四半期報告書-第34期第1四半期(令和1年8月1日-令和1年10月31日)

【提出】
2019/12/10 10:59
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦の激化や中国の景気減速懸念、日韓関係をはじめ海外における不安定な政治動向等の影響により、国内の設備投資や輸出に成長鈍化の動きがみられ、景気の先行きは依然として不透明な状況で推移しました。
外食業界におきましては、原材料価格の高止まりや、人手不足を背景とした人件費の上昇に併せて、消費税率の引き上げ及び軽減税率制度による消費マインドの変化への対策を迫られる等、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の中、当社では中期経営計画(2019年8月~2024年7月)を「経営基盤の再構築と更なる飛躍への挑戦」と位置づけ、Ⅰ.マーケティング戦略の立案と推進、Ⅱ.店舗網の再構築、Ⅲ.強固な採算管理体制の確立、Ⅳ.海外市場への進出、Ⅴ.事業活動を通したSDGsへの貢献のための取り組みに取り組んでおります。中期経営計画の初年度である当事業年度は、既存店の売上強化と管理強化を重要課題とし、顧客価値の向上による売上最大と徹底したコスト管理に取り組むことで採算性の向上に努めてまいりました。
10月のメニュー改編では新たな焼鳥メニューとして「ちからこぶ(タレ・塩)」が商品化され高い支持を得ているとともに、「プレモル・メガハイ大還元祭」を実施いたしました。また『鳥貴族』×『ベビースター』がコラボした当社のメニューを期間限定(8月16日~9月30日)で発売するなど、顧客価値の向上につながる取り組みを行うとともに、当社監修のコラボ商品が菓子メーカーより販売されるなど認知度の向上にも取り組んでまいりました。
なお、当第1四半期累計期間は新規出店及び退店は無く、当第1四半期会計期間末日における「鳥貴族」の店舗数は659店舗、当社の直営店は413店舗であります。
以上の結果、当第1四半期累計期間は、前事業年度に行った20店舗の業績不振店の退店等により店舗数が10店舗純減となったこと、2019年10月の台風19号をはじめとする天候不順等により、売上高は8,509,743千円(前年同期比4.6%減)、売上総利益は6,086,005千円(同3.1%減)となりました。一方、採算の管理に徹底し取り組んだこと、前事業年度に行った業績不振店の退店が寄与したこと等により、販売費及び一般管理費は5,582,440千円(同9.2%減)となり、営業利益は503,565千円(同269.5%増)、経常利益は499,323千円(同297.4%増)、四半期純利益は318,831千円(同442.9%増)となりました。
なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第1四半期会計期間末の総資産は16,626,562千円となり、前事業年度末と比較して500,976千円の減少となりました。これは主に減価償却による固定資産の減少及び法人税等の納付により現金及び預金が減少したこと等によるものであります。
当第1四半期会計期間末の負債は9,830,653千円となり、前事業年度末と比較して773,262千円の減少となりました。これは主に返済による長期借入金の減少及び前受収益の減少等によるものであります。
当第1四半期会計期間末の純資産は6,795,909千円となり、前事業年度末と比較して272,285千円の増加となりました。これは利益剰余金が四半期純利益の計上により増加した一方、配当金の支払いにより減少したことによるものであり、自己資本比率は40.9%(前事業年度末は38.1%)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
特記すべき事項はありません。