有価証券報告書-第18期(2025/07/01-2026/06/30)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a. 経営成績の状況
(当連結会計年度の経営成績の概況)
(注)当社は、2025年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2025年6月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失を算定しております。
当社グループは、「Solve with idea, Solve with you.」というタグラインのもと、保証などアフターサービスの運営を起点に様々な企業にストックビジネスコンサルティングを展開し、独自のエンゲージメントプラットフォーム(会員型ビジネスOS)の提供を通じて顧客事業の活性化及び収益化を支援することを目指しております。
暮らしやビジネスの在り方、人々の価値観までもが加速度的に変化する中、様々な課題に対応する豊富なアイデアで、ともに考え、ともに解決することが当社グループの使命であり、アイデンティティであると考え事業を展開しております。
保証・デジタルマーケティング・システム開発・業務運営・組込型金融により構成される独自のSAaaS(Smart Assurance as a Service)メソッドを通じて、住宅領域に特化した事業展開を行っているHomeworthTech(ホームワーステック)事業、再生可能エネルギー・教育ICT領域の製品・サービスを中心に事業展開を行っているExtendTech(エクステンドテック)事業、システム開発や情報技術のコンサルティングを提供するLifeTech(ライフテック)事業及びFinTech事業その他の4事業を主力事業として展開しております。
当連結会計年度(2025年7月1日から2026年6月30日まで)においても、中長期戦略の達成に向けたストックビジネスコンサルティングの強化のため、人材・デジタル領域への積極的投資を継続する一方、既存事業の進展及び社内業務DXの推進が奏功し、引き続き堅調に進捗しております。
加えて、継続するインフレ傾向や金融環境の変化等のマクロ経済情勢を見据え、保有する収益不動産の適切な入れ替えによる資産性の向上、及び金融資産のポートフォリオ最適化を推進するなど、継続的かつ安定的な営業外収益基盤の構築・強化にも取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高7,679百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益1,860百万円(同14.8%増)、経常利益2,552百万円(同29.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,743百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失628百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(セグメント別売上高)
(セグメント別利益)
イ.HomeworthTech事業
HomeworthTech事業では、住宅領域に特化した事業展開を行っております。
創業以来の代表的サービスである住宅設備の長期保証「住設あんしんサポート」、建物本体を引き渡し後20年間にわたり保証する「建物20年保証バックアップサービス」等、各種保証サービスの提供を通じて、住宅事業者のフロービジネス強化及びストックビジネスの創出を支援しております。
当連結会計年度においては、住宅設備や建物の長期保証契約の獲得に引き続き注力することや、地震保証や地盤補償などの新たな保証契約の獲得を推進するとともに、住宅事業者が抱える経営課題に対して、ストックビジネスコンサルティングを通じて、事業の仕組化、活性化及び収益化を総合的に支援してまいりました。
これらの施策により、主要なKPIである新規契約獲得金額6,890百万円(前年同期比27.1%増)、前受収益・長期前受収益残高17,337百万円(同22.1%増)、電子マネー発行サービスの導入社数168社(同6.3%増)・未使用残高2,977百万円(同14.3%増)といずれも前年同期比で成長しております。この結果、売上高は4,399百万円(前年同期比16.5%増)、セグメント利益は1,880百万円(同27.5%増)となりました。
ロ.ExtendTech事業
ExtendTech事業では、再生可能エネルギー関連領域や教育ICT領域の製品・サービスに対する事業展開及び既存事業に続く新規領域の創出を行っております。
太陽光発電・蓄電システム等の再生可能エネルギー領域では、近年の持続可能な社会実現に向けての機運の高まりを背景に、各機器に対する保証のニーズが高まっており、長期保証をはじめとした各種アフターサービスソリューションを中心に、ストックビジネスコンサルティングを提供しております。
当連結会計年度においては、小中学校向けGIGAタブレット保証における計画の見直しを行いましたが、太陽光発電システムや蓄電システムをはじめとした住宅用再生可能エネルギー機器に対する社会的ニーズに応える形で事業を推進しております。
この結果、当連結会計年度の売上高は2,626百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益は1,832百万円(同6.6%増)となりました。
ハ.LifeTech事業
LifeTech事業においては、子会社の株式会社メディアシークが持つ豊富な実績・技術開発リソースに基づくシステムインテグレーション提供を基軸に、法人向けシステムコンサルティング、SaaSプロダクト、サイバーセキュリティ対策サービスの提供、画像解析・AIサービスの開発、及び教育・ヘルスケア・エンターテイメント領域におけるオンラインサービス開発など各種事業を運営しております。
この結果、当連結会計年度の売上高は620百万円(前年同期比35.6%増)、セグメント利益は172百万円(前年同期比27.1%増)となりました。
ニ.FinTech事業その他
FinTech事業その他は、HomeworthTech事業、ExtendTech事業及びLifeTech事業には含まれないサービスを提供しております。
当連結会計年度の売上高は31百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益は10百万円(前年同期はセグメント損失26百万円)となりました。
(KPI推移)
(注)売上高については四半期連結会計期間の数値を使用しております。
b. 財政状態の分析
(当連結会計年度末の財政状態の概況)
(注)当社は、2025年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2025年6月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産を算定しております。
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて4,803百万円増加し34,423百万円となりました。これは主に、売掛金が2,446百万円、立替金が540百万円、投資有価証券が662百万円及び長期前払費用が852百万円それぞれ増加したことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて3,459百万円増加し28,888百万円となりました。これは主に、保証損失引当金が1,109百万円減少した一方、住宅設備の延長保証事業を行うため一括で受領した保証料のうち1年超の期間に収益化される予定の長期前受収益が2,630百万円及び長期預り金が645百万円それぞれ増加したことによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1,344百万円増加し5,535百万円となりました。これは主に、自己株式が688百万円増加した一方、親会社株主に帰属する当期純利益が1,743百万円計上されるとともに、その他有価証券評価差額金が524百万円増加したことによるものです。
なお、当社の自己資本比率は16.0%となっており、他の事業会社と比較して低い水準となっております。これはサービス提供前に保証料を収受する当社のビジネスモデルに起因するものです。当社の負債の割合の内訳は、前受収益及び長期前受収益(将来の利益)が62.5%、預り金及び長期預り金(主に現金及び預金)が21.8%という構成であり、有利子負債は7.4%と低水準となっております。さらに、流動比率も239.5%と十分な水準となっており、財務の健全性は十分に担保されております。
②キャッシュ・フローの状況
(連結キャッシュ・フローの状況)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より186百万円増加し、3,600百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,673百万円(前年同期比20.3%減)となりました。これは主に、保証損失引当金の減少1,109百万円、売上債権の増加2,461百万円等による資金の減少があった一方で、税金等調整前当期純利益の計上2,475百万円、長期前受収益の増加2,630百万円等による資金の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は377百万円(前年同期は1,342百万円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入647百万円、投資不動産の売却による収入419百万円があった一方で、無形固定資産の取得による支出374百万円、投資有価証券の取得による支出422百万円、投資不動産の取得による支出570百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,118百万円(前年同期は549百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出406百万円、自己株式の取得による支出688百万円があったことによるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先が無いため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態の分析)
財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
(経営成績の分析)
a. 売上高
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ973百万円増加し、7,679百万円となりました。
売上高の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
b. 売上原価、売上総利益
当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ131百万円増加し、2,029百万円となりました。主な要因は、HomeworthTech事業の「保証サービス」において契約件数が堅調に推移したこと等により、住宅設備保証に伴い発生する修理コスト等を担保するための損害保険会社に対する支払保険料が増加し、取扱店・代理店に支払う販売手数料や業務委託報酬が増加したほか、社内エンジニアリソースを活用した開発案件の規模拡大に伴い、エンジニア費用が増加したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ841百万円増加し、5,649百万円となりました。
c. 販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ601百万円増加し、3,789百万円となりました。主な要因は、AIによる業務効率化が進み人件費や各種手数料が抑制された一方で、業容拡大を目的とする法人営業・デジタル企画開発の人材採用を推進・加速したことやAI活用への投資、新事業開発に伴うシステム減価償却費が増加したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ239百万円増加し、1,860百万円となりました。
d. 営業外損益、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ296百万円増加し、915百万円となりました。主な要因は、保証損失引当金戻入額によるものであります。
また、当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ38百万円減少し、223百万円となりました。主な要因は、為替差損の減少によるものであります。
この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ574百万円増加し、2,552百万円となりました。
e. 特別損益、税金等調整前当期純利益
当連結会計年度の特別損失は、ソフトウエア除却損66百万円等によるものであります。
この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、2,475百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失857百万円)となりました。
f. 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額は732百万円となりました。
この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、1,743百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失628百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フローの状況の分析)
キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(経営成績に重要な影響を与える要因について)
当社グループは、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、組織体制、法令遵守、市場動向、人材の確保等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化を図りながら、優秀な人材を確保し、市場ニーズに合ったサービスを展開することにより、リスク要因を分散・低減し、適切に対応してまいります。
経営者の問題認識につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、長期保証サービスのリスク移転先である損害保険会社への損害保険料、短期保証サービスの検査補修費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、投資有価証券の購入、収益不動産の購入等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の事業の性質上役務提供前にその対価を収受するものとなりますので、基本方針に沿って財源を確保しております。よって、運転資金は自己資金としております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a. 経営成績の状況
(当連結会計年度の経営成績の概況)
| 2025年6月期 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) | 2026年6月期 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | 増減額 | 増減率 (%) | |
| 売上高(千円) | 6,705,733 | 7,679,206 | 973,473 | 14.5 |
| 営業利益(千円) | 1,620,453 | 1,860,407 | 239,953 | 14.8 |
| 経常利益(千円) | 1,977,122 | 2,552,071 | 574,949 | 29.1 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円) | △628,165 | 1,743,708 | 2,371,873 | - |
| 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)(円) | △56.95 | 153.70 | - | - |
(注)当社は、2025年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2025年6月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失を算定しております。
当社グループは、「Solve with idea, Solve with you.」というタグラインのもと、保証などアフターサービスの運営を起点に様々な企業にストックビジネスコンサルティングを展開し、独自のエンゲージメントプラットフォーム(会員型ビジネスOS)の提供を通じて顧客事業の活性化及び収益化を支援することを目指しております。
暮らしやビジネスの在り方、人々の価値観までもが加速度的に変化する中、様々な課題に対応する豊富なアイデアで、ともに考え、ともに解決することが当社グループの使命であり、アイデンティティであると考え事業を展開しております。
保証・デジタルマーケティング・システム開発・業務運営・組込型金融により構成される独自のSAaaS(Smart Assurance as a Service)メソッドを通じて、住宅領域に特化した事業展開を行っているHomeworthTech(ホームワーステック)事業、再生可能エネルギー・教育ICT領域の製品・サービスを中心に事業展開を行っているExtendTech(エクステンドテック)事業、システム開発や情報技術のコンサルティングを提供するLifeTech(ライフテック)事業及びFinTech事業その他の4事業を主力事業として展開しております。
当連結会計年度(2025年7月1日から2026年6月30日まで)においても、中長期戦略の達成に向けたストックビジネスコンサルティングの強化のため、人材・デジタル領域への積極的投資を継続する一方、既存事業の進展及び社内業務DXの推進が奏功し、引き続き堅調に進捗しております。
加えて、継続するインフレ傾向や金融環境の変化等のマクロ経済情勢を見据え、保有する収益不動産の適切な入れ替えによる資産性の向上、及び金融資産のポートフォリオ最適化を推進するなど、継続的かつ安定的な営業外収益基盤の構築・強化にも取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高7,679百万円(前年同期比14.5%増)、営業利益1,860百万円(同14.8%増)、経常利益2,552百万円(同29.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,743百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失628百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(セグメント別売上高)
| 2025年6月期 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) | 2026年6月期 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | 前年同期比 | ||||
| 金額(千円) | 構成比 (%) | 金額(千円) | 構成比 (%) | 増減額(千円) | 増減率 (%) | |
| HomeworthTech事業 | 3,775,008 | 56.3 | 4,399,619 | 57.3 | 624,610 | 16.5 |
| ExtendTech事業 | 2,441,991 | 36.4 | 2,626,786 | 34.2 | 184,795 | 7.6 |
| LifeTech事業 | 457,938 | 6.8 | 620,888 | 8.1 | 162,950 | 35.6 |
| FinTech事業その他 | 30,794 | 0.5 | 31,912 | 0.4 | 1,118 | 3.6 |
| 合計 | 6,705,733 | 100.0 | 7,679,206 | 100.0 | 973,473 | 14.5 |
(セグメント別利益)
| 2025年6月期 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) | 2026年6月期 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | 前年同期比 | ||||
| 金額(千円) | 構成比 (%) | 金額(千円) | 構成比 (%) | 増減額(千円) | 増減率 (%) | |
| HomeworthTech事業 | 1,475,644 | 44.6 | 1,880,891 | 48.3 | 405,247 | 27.5 |
| ExtendTech事業 | 1,720,012 | 52.0 | 1,832,824 | 47.0 | 112,812 | 6.6 |
| LifeTech事業 | 135,880 | 4.1 | 172,749 | 4.4 | 36,869 | 27.1 |
| FinTech事業その他 | △26,497 | △0.8 | 10,913 | 0.3 | 37,410 | - |
| 報告セグメント計 | 3,305,039 | 100.0 | 3,897,379 | 100.0 | 592,339 | 17.9 |
イ.HomeworthTech事業
HomeworthTech事業では、住宅領域に特化した事業展開を行っております。
創業以来の代表的サービスである住宅設備の長期保証「住設あんしんサポート」、建物本体を引き渡し後20年間にわたり保証する「建物20年保証バックアップサービス」等、各種保証サービスの提供を通じて、住宅事業者のフロービジネス強化及びストックビジネスの創出を支援しております。
当連結会計年度においては、住宅設備や建物の長期保証契約の獲得に引き続き注力することや、地震保証や地盤補償などの新たな保証契約の獲得を推進するとともに、住宅事業者が抱える経営課題に対して、ストックビジネスコンサルティングを通じて、事業の仕組化、活性化及び収益化を総合的に支援してまいりました。
これらの施策により、主要なKPIである新規契約獲得金額6,890百万円(前年同期比27.1%増)、前受収益・長期前受収益残高17,337百万円(同22.1%増)、電子マネー発行サービスの導入社数168社(同6.3%増)・未使用残高2,977百万円(同14.3%増)といずれも前年同期比で成長しております。この結果、売上高は4,399百万円(前年同期比16.5%増)、セグメント利益は1,880百万円(同27.5%増)となりました。
ロ.ExtendTech事業
ExtendTech事業では、再生可能エネルギー関連領域や教育ICT領域の製品・サービスに対する事業展開及び既存事業に続く新規領域の創出を行っております。
太陽光発電・蓄電システム等の再生可能エネルギー領域では、近年の持続可能な社会実現に向けての機運の高まりを背景に、各機器に対する保証のニーズが高まっており、長期保証をはじめとした各種アフターサービスソリューションを中心に、ストックビジネスコンサルティングを提供しております。
当連結会計年度においては、小中学校向けGIGAタブレット保証における計画の見直しを行いましたが、太陽光発電システムや蓄電システムをはじめとした住宅用再生可能エネルギー機器に対する社会的ニーズに応える形で事業を推進しております。
この結果、当連結会計年度の売上高は2,626百万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益は1,832百万円(同6.6%増)となりました。
ハ.LifeTech事業
LifeTech事業においては、子会社の株式会社メディアシークが持つ豊富な実績・技術開発リソースに基づくシステムインテグレーション提供を基軸に、法人向けシステムコンサルティング、SaaSプロダクト、サイバーセキュリティ対策サービスの提供、画像解析・AIサービスの開発、及び教育・ヘルスケア・エンターテイメント領域におけるオンラインサービス開発など各種事業を運営しております。
この結果、当連結会計年度の売上高は620百万円(前年同期比35.6%増)、セグメント利益は172百万円(前年同期比27.1%増)となりました。
ニ.FinTech事業その他
FinTech事業その他は、HomeworthTech事業、ExtendTech事業及びLifeTech事業には含まれないサービスを提供しております。
当連結会計年度の売上高は31百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益は10百万円(前年同期はセグメント損失26百万円)となりました。
(KPI推移)
| (単位:百万円、社) |
| 2025年6月期 | ||||||
| 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 年度計 | ||
| 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | ||
| [HomeworthTech事業] | ||||||
| 新規契約獲得金額 | 1,098 | 1,210 | 1,339 | 1,772 | 5,421 | |
| 前受収益・長期前受収益残高 | 12,228 | 12,750 | 13,335 | 14,203 | 14,203 | |
| 売上高 | 保証サービス | 682 | 726 | 807 | 964 | 3,181 |
| 検査補修サービス | 109 | 111 | 94 | 91 | 406 | |
| その他 | 49 | 48 | 46 | 42 | 187 | |
| 電子マネー | 導入社数 | 125 | 135 | 146 | 158 | 158 |
| 未使用残高 | 2,430 | 2,504 | 2,567 | 2,604 | 2,604 | |
| [ExtendTech事業] | ||||||
| 売上高 | 再生可能エネルギー | 466 | 353 | 429 | 630 | 1,880 |
| 家電・その他 | 156 | 149 | 134 | 121 | 561 | |
| [LifeTech事業] | ||||||
| 売上高 | コーポレートDX | - | 30 | 56 | 85 | 172 |
| ライフスタイルDX | - | 77 | 102 | 105 | 285 | |
| 2026年6月期 | |||||||
| 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 年度計 | |||
| 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 前年同期比 | ||
| [HomeworthTech事業] | |||||||
| 新規契約獲得金額 | 1,202 | 1,457 | 2,046 | 2,183 | 6,890 | 127.1% | |
| 前受収益・長期前受収益残高 | 14,679 | 15,304 | 16,352 | 17,337 | 17,337 | 122.1% | |
| 売上高 | 保証サービス | 838 | 882 | 1,014 | 1,176 | 3,912 | 123.0% |
| 検査補修サービス | 73 | 81 | 78 | 72 | 305 | 75.2% | |
| その他 | 40 | 44 | 45 | 50 | 181 | 96.9% | |
| 電子マネー | 導入社数 | 166 | 166 | 167 | 168 | 168 | 106.3% |
| 未使用残高 | 2,683 | 2,740 | 2,866 | 2,977 | 2,977 | 114.3% | |
| [ExtendTech事業] | |||||||
| 売上高 | 再生可能エネルギー | 275 | 452 | 552 | 838 | 2,119 | 112.7% |
| 家電・その他 | 145 | 115 | 127 | 118 | 507 | 90.3% | |
| [LifeTech事業] | |||||||
| 売上高 | コーポレートDX | 57 | 49 | 33 | 34 | 175 | 102.0% |
| ライフスタイルDX | 93 | 108 | 102 | 141 | 445 | 155.8% | |
(注)売上高については四半期連結会計期間の数値を使用しております。
b. 財政状態の分析
(当連結会計年度末の財政状態の概況)
| 2025年6月期 | 2026年6月期 | 増減額 | |
| 総資産(千円) | 29,619,524 | 34,423,452 | 4,803,928 |
| 純資産(千円) | 4,190,876 | 5,535,229 | 1,344,353 |
| 自己資本比率(%) | 14.1 | 16.0 | - |
| 1株当たり純資産(円) | 361.96 | 497.81 | - |
(注)当社は、2025年7月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。2025年6月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産を算定しております。
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて4,803百万円増加し34,423百万円となりました。これは主に、売掛金が2,446百万円、立替金が540百万円、投資有価証券が662百万円及び長期前払費用が852百万円それぞれ増加したことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて3,459百万円増加し28,888百万円となりました。これは主に、保証損失引当金が1,109百万円減少した一方、住宅設備の延長保証事業を行うため一括で受領した保証料のうち1年超の期間に収益化される予定の長期前受収益が2,630百万円及び長期預り金が645百万円それぞれ増加したことによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1,344百万円増加し5,535百万円となりました。これは主に、自己株式が688百万円増加した一方、親会社株主に帰属する当期純利益が1,743百万円計上されるとともに、その他有価証券評価差額金が524百万円増加したことによるものです。
なお、当社の自己資本比率は16.0%となっており、他の事業会社と比較して低い水準となっております。これはサービス提供前に保証料を収受する当社のビジネスモデルに起因するものです。当社の負債の割合の内訳は、前受収益及び長期前受収益(将来の利益)が62.5%、預り金及び長期預り金(主に現金及び預金)が21.8%という構成であり、有利子負債は7.4%と低水準となっております。さらに、流動比率も239.5%と十分な水準となっており、財務の健全性は十分に担保されております。
②キャッシュ・フローの状況
(連結キャッシュ・フローの状況)
| 2025年6月期 | 2026年6月期 | 増減額 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) | 2,099,998 | 1,673,966 | △426,031 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) | △1,342,062 | △377,224 | 964,837 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) | △549,549 | △1,118,241 | △568,692 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額(千円) | △6,079 | 8,294 | 14,373 |
| 現金及び現金同等物の増減額(千円) | 202,307 | 186,794 | △15,512 |
| 現金及び現金同等物の期首残高(千円) | 2,804,524 | 3,413,948 | 609,423 |
| 株式交換による現金及び現金同等物の増加額(千円) | 407,116 | - | △407,116 |
| 現金及び現金同等物の期末残高(千円) | 3,413,948 | 3,600,742 | 186,794 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より186百万円増加し、3,600百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,673百万円(前年同期比20.3%減)となりました。これは主に、保証損失引当金の減少1,109百万円、売上債権の増加2,461百万円等による資金の減少があった一方で、税金等調整前当期純利益の計上2,475百万円、長期前受収益の増加2,630百万円等による資金の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は377百万円(前年同期は1,342百万円の使用)となりました。これは主に、投資有価証券の売却及び償還による収入647百万円、投資不動産の売却による収入419百万円があった一方で、無形固定資産の取得による支出374百万円、投資有価証券の取得による支出422百万円、投資不動産の取得による支出570百万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,118百万円(前年同期は549百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出406百万円、自己株式の取得による支出688百万円があったことによるものです。
③生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b. 受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前年同期比(%) | 受注残高(千円) | 前年同期比(%) |
| HomeworthTech事業 | - | - | - | - |
| ExtendTech事業 | - | - | - | - |
| LifeTech事業 | 451,206 | 120.4 | 115,455 | 179.2 |
| FinTech事業その他 | - | - | - | - |
| 合計 | 451,206 | 120.4 | 115,455 | 179.2 |
(注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
c. 販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年7月1日 至 2026年6月30日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| HomeworthTech事業 | 4,399,619 | 116.5 |
| ExtendTech事業 | 2,626,786 | 107.6 |
| LifeTech事業 | 620,888 | 135.6 |
| FinTech事業その他 | 31,912 | 103.6 |
| 合計 | 7,679,206 | 114.5 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先が無いため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(財政状態の分析)
財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
(経営成績の分析)
a. 売上高
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ973百万円増加し、7,679百万円となりました。
売上高の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
b. 売上原価、売上総利益
当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度に比べ131百万円増加し、2,029百万円となりました。主な要因は、HomeworthTech事業の「保証サービス」において契約件数が堅調に推移したこと等により、住宅設備保証に伴い発生する修理コスト等を担保するための損害保険会社に対する支払保険料が増加し、取扱店・代理店に支払う販売手数料や業務委託報酬が増加したほか、社内エンジニアリソースを活用した開発案件の規模拡大に伴い、エンジニア費用が増加したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ841百万円増加し、5,649百万円となりました。
c. 販売費及び一般管理費、営業利益
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ601百万円増加し、3,789百万円となりました。主な要因は、AIによる業務効率化が進み人件費や各種手数料が抑制された一方で、業容拡大を目的とする法人営業・デジタル企画開発の人材採用を推進・加速したことやAI活用への投資、新事業開発に伴うシステム減価償却費が増加したことによるものであります。
この結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ239百万円増加し、1,860百万円となりました。
d. 営業外損益、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ296百万円増加し、915百万円となりました。主な要因は、保証損失引当金戻入額によるものであります。
また、当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ38百万円減少し、223百万円となりました。主な要因は、為替差損の減少によるものであります。
この結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ574百万円増加し、2,552百万円となりました。
e. 特別損益、税金等調整前当期純利益
当連結会計年度の特別損失は、ソフトウエア除却損66百万円等によるものであります。
この結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、2,475百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失857百万円)となりました。
f. 親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額は732百万円となりました。
この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、1,743百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失628百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フローの状況の分析)
キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(経営成績に重要な影響を与える要因について)
当社グループは、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、組織体制、法令遵守、市場動向、人材の確保等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化を図りながら、優秀な人材を確保し、市場ニーズに合ったサービスを展開することにより、リスク要因を分散・低減し、適切に対応してまいります。
経営者の問題認識につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、長期保証サービスのリスク移転先である損害保険会社への損害保険料、短期保証サービスの検査補修費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、投資有価証券の購入、収益不動産の購入等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社の事業の性質上役務提供前にその対価を収受するものとなりますので、基本方針に沿って財源を確保しております。よって、運転資金は自己資金としております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおりであります。