四半期報告書-第36期第1四半期(令和3年8月1日-令和3年10月31日)

【提出】
2021/12/14 11:26
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の外食業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた政府及び各自治体からの営業時間短縮、酒類提供自粛要請等の各種要請による影響を受けておりましたが、2021年10月よりそれらの各種要請が徐々に解除され、日常を取り戻しつつあります。一方で、新型コロナウイルス感染症の第6波に備える必要性もささやかれており、先行きが見通せない状況が続いております。
当社グループにおきましては、お客様と従業員の安全を第一に感染症対策を徹底しながら店舗運営を行うことを基本として、政府、各自治体の要請に従い可能な範囲で営業を行ってまいりました。2021年8月、9月におきましては、多くの都府県で酒類提供自粛要請を受け、「鳥貴族」は多くの店舗で休業したものの、一部の店舗においては酒類提供無しでの営業を実施いたしました。また、2021年8月23日にはチキンバーガー専門店である「TORIKI BURGER」1号店をグランドオープンいたしました。政府及び各自治体の自粛要請等が解除されると売上高は徐々に回復したものの、当第1四半期連結累計期間における既存店売上高は前年同期比33.9%に留まりました。
なお、当第1四半期連結会計期間末日における「鳥貴族」の店舗数は615店舗、当社グループの直営店は383店舗であります。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間は、東京都をはじめとする営業時間短縮、酒類提供自粛要請等が大きく影響し、売上高は2,136,899千円、売上総利益は1,462,539千円となりました。また、売上高減少に併せて変動費を中心としたコスト管理に徹底し取り組んだこと等により、販売費及び一般管理費は3,187,986千円に抑えられたものの、売上高減少の影響が大きく、営業損失は1,725,446千円となりました。一方で、助成金収入3,074,872千円を営業外収益に計上したこと等により経常利益は1,346,145千円、親会社株主に帰属する四半期純利益は812,370千円となりました。
なお、当社グループは前第3四半期連結会計期間より連結決算に移行いたしました。そのため、前第1四半期連結累計期間に四半期連結財務諸表を作成していないことから、対前年同四半期の比較を省略しております。
また、当社グループは飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は17,817,187千円となり、前連結会計年度末と比較して982,525千円の増加となりました。これは主に減価償却による固定資産が減少した一方で、未収入金及び現金及び預金が増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の負債は11,795,746千円となり、前連結会計年度末と比較して182,230千円の増加となりました。これは主に返済により長期借入金が減少した一方で、買掛金及び未払金が増加したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末の純資産は6,021,441千円となり、前連結会計年度末と比較して800,295千円の増加となりました。これは主に利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により増加したことによるものであり、自己資本比率は33.8%(前連結会計年度末は31.0%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。