四半期報告書-第35期第1四半期(令和2年8月1日-令和2年10月31日)

【提出】
2020/12/08 9:33
【資料】
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【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の抑制により、景気は急速に悪化し極めて厳しい状況となりました。緊急事態宣言の解除後、個人消費は回復の兆しもみられるものの、新型コロナウイルス感染症の感染者数が再度増加傾向にあるなど、依然として予断を許さない状況が続いております。
外食業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた各自治体からの営業自粛要請やインバウンド需要の消失、さらにテレワークの普及や生活様式の変化により店内での飲食が減少しテイクアウトの利用が増加する等、経営環境が大きく変化しております。
当社におきましては、緊急事態宣言解除以降、お客様と従業員の安全を第一に感染症対策を徹底しながら店舗運営を再開致しました。各自治体の自粛要請等が解除されると売上高は徐々に回復したものの、当第1四半期累計期間における既存店売上高は前年同期比75.8%に留まりました。
なお、当第1四半期累計期間は7店舗退店し、当第1四半期会計期間末日における「鳥貴族」の店舗数は622店舗となりました。当社の直営店は、6店舗退店し387店舗となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間は、東京都をはじめとする営業時間短縮要請等が大きく影響し、売上高は6,226,579千円(前年同期比26.8%減)、売上総利益は4,374,861千円(同28.1%減)となりました。また、売上高減少に併せて変動費を中心としたコスト管理に徹底し取り組んだこと等により、販売費及び一般管理費は4,541,779千円(同18.6%減)に抑えられたものの、売上高減少の影響が大きく、営業損失は166,917千円(前年同期は営業利益503,565千円)、経常利益は18,682千円(前年同期比96.3%減)、四半期純損失は23,354千円(前年同期は四半期純利益318,831千円)となりました。
なお、当社は飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態の分析
当第1四半期会計期間末の総資産は19,517,935千円となり、前事業年度末と比較して435,332千円の減少となりました。これは主に減価償却による固定資産の減少及び法人税等の納付により現金及び預金が減少したこと等によるものであります。
当第1四半期会計期間末の負債は13,874,030千円となり、前事業年度末と比較して411,977千円の減少となりました。これは主に返済による長期借入金の減少及び前受収益の減少等によるものであります。
当第1四半期会計期間末の純資産は5,643,904千円となり、前事業年度末と比較して23,354千円の減少となりました。これは利益剰余金が四半期純損失の計上により減少したことによるものであり、自己資本比率は28.9%(前事業年度末は28.4%)となりました。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
特記すべき事項はありません。