四半期報告書-第5期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

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2020/08/07 9:25
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【項目】
35項目
以下の記載における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
2020年4~6月期のわが国経済を振り返りますと、19年度の後半から弱含んでいた輸出や個人消費が一段と落ち込んだことなどにより、景気は非常に厳しい状況になりました。すわなち、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大に伴い各国で経済活動が制限されたため、輸出が欧米向けを中心に大きく落ち込みました。また、国内では政府の緊急事態宣言に伴う外出自粛強化などにより、サービス消費を中心に個人消費が大幅に減少しました。このように国内外の需要が急激に縮小したことから、企業の生産活動も大幅に落ち込みました。こうした中で、首都圏及び神奈川県の景気は、製造業の生産活動が急速に縮小したほか、外出自粛の影響などで個人消費も大きく落ち込むなど、大幅に悪化しました。
金融面では、日本銀行が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続するとともに、「新型コロナウイルス感染症対応金融支援特別オペ」の拡充などによって金融緩和を強化しました。こうした中で、短期金利がマイナス圏で推移すると同時に、長期金利はゼロ%近傍での推移となりました。
このような経営環境のなか、当第1四半期連結累計期間における財政状態、経営成績の状況は、以下のとおりとなりました。
総資産は、前連結会計年度末に比べ 9,830億68百万円増加し、19兆9,110億5百万円となり、純資産は、前連結会計年度末に比べ 153億13百万円増加し、1兆1,192億85百万円となりました。預金は前連結会計年度末に比べ 1兆282億10百万円増加し、17兆2,618億81百万円、貸出金は前連結会計年度末に比べ 3,809億58百万円増加し、13兆4,492億66百万円、有価証券は前連結会計年度末に比べ 1,100億96百万円増加し、2兆5,521億70百万円となりました。
連結粗利益は、役務取引等利益及び市場関連損益の減少等により、前第1四半期連結累計期間に比べ 47億80百万円減少し、504億62百万円となりました。
与信関係費用が前第1四半期連結累計期間に比べ 20億28百万円減少したものの、連結粗利益が減少したことを主因として、経常利益は前第1四半期連結累計期間に比べ 46億97百万円減少し、162億96百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益についても、前第1四半期連結累計期間に比べ 36億円減少し、114億29百万円となりました。
前第1四半期
連結累計期間
(百万円)(A)
当第1四半期
連結累計期間
(百万円)(B)
増減(百万円)
(B)-(A)
連結粗利益55,24250,462△4,780
資金利益38,72337,939△784
信託報酬1818
役務取引等利益12,58310,641△1,942
特定取引利益478402△76
その他業務利益3,4571,460△1,997
営業経費(△)32,81333,679866
与信関係費用(△)4,9482,920△2,028
貸出金償却(△)2,6751,109△1,566
個別貸倒引当金繰入額(△)1,574977△597
一般貸倒引当金繰入額(△)6961,096400
償却債権取立益347580233
その他(△)350316△34
株式等関係損益3,4192,683△736
その他92△249△341
経常利益20,99316,296△4,697
特別損益△300△173127
税金等調整前四半期純利益20,69216,122△4,570
法人税等合計(△)5,6174,645△972
四半期純利益15,07411,477△3,597
非支配株主に帰属する
四半期純利益(△)
44484
親会社株主に帰属する四半期純利益15,02911,429△3,600

(注) 「連結粗利益」は、(資金運用収益-資金調達費用)+信託報酬+(役務取引等収益-役務取引等費用)+(特定取引収益-特定取引費用)+(その他業務収益-その他業務費用)で算出しております。
(収支等の状況)
① 国内・海外別収支
当第1四半期連結累計期間の資金運用収支は、前第1四半期連結累計期間比 7億84百万円減少の 379億39百万円、役務取引等収支は、前第1四半期連結累計期間比 19億42百万円減少の 106億41百万円、特定取引収支は、前第1四半期連結累計期間比 76百万円減少の 4億2百万円、その他業務収支は、前第1四半期連結累計期間比 19億97百万円減少の 14億60百万円となりました。
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
資金運用収支前第1四半期連結累計期間38,58513838,723
当第1四半期連結累計期間37,81712137,939
うち資金運用収益前第1四半期連結累計期間43,0482821143,319
当第1四半期連結累計期間39,7372152339,929
うち資金調達費用前第1四半期連結累計期間4,463143114,595
当第1四半期連結累計期間1,91993231,990
信託報酬前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間1818
役務取引等収支前第1四半期連結累計期間12,585△212,583
当第1四半期連結累計期間10,644△310,641
うち役務取引等収益前第1四半期連結累計期間14,121214,124
当第1四半期連結累計期間13,018213,020
うち役務取引等費用前第1四半期連結累計期間1,53641,541
当第1四半期連結累計期間2,37452,379
特定取引収支前第1四半期連結累計期間478478
当第1四半期連結累計期間402402
うち特定取引収益前第1四半期連結累計期間478478
当第1四半期連結累計期間402402
うち特定取引費用前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間00
その他業務収支前第1四半期連結累計期間3,466△903,457
当第1四半期連結累計期間1,470△901,460
うちその他業務収益前第1四半期連結累計期間11,409121211,409
当第1四半期連結累計期間10,2593310,259
うちその他業務費用前第1四半期連結累計期間7,94221127,952
当第1四半期連結累計期間8,7891338,799

(注) 1 「国内」とは、当社及び連結子会社(海外店を除く。)であります。
2 「海外」とは、連結子会社の海外店であります。
3 「相殺消去額」には内部取引金額等を表示しております。
② 国内・海外別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
種類期別国内海外相殺消去額(△)合計
金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)金額(百万円)
預金合計前第1四半期連結会計期間15,748,76310,40315,759,167
当第1四半期連結会計期間17,252,3289,55217,261,881
うち流動性預金前第1四半期連結会計期間11,568,81486711,569,681
当第1四半期連結会計期間13,116,52977013,117,300
うち定期性預金前第1四半期連結会計期間3,837,9519,5363,847,488
当第1四半期連結会計期間3,717,1738,7813,725,955
うちその他前第1四半期連結会計期間341,997341,997
当第1四半期連結会計期間418,625418,625
譲渡性預金前第1四半期連結会計期間405,460405,460
当第1四半期連結会計期間246,709246,709
総合計前第1四半期連結会計期間16,154,22310,40316,164,627
当第1四半期連結会計期間17,499,0379,55217,508,590

(注) 1 「国内」とは、当社及び連結子会社(海外店を除く。)であります。
2 「海外」とは、連結子会社の海外店であります。
3 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
4 定期性預金=定期預金+定期積金
5 「相殺消去額」には内部取引金額等を表示しております。
③ 国内・海外別貸出金残高の状況
○ 業種別貸出状況(末残・構成比)
業種別前第1四半期連結会計期間当第1四半期連結会計期間
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
国内(除く特別国際金融取引勘定分)12,775,037100.0013,428,838100.00
製造業1,042,2828.161,056,2897.87
農業、林業4,2450.035,4800.04
漁業7,0590.068,9120.07
鉱業、採石業、砂利採取業3,4460.032,9510.02
建設業296,9092.32316,4512.36
電気・ガス・熱供給・水道業59,3050.4680,5750.60
情報通信業137,0521.07142,7571.06
運輸業、郵便業381,0762.98362,3922.70
卸売業、小売業997,2417.811,027,8497.65
金融業、保険業345,4092.70436,4363.25
不動産業、物品賃貸業3,882,15330.394,022,76929.96
その他の各種サービス業1,124,1408.801,228,0469.14
地方公共団体478,8463.75482,1933.59
その他4,015,86931.444,255,73131.69
海外及び特別国際金融取引勘定分27,062100.0020,428100.00
政府等
金融機関
その他27,062100.0020,428100.00
合計12,802,099───13,449,266───

(注) 1 「国内」とは、当社及び連結子会社(海外店を除く。)であります。
2 「海外」とは、連結子会社の海外店であります。
④ 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、株式会社横浜銀行1社であります。
イ 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
資 産
科目前連結会計年度
(2020年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2020年6月30日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
銀行勘定貸4,825100.005,577100.00
合計4,825100.005,577100.00

負 債
科目前連結会計年度
(2020年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2020年6月30日)
金額(百万円)構成比(%)金額(百万円)構成比(%)
金銭信託4,825100.005,577100.00
合計4,825100.005,577100.00

(注)共同信託他社管理財産については、前連結会計年度(2020年3月31日)及び当第1四半期連結会計期間(2020年6月30日)のいずれも取扱残高はありません。
ロ 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
科目前連結会計年度
(2020年3月31日)
当第1四半期連結会計期間
(2020年6月30日)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
金銭信託
(百万円)
貸付信託
(百万円)
合計
(百万円)
銀行勘定貸4,8254,8255,5775,577
資産計4,8254,8255,5775,577
元本4,8254,8255,5775,577
負債計4,8254,8255,5775,577

(2) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。