四半期報告書-第20期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、引き続き新型コロナウィルス感染症の影響を受けているものの、ワクチン接種率の増加による新規感染者数の減少及び感染予防策を講じた外出規制の緩和に伴い、緩やかな回復傾向にありました。しかし、世界的には新型コロナウィルス感染症の再拡大等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。
当社グループが属する在宅マッサージ業界及び訪問看護業界におきましては、少子高齢化が加速する一方で、医療機関における病床数の減少が見込まれるとともに、特別養護老人ホーム等の介護施設の待機者数は、年々増加傾向にあり、政府による地域包括ケアシステムの構築の推進活動と相俟って、在宅療養の重要性がますます高まってきております。
このような状況のもと、当社グループが訪問してサービス提供する対象の一部には介護施設が含まれておりますが、ワクチン接種率の増加による新規感染者数の減少等に伴い施設への立ち入り制限が減少したため、前四半期比では状況が改善し施術回数が増加しております。
また、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に達する2025年頃には、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者、5人に1人が75歳以上の後期高齢者になるといういわゆる「2025年問題」の到来が見込まれる環境下において、介護施設等の法人営業を強化することによるサービス利用者のさらなる増大を通じて、「2025年問題」の解決企業として当社グループが事業を遂行していくことを実現すべく、フランチャイズ事業の推進を加速したことで、マーケットシェア及びサービス提供エリアがより一層拡充いたしました。
結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,182,187千円(前年同四半期比17.7%増)、営業利益は199,873千円(前年同四半期営業損失66,760千円)、経常利益は236,687千円(前年同四半期比446.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は166,647千円(前年同四半期比1,076.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①マッサージ直営事業
マッサージ直営事業では、新型コロナウィルス感染の再拡大の影響に伴い、一部の介護施設で外部者の施設への立ち入りが制限されましたが、4度目の緊急事態宣言の解除に伴い、介護施設に向けてサービスの再開を訴求してまいりました。また、サービス休止中に筋麻痺や関節拘縮といった症状が進んでしまった利用者に対して、日常生活動作能力(ADL能力)の向上を目的として、従前よりも高頻度なサービス提供を提案することで、サービス提供回数の増加に取り組んでまいりました。また、介護施設への営業を強化するなど、引き続き当社グループのサービスの認知度向上を図ってまいりました。
以上の結果、売上高は2,463,574千円(前年同四半期比10.7%増)、セグメント利益は639,362千円(前年同四半期比95.0%増)となりました。
②マッサージフランチャイズ事業
マッサージフランチャイズ事業は、フランチャイズ契約締結後の1カ月間、直営事業所の営業担当者が専属で加盟店の営業活動を実施する新プランの提供を開始したこと等で、「フレアス在宅マッサージ」フランチャイズの新規加盟数が11件となりました。
以上の結果、売上高は448,463千円(前年同四半期比72.5%増)、セグメント利益は137,692千円(前年同四半期比127.9%増)となりました。
③その他の事業
その他の事業セグメントに含まれる主な事業である訪問看護事業は、新型コロナウイルス感染拡大による大きな影響はなく、地域のケアマネジャーに対する営業の強化及びマッサージ直営事業拠点との共同営業を推進することで、当社グループのサービスの認知活動を推進してまいりました。一方で訪問看護事業及び新規事業である看護小規模多機能型居宅介護事業のため体制整備などに注力し費用が先行して発生いたしました。
以上の結果、売上高は270,149千円(前年同四半期比23.9%増)、セグメント損失は35,316千円(前年同四半期セグメント利益14,499千円)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、2,838,773千円(前期比11.9%増)となりました。主な内訳は、現金及び預金が1,365,147千円(前期比11.7%増)、売掛金が1,019,713千円(前期比14.4%増)及び立替金が398,799千円(前期比6.9%増)であります。
また、固定資産は、665,353千円(前期比1.7%増)となりました。主な内訳は、のれんが235,965千円(前期比3.4%減)、契約関連無形資産が263,461千円(前期比6.2%減)及び投資その他の資産が63,546千円(前期比10.0%減)であります。
この結果、総資産は3,504,126千円(前期比9.9%増)となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は860,428千円(前期比37.1%増)となりました。主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金が314,130千円(前期比2.2%減)、1年以内償還予定の社債が100,000千円(前期比400.0%増)及び未払金が148,000千円(前期比84.9%増)であります。
また、固定負債は908,910千円(前期比9.4%減)となりました。主な内訳は、長期借入金が674,142千円(前期比4.5%減)及び社債が10,000千円(前期比90.0%減)であります。
この結果、負債合計は1,769,338千円(前期比8.5%増)となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,734,788千円(前期比11.3%増)となりました。主な内訳は、資本金が291,924千円(前期比0.5%増)、資本剰余金が281,924千円(前期比0.5%増)及び利益剰余金が1,154,505千円(前期比16.9%増)であります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、引き続き新型コロナウィルス感染症の影響を受けているものの、ワクチン接種率の増加による新規感染者数の減少及び感染予防策を講じた外出規制の緩和に伴い、緩やかな回復傾向にありました。しかし、世界的には新型コロナウィルス感染症の再拡大等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。
当社グループが属する在宅マッサージ業界及び訪問看護業界におきましては、少子高齢化が加速する一方で、医療機関における病床数の減少が見込まれるとともに、特別養護老人ホーム等の介護施設の待機者数は、年々増加傾向にあり、政府による地域包括ケアシステムの構築の推進活動と相俟って、在宅療養の重要性がますます高まってきております。
このような状況のもと、当社グループが訪問してサービス提供する対象の一部には介護施設が含まれておりますが、ワクチン接種率の増加による新規感染者数の減少等に伴い施設への立ち入り制限が減少したため、前四半期比では状況が改善し施術回数が増加しております。
また、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者に達する2025年頃には、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者、5人に1人が75歳以上の後期高齢者になるといういわゆる「2025年問題」の到来が見込まれる環境下において、介護施設等の法人営業を強化することによるサービス利用者のさらなる増大を通じて、「2025年問題」の解決企業として当社グループが事業を遂行していくことを実現すべく、フランチャイズ事業の推進を加速したことで、マーケットシェア及びサービス提供エリアがより一層拡充いたしました。
結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,182,187千円(前年同四半期比17.7%増)、営業利益は199,873千円(前年同四半期営業損失66,760千円)、経常利益は236,687千円(前年同四半期比446.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は166,647千円(前年同四半期比1,076.9%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①マッサージ直営事業
マッサージ直営事業では、新型コロナウィルス感染の再拡大の影響に伴い、一部の介護施設で外部者の施設への立ち入りが制限されましたが、4度目の緊急事態宣言の解除に伴い、介護施設に向けてサービスの再開を訴求してまいりました。また、サービス休止中に筋麻痺や関節拘縮といった症状が進んでしまった利用者に対して、日常生活動作能力(ADL能力)の向上を目的として、従前よりも高頻度なサービス提供を提案することで、サービス提供回数の増加に取り組んでまいりました。また、介護施設への営業を強化するなど、引き続き当社グループのサービスの認知度向上を図ってまいりました。
以上の結果、売上高は2,463,574千円(前年同四半期比10.7%増)、セグメント利益は639,362千円(前年同四半期比95.0%増)となりました。
②マッサージフランチャイズ事業
マッサージフランチャイズ事業は、フランチャイズ契約締結後の1カ月間、直営事業所の営業担当者が専属で加盟店の営業活動を実施する新プランの提供を開始したこと等で、「フレアス在宅マッサージ」フランチャイズの新規加盟数が11件となりました。
以上の結果、売上高は448,463千円(前年同四半期比72.5%増)、セグメント利益は137,692千円(前年同四半期比127.9%増)となりました。
③その他の事業
その他の事業セグメントに含まれる主な事業である訪問看護事業は、新型コロナウイルス感染拡大による大きな影響はなく、地域のケアマネジャーに対する営業の強化及びマッサージ直営事業拠点との共同営業を推進することで、当社グループのサービスの認知活動を推進してまいりました。一方で訪問看護事業及び新規事業である看護小規模多機能型居宅介護事業のため体制整備などに注力し費用が先行して発生いたしました。
以上の結果、売上高は270,149千円(前年同四半期比23.9%増)、セグメント損失は35,316千円(前年同四半期セグメント利益14,499千円)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、2,838,773千円(前期比11.9%増)となりました。主な内訳は、現金及び預金が1,365,147千円(前期比11.7%増)、売掛金が1,019,713千円(前期比14.4%増)及び立替金が398,799千円(前期比6.9%増)であります。
また、固定資産は、665,353千円(前期比1.7%増)となりました。主な内訳は、のれんが235,965千円(前期比3.4%減)、契約関連無形資産が263,461千円(前期比6.2%減)及び投資その他の資産が63,546千円(前期比10.0%減)であります。
この結果、総資産は3,504,126千円(前期比9.9%増)となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は860,428千円(前期比37.1%増)となりました。主な内訳は、1年内返済予定の長期借入金が314,130千円(前期比2.2%減)、1年以内償還予定の社債が100,000千円(前期比400.0%増)及び未払金が148,000千円(前期比84.9%増)であります。
また、固定負債は908,910千円(前期比9.4%減)となりました。主な内訳は、長期借入金が674,142千円(前期比4.5%減)及び社債が10,000千円(前期比90.0%減)であります。
この結果、負債合計は1,769,338千円(前期比8.5%増)となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,734,788千円(前期比11.3%増)となりました。主な内訳は、資本金が291,924千円(前期比0.5%増)、資本剰余金が281,924千円(前期比0.5%増)及び利益剰余金が1,154,505千円(前期比16.9%増)であります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。