他 | 186,008 | 29.26 | |
計 | 187,970 | 29.57 | |
保証 | 27,547 | 4.33 | |
無担保 | 420,192 | 66.10 | |
合計 | 635,710 | 100.00 |
⑤ 期間別貸付金残高内訳
2023年9月30日現在 |
期間別 | 件数(件) | 構成割合(%) | 残高(百万円) | 構成割合(%) |
1年以下 | 163 | 12.26 | 17,944 | 2.82 |
1年超 5年以下 | 682 | 51.28 | 401,980 | 63.23 |
5年超 10年以下 | 368 | 27.67 | 167,945 | 26.42 |
10年超 15年以下 | 49 | 3.68 | 32,934 | 5.18 |
15年超 20年以下 | 60 | 4.51 | 12,828 | 2.02 |
20年超 25年以下 | 8 | 0.60 | 2,077 | 0.33 |
25年超 | - | - | - | - |
合計 | 1,330 | 100.00 | 635,710 | 100.00 |
1件当たり平均期間 | 5.80年 |
(注)期間は、約定期間によっております。