四半期報告書-第29期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/11 13:17
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、世界規模で拡大する新型コロナウイルス感染症が個人消費や企業活動へ大きく影響しており、極めて厳しい状況になりました。緊急事態宣言解除後、経済活動再開の動きがみられるものの、依然として先行きは予断を許さない状況が続いております。
当社グループを取り巻く環境におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による消費活動や企業活動の停滞はマイナス材料である一方、新たな生活様式への変化や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に伴い当社グループの提供するオンラインサービスの利用の増加が進むなど、新たな需要拡大が見込まれる状況が生じております。
このような経営環境下で当社グループは、「個人のチカラをベースに既存の情報流・商流・製造流を創りなおすイノベーションプラットフォームとなる」というビジョンのもと、専門の知識や経験を持った“ガイド”が分野別に情報発信する総合情報サイト「All About」のサービス拡大のほか、コンテンツマーケティング分野における当社の強みを生かした非連続な拡大を企図したビジネスマッチングプラットフォーム「PrimeAd」のテスト運用を開始するなど、新たなデジタルマーケティング事業基盤の拡充に努めてまいりました。また、トライアルマーケティング&コマース「サンプル百貨店」では、eコマース需要増に伴う商品拡充のほか、従来は会場で行っていたイベントをオンライン開催するなど、利用者の皆様及びマーケティング活動を行う法人への価値提供に取り組んでまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,173百万円(前年同四半期比7.6%増)、営業利益は214百万円(前年同四半期は営業損失11百万円)、経常利益は212百万円(前年同四半期は経常損失8百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は109百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失24百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(マーケティングソリューションセグメント)
マーケティングソリューションセグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により総合情報サイト「All About」の利用増加があった一方、経済活動の停滞に伴い、一部の業種におけるWeb広告出稿等のデジタルマーケティング活動の減退がありました。費用に関しましては、業務効率化により人件費を中心とした固定費が減少いたしました。
以上の結果、マーケティングソリューションセグメントの外部顧客に対する売上高は709百万円(前年同四半期比12.0%減)、セグメント利益は16百万円(前年同四半期比406.4%増)となりました。
(コンシューマサービスセグメント)
コンシューマサービスセグメントにおきましては、新型コロナウイルス感染症の影響によりeコマースの利用が増加し、主力の「サンプル百貨店」が売上・利用者数ともに継続拡大しました。また、「サンプル百貨店」におけるカテゴリーマネジメントの改善も進捗してまいりました。
以上の結果、コンシューマサービスセグメントの外部顧客に対する売上高は3,463百万円(前年同四半期比12.8%増)、セグメント利益は304百万円(前年同四半期比265.4%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は4,441百万円となり、前連結会計年度末に比べ67百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が86百万円、商品及び製品が41百万円増加した一方、受取手形及び売掛金が213百万円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における固定資産は1,194百万円となり、前連結会計年度末に比べ47百万円増加いたしました。これは主に建物が17百万円、ソフトウエアが27百万円減少した一方、ソフトウエア仮勘定が104百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は1,438百万円となり、前連結会計年度末に比べ102百万円減少いたしました。これは主に買掛金が46百万円、未払法人税等が38百万円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における固定負債は67百万円となり、前連結会計年度末に比べ10百万円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は4,131百万円となり、前連結会計年度末に比べ93百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を109百万円計上したこと及び39百万円の配当実施により、利益剰余金が70百万円増加したことによるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
該当事項はありません。