四半期報告書-第30期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/14 15:05
【資料】
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【項目】
40項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)を適用したことに伴い、前第3四半期連結累計期間と収益認識に関する会計基準が異なることから、当第3四半期連結累計期間における経営成績に関する説明については、前第3四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症に対し、ワクチン接種が進むことによる経済活動の持ち直しが期待されるものの、国内景気や業績に与える影響については依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境下で当社グループは、メディア&デジタルマーケティング事業とトライアルマーケティング&コマース事業を中心に、「個人を豊かに、社会を元気に」という経営理念のもと、総合情報サイト「All About」における「ガイド」に代表されるような個人のチカラを活かし、ユーザーやクライアントの皆様にとって最適なソリューション及びサービスを提供すべく、グループ経営を推進してまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は11,361百万円(前年同四半期は12,531百万円)、営業利益は436百万円(前年同四半期は616百万円)、経常利益は446百万円(前年同四半期は620百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は241百万円(前年同四半期は347百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(マーケティングソリューションセグメント)
新型コロナウイルス感染症で広告需要が減少する影響を受けつつも、オンラインを活用した営業方法などを用いながら需要の高まりのある業種を中心に広告販売を強化してまいりました。
その成果もあり、売上高はタイアップ広告やBest Oneなど一部商品の売上は前年同四半期比増収と健闘し、収益認識に関する会計基準等適用の影響を考慮した前年同四半期比較では横這いとなりました。営業利益は利益率の高いプログラマティック広告売上の市況に伴う減少や、「PrimeAd」への積極投資などにより前年同四半期比較で減益となりました。
以上の結果、マーケティングソリューションセグメントの外部顧客に対する売上高は1,539百万円(前年同四半期は2,239百万円)、セグメント利益は87百万円(前年同四半期は144百万円)となりました。
(コンシューマサービスセグメント)
コンシューマサービスセグメントにおきましては、サンプル百貨店が前期巣ごもり特需の反動もあり前年同四半期比減収となりましたが、dショッピング事業について2020年7月からの開始に伴う純増のほか、販促施策の効果もあり、収益認識に関する会計基準等適用の影響を考慮した前年同四半期比較で売上高が増加いたしました。営業利益は不正対策による機会損失、スポット商品調達難が発生し粗利が減少したことや、ドコモ経済圏、d払い決済ミニアプリ等へ投資を開始したことなどにより前年同四半期比較で減益となりました。
以上の結果、コンシューマサービスセグメントの外部顧客に対する売上高は9,821百万円(前年同四半期は10,292百万円)、セグメント利益は701百万円(前年同四半期は800百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は6,192百万円となり、前連結会計年度末に比べ160百万円増加いたしました。これは主に未収入金が511百万円増加した一方、売掛金が384百万円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は1,644百万円となり、前連結会計年度末に比べ196百万円増加いたしました。これは主に建物が213百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,838百万円となり、前連結会計年度末に比べ82百万円増加いたしました。これは主に未払金が338百万円増加した一方、未払法人税等が210百万円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は113百万円となり、前連結会計年度末に比べ71百万円増加いたしました。これは主に資産除去債務が69百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,884百万円となり、前連結会計年度末に比べ202百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益を241百万円計上したこと及び94百万円の配当実施により、利益剰余金が146百万円増加したことによるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(6) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、13百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。