四半期報告書-第6期第1四半期(令和2年1月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/05/15 16:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
28項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)経営成績の状況
当第1四半期累計期間における我が国経済は、消費税の増税後、企業収益の改善や雇用環境の改善が緩やかに続く中、新型コロナウィルスの感染拡大が国内及び海外に影響を及ぼし、経済や金融資本市場の変動に対し注視が必要な環境が続いております。
当社を取り巻くインターネット関連市場につきましては、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、日本における2019年12月末時点の移動系通信の契約数は、1億8,481万回線(前年同期比4.0%増)と増加が続いております(出所:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(2019年度第3四半期(12月末))」)。また、当社がターゲットとする働き方改革ICT市場におきましては、時間と場所に柔軟性を持たせた働き方の促進が急速に求められており、テクノロジーを積極的に活用した生産性の向上、ワークライフバランスの向上といった取り組みにより、今後益々の市場の拡大が期待されております。
このような事業環境のもと、当社は、“Smart Work,Smart Life~テクノロジーでビジネススタイル をスマートに”をミッションとして、メッセージングサービス「AIX Message SMS」及びビジネスチャットサービス「InCircle」を通じたビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業並びにAIを活用したAI Analyticsサービス「People Engagement Cloud」を運営してまいりました。
当第1四半期累計期間において、メッセージングサービス及びビジネスチャットサービス共に新規取引先の獲得は好調に推移し、「AIX Message SMS」における配信通数の増加、「InCircle」におけるライセンス数の増加が売上高の成長に寄与いたしました。メッセージングサービス「AIX Message SMS」においては、ユーザーコミュニケーションの課題解決ツールとして定額制メッセージングサービス「絶対リーチ™!」の提供開始に伴い、ブランディング施策としてタクシーCM広告の先行投資を実施してまいりました。
これらの結果、当第1四半期累計期間の経営成績は、売上高455,763千円、営業利益24,386千円、経常利益24,156千円、四半期純利益16,154千円となりました。
なお、当社はビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第1四半期会計期間末における総資産は1,235,558千円となり、前事業年度末に比べ32,106千円減少いたしました。これは主に法人税等の支払いによる現金及び預金の減少24,213千円、ソフトウエアの減価償却による無形固定資産の減少11,200千円によるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債は211,616千円となり、前事業年度末に比べ48,927千円減少いたしました。これは主に未払法人税等の減少40,031千円によるものであります。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産は1,023,942千円となり、前事業年度末に比べ16,821千円増加いたしました。これは主に四半期純利益の計上による利益剰余金の増加16,154千円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、9,782千円であります。
なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。