四半期報告書-第20期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ワクチン接種が進み新型コロナウイルス感染症の拡大が収束に向かったことにより、長期化していた緊急事態宣言及びそれに準ずる時短等の自粛要請が解除され、経済活動及び社会活動は緩やかながら回復に向かいつつありました。しかしながら、感染力の強い新たな変異株オミクロン株が世界的に感染拡大する情勢下で、国内にも流入したことにより、依然として経済活動は感染動向を注視しつつ続くと予想され、先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の中、既存事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策である外出自粛や移動制限等の要請により、大きな打撃を受け、減収傾向で推移しました。一方で、2021年4月1日に連結子会社化した株式会社サークアの売上高が大きく貢献したことにより、グループ全体の売上高は増加しました。利益面では、新型コロナウイルス感染症の影響による既存事業の減収に伴う利益減に加え、2021年8月より改正薬機法が一部施行されたことを受け、広告配信プラットフォーム事業を運営している株式会社サークアの掲載基準の見直しを行った結果、当初想定していた売上高を下回り、利益が縮小したため、グループ全体で減益となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,120,616千円(前年同四半期比42.3%増)、営業利益は74,815千円(前年同四半期比47.9%減)、経常利益は76,661千円(前年同四半期比52.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34,854千円(前年同四半期比62.8%減)となりました。
なお、当社グループでは、M&Aを活用した事業拡大を積極的に推進していく中で、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)を重要な経営指標と位置づけ、第1四半期連結会計期間よりEBITDAを業績指標に採用しております。当第3四半期連結累計期間のEBITDAは211,203千円(前年同四半期比13.1%増)となりました。
また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。なお、当該会計方針の変更による影響は軽微であります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しております。そのため以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。
①モビリティサポート事業
新型コロナウイルス感染症の影響による国内外旅行者向けのガイドブック事業の縮小や出張に関連するサービスの利用低下に加え、経済的合理性の観点から、前期下期から実施している新規有料会員獲得のプロモーションを見直したことにより、乗換案内等の有料会員数が減少したため、減収となりました。利益面では、売上高減少分の利益を利益率の高い広告収入で補うため、これらの拡大施策を講じた結果、一定の効果が得られたものの、新型コロナウイルス感染症による外出自粛や移動制限により、乗換案内へのアクセス数が計画通りに推移せず、収益拡大は限定的なものにとどまりました。また、コスト面につきましても、プロモーション費用の圧縮やシステム開発の内製化等、徹底的なコスト削減に努めてまいりましたが、売上高減少分の利益を補うには至らず、減益の一因となりました。この結果、売上高は1,222,202千円(前年同四半期比18.0%減)、EBITDAは464,222千円(前年同四半期比5.4%減)、セグメント利益は413,549千円(前年同四半期比9.2%減)となりました。
②広告配信プラットフォーム事業
売上高は898,414千円、EBITDAは3,991千円、セグメント損失は67,775千円となりました。なお、当セグメントは、2021年4月1日付で株式会社サークアの全株式を取得し完全子会社化したことに伴い、新たに追加したものであり、比較すべき前第3四半期連結累計期間の金額が存在しないため、当第3四半期連結累計期間に発生した金額のみ記載しております。
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,279,196千円となり、前連結会計年度末に比べ585,581千円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少608,602千円、売掛金の減少252,981千円、売掛金及び契約資産の増加280,365千円によるものであります。固定資産は1,130,046千円となり、前連結会計年度末に比べ714,639千円増加しました。これは主に、顧客関係資産の増加272,604千円、のれんの増加425,260千円によるものであります。この結果、総資産は3,409,243千円となり、前連結会計年度末に比べ129,058千円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は309,009千円となり、前連結会計年度末に比べ47,786千円増加しました。これは主に、買掛金の増加55,797千円によるものであります。固定負債は306,646千円となり、前連結会計年度末に比べ123,553千円増加しました。これは主に、繰延税金負債の増加129,707千円によるものであります。この結果、負債合計は615,655千円となり、前連結会計年度末に比べ171,339千円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は2,793,587千円となり、前連結会計年度末に比べ42,281千円減少しました。これは、利益剰余金の減少42,281千円によるものであります。この結果、自己資本比率は81.9%となり、前連結会計年度末に比べ4.5ポイント低下しました。
(2)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は660千円であります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ワクチン接種が進み新型コロナウイルス感染症の拡大が収束に向かったことにより、長期化していた緊急事態宣言及びそれに準ずる時短等の自粛要請が解除され、経済活動及び社会活動は緩やかながら回復に向かいつつありました。しかしながら、感染力の強い新たな変異株オミクロン株が世界的に感染拡大する情勢下で、国内にも流入したことにより、依然として経済活動は感染動向を注視しつつ続くと予想され、先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の中、既存事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策である外出自粛や移動制限等の要請により、大きな打撃を受け、減収傾向で推移しました。一方で、2021年4月1日に連結子会社化した株式会社サークアの売上高が大きく貢献したことにより、グループ全体の売上高は増加しました。利益面では、新型コロナウイルス感染症の影響による既存事業の減収に伴う利益減に加え、2021年8月より改正薬機法が一部施行されたことを受け、広告配信プラットフォーム事業を運営している株式会社サークアの掲載基準の見直しを行った結果、当初想定していた売上高を下回り、利益が縮小したため、グループ全体で減益となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は2,120,616千円(前年同四半期比42.3%増)、営業利益は74,815千円(前年同四半期比47.9%減)、経常利益は76,661千円(前年同四半期比52.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34,854千円(前年同四半期比62.8%減)となりました。
なお、当社グループでは、M&Aを活用した事業拡大を積極的に推進していく中で、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)を重要な経営指標と位置づけ、第1四半期連結会計期間よりEBITDAを業績指標に採用しております。当第3四半期連結累計期間のEBITDAは211,203千円(前年同四半期比13.1%増)となりました。
また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。なお、当該会計方針の変更による影響は軽微であります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しております。そのため以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。
①モビリティサポート事業
新型コロナウイルス感染症の影響による国内外旅行者向けのガイドブック事業の縮小や出張に関連するサービスの利用低下に加え、経済的合理性の観点から、前期下期から実施している新規有料会員獲得のプロモーションを見直したことにより、乗換案内等の有料会員数が減少したため、減収となりました。利益面では、売上高減少分の利益を利益率の高い広告収入で補うため、これらの拡大施策を講じた結果、一定の効果が得られたものの、新型コロナウイルス感染症による外出自粛や移動制限により、乗換案内へのアクセス数が計画通りに推移せず、収益拡大は限定的なものにとどまりました。また、コスト面につきましても、プロモーション費用の圧縮やシステム開発の内製化等、徹底的なコスト削減に努めてまいりましたが、売上高減少分の利益を補うには至らず、減益の一因となりました。この結果、売上高は1,222,202千円(前年同四半期比18.0%減)、EBITDAは464,222千円(前年同四半期比5.4%減)、セグメント利益は413,549千円(前年同四半期比9.2%減)となりました。
②広告配信プラットフォーム事業
売上高は898,414千円、EBITDAは3,991千円、セグメント損失は67,775千円となりました。なお、当セグメントは、2021年4月1日付で株式会社サークアの全株式を取得し完全子会社化したことに伴い、新たに追加したものであり、比較すべき前第3四半期連結累計期間の金額が存在しないため、当第3四半期連結累計期間に発生した金額のみ記載しております。
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,279,196千円となり、前連結会計年度末に比べ585,581千円減少しました。これは主に、現金及び預金の減少608,602千円、売掛金の減少252,981千円、売掛金及び契約資産の増加280,365千円によるものであります。固定資産は1,130,046千円となり、前連結会計年度末に比べ714,639千円増加しました。これは主に、顧客関係資産の増加272,604千円、のれんの増加425,260千円によるものであります。この結果、総資産は3,409,243千円となり、前連結会計年度末に比べ129,058千円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は309,009千円となり、前連結会計年度末に比べ47,786千円増加しました。これは主に、買掛金の増加55,797千円によるものであります。固定負債は306,646千円となり、前連結会計年度末に比べ123,553千円増加しました。これは主に、繰延税金負債の増加129,707千円によるものであります。この結果、負債合計は615,655千円となり、前連結会計年度末に比べ171,339千円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は2,793,587千円となり、前連結会計年度末に比べ42,281千円減少しました。これは、利益剰余金の減少42,281千円によるものであります。この結果、自己資本比率は81.9%となり、前連結会計年度末に比べ4.5ポイント低下しました。
(2)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は660千円であります。