四半期報告書-第6期第2四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 15:36
【資料】
PDFをみる
【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により大幅な悪化が懸念されており、終息の見通しが立たないことから、景気の先行きについては不透明な状況が続くことが予想されております。
当社を取り巻くインターネット関連市場につきましては、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、日本における2020年3月末時点の移動系通信の契約数は、1億8,661万回線(前年同期比3.4%増)と増加が続いております(出所:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(2019年度第4四半期(3月末))」)。また、当社がターゲットとする働き方改革ICT市場におきましては、時間と場所に柔軟性を持たせた働き方の促進が急速に求められており、テクノロジーを積極的に活用した生産性の向上、ワークライフバランスの向上といった取り組みにより、今後益々の市場の拡大が期待されております。
このような事業環境のもと、当社は、“Smart Work,Smart Life~テクノロジーでビジネススタイル をスマートに”をミッションとして、メッセージングサービス「AIX Message SMS」及びビジネスチャットサービス「InCircle」を通じたビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業並びにAIを活用したAI Analyticsサービス「People Engagement Cloud」を運営してまいりました。
また、優秀な人材採用と労働環境の整備を強化することを目的としたオフィス移転の設備投資費用を支出したこと、当社サービスである「InCircle」を活用し、従業員の出勤前の検温等の健康観察の実施、リモートワークの推奨など、従業員の生産性向上、健康維持と安全確保につとめながら、多様な働き方を提供すべく取り組んでまいりました。
これらの結果、当第2四半期累計期間の経営成績は、売上高891,356千円(前年同四半期比40.0%増)、営業利益58,203千円(同41.7%減)、経常利益57,720千円(同40.5%減)、四半期純利益38,832千円(同40.5%減)となりました。
なお、当社はビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における総資産1,326,038千円となり、前事業年度末に比べ58,374千円増加いたしました。これは主に現金及び預金の増加78,403千円、有形固定資産の増加21,965千円によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債は274,109千円となり、前事業年度末に比べ13,565千円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金の増加64,467千円、未払法人税等の減少23,921千円によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は1,051,929千円となり、前事業年度末に比べ44,809千円増加いたしました。これは主に四半期純利益の計上による利益剰余金の増加38,832千円によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ78,403千円増加し、913,537千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は28,943千円(前年同期は53,075千円の収入)となりました。これは主に、収入として税引前四半期純利益57,720千円、減価償却費25,689千円、売上債権の減少22,953千円、支出として未払金の減少22,588千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は20,983千円(前年同期は31,469千円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出20,983千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は70,443千円(前年同期は14,625千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入66,000千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、24,667千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。