四半期報告書-第22期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行するなど、感染拡大防止のための行動制限緩和によって経済社会活動の正常化が進展したものの、世界的な金融引き締めによる景気下押しリスク、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に起因する原材料・エネルギーコストの高騰、円安を背景とした物価上昇など、経済動向は先行き不透明な状況にあります。
このような状況の中、当社グループの柱であります乗換案内等の有料会員サービスは、コモディティ化等の市場環境の影響による有料会員の減少傾向に伴い、当サービスにおける収益は継続的に減少しており、新たな柱となる事業創出、ポートフォリオ強化が急務となっております。その一環として、2022年11月にプラウドエンジン株式会社、2023年4月に株式会社駅探I&Iを連結子会社にしたことにより、売上高は大幅に増加しました。
一方、利益面では、貢献利益率の高い有料会員サービスの減少の影響が大きく、また、前連結会計年度で対応しておりましたチケットレス出張手配サービス「BTOnline」の改修作業の追加コスト、株式会社駅探I&Iの会社設立、株式取得に関する一時的なコストの発生により、損失計上となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は999,351千円(前年同四半期比29.6%増)、EBITDAは12,235千円(前年同四半期比82.9%減)、営業損失は42,638千円(前年同四半期は28,437千円の営業利益)、経常損失は41,957千円(前年同四半期は30,002千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は41,237千円(前年同四半期は24,370千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの対前第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりであります。
なお、株式会社駅探I&Iを設立したことに伴い、当第1四半期連結会計期間より、M&A・インキュベーション事業セグメントを追加しております。
①モビリティサポート事業
乗換案内サービスのコモディティ化による継続的な有料会員の減少に伴い、減収傾向で推移したことに加え、前連結会計年度で対応しておりましたチケットレス出張手配サービス「BTOnline」の改修作業の追加コストが生じたため、減収減益となりました。
この結果、売上高は371,597千円(前年同四半期比6.7%減)、EBITDAは93,533千円(前年同四半期比23.6%減)、セグメント利益は80,860千円(前年同四半期比25.5%減)となりました。
②広告配信プラットフォーム事業
前第3四半期連結会計期間からプラウドエンジン株式会社を当セグメントに追加したことに伴い、増収となりましたが、株式会社サークアが運営する広告配信サービス「Cirqua」において、2021年8月の改正薬機法に対応した新掲載基準による運用で一時は収益状況が改善されたものの、その取り巻く環境の厳しさが増したことが影響し、結果として、減収となりました。利益面においては、のれん等の償却費の計上に加え、バーティカルメディア「駅探PICKS」において、記事作成などの投資を実施したことにより、セグメント損失となりました。
この結果、売上高は363,884千円(前年同四半期比2.4%減)、EBITDAは△14,011千円(前年同四半期は25,759千円)、セグメント損失は49,923千円(前年同四半期は2,441千円のセグメント損失)となりました。
③M&A・インキュベーション事業
売上高は264,308千円、EBITDAは8,051千円、セグメント利益は2,852千円となりました。なお、当セグメントは、2023年4月25日付で株式会社駅探I&Iを設立したことに伴い、新たに追加したものであり、比較すべき前第1四半期連結累計期間の金額が存在しないため、当第1四半期連結累計期間に発生した金額のみ記載しております。
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,985,067千円となり、前連結会計年度末に比べ116,492千円増加しました。これは主に、売掛金及び契約資産の増加65,595千円、流動資産「その他」の増加61,561千円によるものであります。固定資産は1,531,554千円となり、前連結会計年度末に比べ247,180千円増加しました。これは主に、のれんの増加55,266千円、投資その他の資産「その他」の増加138,530千円によるものであります。この結果、総資産は3,516,621千円となり、前連結会計年度末に比べ363,673千円増加しました。
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は616,438千円となり、前連結会計年度末に比べ178,298千円増加しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金の増加46,576千円、流動負債「その他」の増加116,559千円によるものであります。固定負債は484,084千円となり、前連結会計年度末に比べ257,251千円増加しました。これは主に、長期借入金の増加210,204千円、退職給付に係る負債の増加51,531千円によるものであります。この結果、負債合計は1,100,522千円となり、前連結会計年度末に比べ435,549千円増加しました。
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は2,416,099千円となり、前連結会計年度末に比べ71,875千円減少しました。これは、利益剰余金の減少108,793千円によるものであります。この結果、自己資本比率は67.8%となり、前連結会計年度末に比べ11.1ポイント低下しました。
(2)研究開発活動
該当事項はありません。
(3)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、グロースアンドコミュニケーションズ株式会社、株式会社サイバネット及び株式会社アイティジェイの3社を連結の範囲に含めたことにより、M&A・インキュベーション事業において従業員数が96名増加しております。
なお、従業員数は就業員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。
(4)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、主に「M&A・インキュベーション事業」セグメントの生産、受注及び販売の実績が前年同期比で増加しております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行するなど、感染拡大防止のための行動制限緩和によって経済社会活動の正常化が進展したものの、世界的な金融引き締めによる景気下押しリスク、ロシア・ウクライナ情勢の長期化に起因する原材料・エネルギーコストの高騰、円安を背景とした物価上昇など、経済動向は先行き不透明な状況にあります。
このような状況の中、当社グループの柱であります乗換案内等の有料会員サービスは、コモディティ化等の市場環境の影響による有料会員の減少傾向に伴い、当サービスにおける収益は継続的に減少しており、新たな柱となる事業創出、ポートフォリオ強化が急務となっております。その一環として、2022年11月にプラウドエンジン株式会社、2023年4月に株式会社駅探I&Iを連結子会社にしたことにより、売上高は大幅に増加しました。
一方、利益面では、貢献利益率の高い有料会員サービスの減少の影響が大きく、また、前連結会計年度で対応しておりましたチケットレス出張手配サービス「BTOnline」の改修作業の追加コスト、株式会社駅探I&Iの会社設立、株式取得に関する一時的なコストの発生により、損失計上となりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は999,351千円(前年同四半期比29.6%増)、EBITDAは12,235千円(前年同四半期比82.9%減)、営業損失は42,638千円(前年同四半期は28,437千円の営業利益)、経常損失は41,957千円(前年同四半期は30,002千円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は41,237千円(前年同四半期は24,370千円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの対前第1四半期連結累計期間の経営成績は、次のとおりであります。
なお、株式会社駅探I&Iを設立したことに伴い、当第1四半期連結会計期間より、M&A・インキュベーション事業セグメントを追加しております。
①モビリティサポート事業
乗換案内サービスのコモディティ化による継続的な有料会員の減少に伴い、減収傾向で推移したことに加え、前連結会計年度で対応しておりましたチケットレス出張手配サービス「BTOnline」の改修作業の追加コストが生じたため、減収減益となりました。
この結果、売上高は371,597千円(前年同四半期比6.7%減)、EBITDAは93,533千円(前年同四半期比23.6%減)、セグメント利益は80,860千円(前年同四半期比25.5%減)となりました。
②広告配信プラットフォーム事業
前第3四半期連結会計期間からプラウドエンジン株式会社を当セグメントに追加したことに伴い、増収となりましたが、株式会社サークアが運営する広告配信サービス「Cirqua」において、2021年8月の改正薬機法に対応した新掲載基準による運用で一時は収益状況が改善されたものの、その取り巻く環境の厳しさが増したことが影響し、結果として、減収となりました。利益面においては、のれん等の償却費の計上に加え、バーティカルメディア「駅探PICKS」において、記事作成などの投資を実施したことにより、セグメント損失となりました。
この結果、売上高は363,884千円(前年同四半期比2.4%減)、EBITDAは△14,011千円(前年同四半期は25,759千円)、セグメント損失は49,923千円(前年同四半期は2,441千円のセグメント損失)となりました。
③M&A・インキュベーション事業
売上高は264,308千円、EBITDAは8,051千円、セグメント利益は2,852千円となりました。なお、当セグメントは、2023年4月25日付で株式会社駅探I&Iを設立したことに伴い、新たに追加したものであり、比較すべき前第1四半期連結累計期間の金額が存在しないため、当第1四半期連結累計期間に発生した金額のみ記載しております。
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は1,985,067千円となり、前連結会計年度末に比べ116,492千円増加しました。これは主に、売掛金及び契約資産の増加65,595千円、流動資産「その他」の増加61,561千円によるものであります。固定資産は1,531,554千円となり、前連結会計年度末に比べ247,180千円増加しました。これは主に、のれんの増加55,266千円、投資その他の資産「その他」の増加138,530千円によるものであります。この結果、総資産は3,516,621千円となり、前連結会計年度末に比べ363,673千円増加しました。
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は616,438千円となり、前連結会計年度末に比べ178,298千円増加しました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金の増加46,576千円、流動負債「その他」の増加116,559千円によるものであります。固定負債は484,084千円となり、前連結会計年度末に比べ257,251千円増加しました。これは主に、長期借入金の増加210,204千円、退職給付に係る負債の増加51,531千円によるものであります。この結果、負債合計は1,100,522千円となり、前連結会計年度末に比べ435,549千円増加しました。
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は2,416,099千円となり、前連結会計年度末に比べ71,875千円減少しました。これは、利益剰余金の減少108,793千円によるものであります。この結果、自己資本比率は67.8%となり、前連結会計年度末に比べ11.1ポイント低下しました。
(2)研究開発活動
該当事項はありません。
(3)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、グロースアンドコミュニケーションズ株式会社、株式会社サイバネット及び株式会社アイティジェイの3社を連結の範囲に含めたことにより、M&A・インキュベーション事業において従業員数が96名増加しております。
なお、従業員数は就業員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。
(4)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、主に「M&A・インキュベーション事業」セグメントの生産、受注及び販売の実績が前年同期比で増加しております。