四半期報告書-第31期第2四半期(令和4年4月1日-令和4年9月30日)

【提出】
2022/11/14 16:04
【資料】
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【項目】
37項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、ウィズコロナの新たな段階への移行が進められるなか、各種政策の効果もあって、景気はゆるやかに持ち直していくことが期待されます。一方で、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れリスクや物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。また、依然として収束が見えない感染症による影響にも注視する必要があります。
このような経営環境下で当社グループは、メディア&デジタルマーケティング事業とトライアルマーケティング&コマース事業を中心に、「個人を豊かに、社会を元気に。」というミッションのもと、総合情報サイト「All About」における「ガイド」に代表されるような個人のチカラを活かし、ユーザーやクライアントの皆様にとって最適なソリューション及びサービスを提供すべく、グループ経営を推進してまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は8,329百万円(前年同四半期比6.5%増)、営業利益は8百万円(前年同四半期比98.1%減)、経常利益は22百万円(前年同四半期比95.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は25百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益221百万円)となりました。
報告セグメントの状況は以下のとおりであります。
(マーケティングソリューションセグメント)
マーケティングソリューションセグメントにおきましては、当第2四半期連結累計期間において、プログラマティック広告売上の基礎となるメディアセッション数の上昇や、専門家を活用した新たなサービスの開始などの貢献もありましたが、タイアップ広告や他メディア向けコンテンツ販売の苦戦に加え、「PrimeAd」開発費用等の戦略投資が増加いたしました。
以上の結果、マーケティングソリューションセグメントの外部顧客に対する売上高は1,060百万円(前年同四半期比4.7%増)、セグメント損失は46百万円(前年同四半期はセグメント利益60百万円)となりました。
(コンシューマサービスセグメント)
コンシューマサービスセグメントにおきましては、2021年10月から始まったd払いサンプル百貨店の加算や、dショッピング事業の堅調な推移などにより前年同四半期を上回る売上高となりました。一方、ドコモ経済圏向けマーケティング費用の増加や採用強化など、当期に計画している戦略投資を行ったことにより減益となりました。
以上の結果、コンシューマサービスセグメントの外部顧客に対する売上高は7,269百万円(前年同四半期比6.7%増)、セグメント利益は315百万円(前年同四半期比50.5%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は6,275百万円となり、前連結会計年度末に比べ52百万円増加いたしました。これは主に未収入金が301百万円増加した一方、売掛金が214百万円減少したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は2,011百万円となり、前連結会計年度末に比べ299百万円増加いたしました。これは主にソフトウエア仮勘定が139百万円増加し、投資有価証券が140百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は3,256百万円となり、前連結会計年度末に比べ427百万円増加いたしました。これは主に未払金が333百万円増加し、未払費用が115百万円増加したことによるものであります。
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は120百万円となり、前連結会計年度末に比べ2百万円増加いたしました。これは主に退職給付に係る負債が2百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は4,909百万円となり、前連結会計年度末に比べ77百万円減少いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純損失を25百万円計上したこと及び95百万円の配当実施により、利益剰余金が120百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末残高より208百万円減少し、2,490百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、315百万円の収入となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が21百万円、売上債権の減少額が230百万円、その他の流動負債の増加額が372百万円発生した一方その他の流動資産の増加額が324百万円発生したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、429百万円の支出となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出が144百万円、無形固定資産の取得による支出が267百万円発生したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、95百万円の支出となりました。これは主に、配当金の支払額が94百万円発生したこと等によるものであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期連結累計期間において、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(7) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(8) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、4百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。