有価証券報告書-第6期(令和2年1月1日-令和2年12月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産は1,507,718千円となり、前事業年度末に比べ240,054千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加221,128千円、売掛金の増加73,581千円によるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債は323,394千円となり、前事業年度末に比べ62,850千円増加いたしました。これは主に、買掛金の増加57,092千円、未払金の減少34,513千円、1年内返済予定の長期借入金の増加18,396千円、長期借入金の増加36,873千円によるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は1,184,323千円となり、前事業年度末に比べ177,203千円増加いたしました。これは主に、当期純利益の計上による利益剰余金の増加135,137千円によるものであります。
②経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響に伴い経済活動の停滞や縮小により急激に悪化しております。感染症の再拡大の影響下において、終息の見通しが立たないことから、景気の先行きについては不透明な状況が続くことが予想されております。
一方で、新型コロナウィルスを起因に新しい働き方に対応するデジタルシフトが加速するとともに、デジタルトランスフォーメーション等への注目度は高まっており、そのセキュリティの重要性も高まっております。当社では、デジタル化が進む各業界向けに顧客との新たなコミュニケーションツールを提供すべく新規開発を強く推進しております。
当社を取り巻くインターネット関連市場につきましては、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、日本における2020年9月末時点の移動系通信の契約数は、1億9,049万回線(前年同期比3.9%増)と増加が続いております(出所:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(2020年度第2四半期(9月末))」)。また、当社がターゲットとする働き方改革ICT市場におきましては、時間と場所に柔軟性を持たせた働き方の促進が急速に求められており、テクノロジーを積極的に活用した生産性の向上、ワークライフバランスの向上といった取り組みにより、今後益々の市場の拡大が期待されております。
このような事業環境のもと、当社は、“Smart Work,Smart Life~テクノロジーでビジネススタイル をスマートに”をミッションとして、メッセージングサービス「絶対リーチ!SMS」及びビジネスチャットサービス「InCircle」を展開し、HR関連サービスにおいては、AIデータ分析を人事領域に組み合わせ、人的資源の有効活用実現に向けて新規事業を推進してまいりました。
また、メッセージングサービスのサービス名称を「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へとブランド統合し、セキュアで圧倒的に到達率の高いSMS配信サービスをブランディングし、情報過多の社会において価値ある情報を埋もれることなく顧客へリーチすべく課題解決に取り組んでまいりました。
HR関連サービスでは適性検査情報や勤怠情報などの人事情報を集約し、AIによる多面的な分析で新たなエンゲージメントの創出を目指す新規事業を加速させ、最適な組織づくりを実現する「絶対リーチ!HR」のサービス提供を開始いたしました。人財が企業のカルチャーや働き方にマッチするか、組織に加わったときに期待値を超えるパフォーマンスを発揮できる相性があるか、ヒトの特性と組織力を可視化し、採用や配置転換の最適化を支援しております。
これらの結果、当事業年度の業績は、売上高1,908,451千円(前事業年度比31.5%増)、営業利益191,065千円(同0.3%増)、経常利益190,421千円(同12.0%増)、当期純利益135,137千円(同8.8%増)となりました。
なお、当社はSmart AI Engagement事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。また、従来の「ビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業」は、当事業年度より「Smart AI Engagement事業」に改称しております。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ221,128千円増加し、1,056,262千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は130,847千円(前事業年度は198,717千円の収入)となりました。これは主に、収入として税引前当期純利益192,057千円、減価償却費49,674千円、仕入債務の増加57,092千円、支出として売上債権の増加73,581千円、未払金の減少34,513千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は8,689千円(前事業年度は78,903千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出23,910千円、差入保証金の回収による収入18,421千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は98,971千円(前事業年度は453,544千円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入66,000千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入42,206千円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
b.受注実績
提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績は次のとおりであります。
(注)1.当社の事業セグメントは、Smart AI Engagement事業の単一セグメントであるため、サービス別の販売実績は次のとおりです。
2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
3.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
4.当事業年度のOPENMARKET LIMITEDに対する販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において認識及び分析・検討したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ、合理的であると考えられる見積りについては、過去実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
当事業年度末における総資産は、1,507,718千円となり、前事業年度末に比べ240,054千円増加いたしました。これは主に流動資産において現金及び預金の増加221,128千円、売掛金の増加73,581千円、固定資産において建物の増加17,730千円があったこと等によるものであります。また負債合計は、323,394千円となり、前事業年度末に比べ62,850千円増加いたしました。これは主に、流動負債において買掛金の増加57,092千円、1年内返済予定の長期借入金の増加18,396千円、固定負債において長期借入金の増加36,873千円があったこと等によるものであります。純資産合計は、1,184,323千円となり、前事業年度末に比べ177,203千円増加いたしました。これは主に、新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加42,474千円、当期純利益の計上よる利益剰余金の増加135,137千円によるものであります。
b.経営成績
(売上高、売上原価及び売上総利益)
当事業年度の売上高は1,908,451千円(前年同期比31.5%増)であり、前事業年度より457,569千円増加いたしました。これは主にSMS配信プラットフォーム「AIX Message SMS (現 絶対リーチ!SMS)」が好調に推移したことによるものであります。また、売上原価は1,170,141千円(前年同期比36.0%増)、売上総利益は738,310千円(前年同期比24.9%増)となり、サービスの拡張等により売上原価が増加し売上総利益率は、前事業年度の40.7%に対して当事業年度は38.6%となっております。
(販売費及び一般管理費並びに営業利益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は547,245千円(前年同期比36.6%増)であり、前事業年度より146,723千円増加いたしました。主な要因としましては、営業体制強化に伴う人件費等の増加、ブランディング及び認知度向上に伴う広告宣伝費の増加、オフィス移転に伴う地代家賃の増加などによるものであります。この結果、営業利益は191,065千円(前年同期190,533千円)となり、新型コロナウイルス感染症拡大の悪環境においても前事業年度より531千円増加いたしました。
(営業外損益及び経常利益)
当事業年度の営業外収益は68千円であります。また当事業年度の営業外費用は712千円であります。この結果、経常利益は190,421千円(前年同期170,004千円)となり、前事業年度より20,416千円増加いたしました。
(当期純利益)
法人税等合計にて、56,919千円を計上しております。この結果、当期純利益は135,137千円(前年同期124,204千円)となり、前事業年度より10,933千円増加いたしました。
c.キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d.経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
e.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、一部資金を金融機関からの借入等により調達しております。なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,056,262千円となっており、当面事業を継続していく上で十分な流動性を確保しております。
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
(資産)
当事業年度末における総資産は1,507,718千円となり、前事業年度末に比べ240,054千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加221,128千円、売掛金の増加73,581千円によるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債は323,394千円となり、前事業年度末に比べ62,850千円増加いたしました。これは主に、買掛金の増加57,092千円、未払金の減少34,513千円、1年内返済予定の長期借入金の増加18,396千円、長期借入金の増加36,873千円によるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は1,184,323千円となり、前事業年度末に比べ177,203千円増加いたしました。これは主に、当期純利益の計上による利益剰余金の増加135,137千円によるものであります。
②経営成績の状況
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響に伴い経済活動の停滞や縮小により急激に悪化しております。感染症の再拡大の影響下において、終息の見通しが立たないことから、景気の先行きについては不透明な状況が続くことが予想されております。
一方で、新型コロナウィルスを起因に新しい働き方に対応するデジタルシフトが加速するとともに、デジタルトランスフォーメーション等への注目度は高まっており、そのセキュリティの重要性も高まっております。当社では、デジタル化が進む各業界向けに顧客との新たなコミュニケーションツールを提供すべく新規開発を強く推進しております。
当社を取り巻くインターネット関連市場につきましては、スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、日本における2020年9月末時点の移動系通信の契約数は、1億9,049万回線(前年同期比3.9%増)と増加が続いております(出所:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(2020年度第2四半期(9月末))」)。また、当社がターゲットとする働き方改革ICT市場におきましては、時間と場所に柔軟性を持たせた働き方の促進が急速に求められており、テクノロジーを積極的に活用した生産性の向上、ワークライフバランスの向上といった取り組みにより、今後益々の市場の拡大が期待されております。
このような事業環境のもと、当社は、“Smart Work,Smart Life~テクノロジーでビジネススタイル をスマートに”をミッションとして、メッセージングサービス「絶対リーチ!SMS」及びビジネスチャットサービス「InCircle」を展開し、HR関連サービスにおいては、AIデータ分析を人事領域に組み合わせ、人的資源の有効活用実現に向けて新規事業を推進してまいりました。
また、メッセージングサービスのサービス名称を「AIX Message SMS」から「絶対リーチ!SMS」へとブランド統合し、セキュアで圧倒的に到達率の高いSMS配信サービスをブランディングし、情報過多の社会において価値ある情報を埋もれることなく顧客へリーチすべく課題解決に取り組んでまいりました。
HR関連サービスでは適性検査情報や勤怠情報などの人事情報を集約し、AIによる多面的な分析で新たなエンゲージメントの創出を目指す新規事業を加速させ、最適な組織づくりを実現する「絶対リーチ!HR」のサービス提供を開始いたしました。人財が企業のカルチャーや働き方にマッチするか、組織に加わったときに期待値を超えるパフォーマンスを発揮できる相性があるか、ヒトの特性と組織力を可視化し、採用や配置転換の最適化を支援しております。
これらの結果、当事業年度の業績は、売上高1,908,451千円(前事業年度比31.5%増)、営業利益191,065千円(同0.3%増)、経常利益190,421千円(同12.0%増)、当期純利益135,137千円(同8.8%増)となりました。
なお、当社はSmart AI Engagement事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。また、従来の「ビジネスコミュニケーションプラットフォーム事業」は、当事業年度より「Smart AI Engagement事業」に改称しております。
③キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ221,128千円増加し、1,056,262千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は130,847千円(前事業年度は198,717千円の収入)となりました。これは主に、収入として税引前当期純利益192,057千円、減価償却費49,674千円、仕入債務の増加57,092千円、支出として売上債権の増加73,581千円、未払金の減少34,513千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は8,689千円(前事業年度は78,903千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出23,910千円、差入保証金の回収による収入18,421千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は98,971千円(前事業年度は453,544千円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入66,000千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入42,206千円によるものであります。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
b.受注実績
提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.販売実績
当事業年度の販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称 | 当事業年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | |
金額(千円) | 前年同期比(%) | |
Smart AI Engagement事業 | 1,908,451 | 131.5 |
合計 | 1,908,451 | 131.5 |
(注)1.当社の事業セグメントは、Smart AI Engagement事業の単一セグメントであるため、サービス別の販売実績は次のとおりです。
サービスの名称 | 当事業年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | |
金額(千円) | 前年同期比(%) | |
メッセージングサービス | 1,646,016 | 137.5 |
ビジネスチャットサービス | 243,723 | 109.9 |
HR関連サービス | 18,712 | 58.3 |
合計 | 1,908,451 | 131.5 |
2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 | 前事業年度 (自 2019年1月1日 至 2019年12月31日) | 当事業年度 (自 2020年1月1日 至 2020年12月31日) | ||
金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
OPENMARKET LIMITED | 223,317 | 15.39 | - | - |
3.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
4.当事業年度のOPENMARKET LIMITEDに対する販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において認識及び分析・検討したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、経営者により、一定の会計基準の範囲内で、かつ、合理的であると考えられる見積りについては、過去実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。
②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
当事業年度末における総資産は、1,507,718千円となり、前事業年度末に比べ240,054千円増加いたしました。これは主に流動資産において現金及び預金の増加221,128千円、売掛金の増加73,581千円、固定資産において建物の増加17,730千円があったこと等によるものであります。また負債合計は、323,394千円となり、前事業年度末に比べ62,850千円増加いたしました。これは主に、流動負債において買掛金の増加57,092千円、1年内返済予定の長期借入金の増加18,396千円、固定負債において長期借入金の増加36,873千円があったこと等によるものであります。純資産合計は、1,184,323千円となり、前事業年度末に比べ177,203千円増加いたしました。これは主に、新株予約権の行使による資本金及び資本剰余金の増加42,474千円、当期純利益の計上よる利益剰余金の増加135,137千円によるものであります。
b.経営成績
(売上高、売上原価及び売上総利益)
当事業年度の売上高は1,908,451千円(前年同期比31.5%増)であり、前事業年度より457,569千円増加いたしました。これは主にSMS配信プラットフォーム「AIX Message SMS (現 絶対リーチ!SMS)」が好調に推移したことによるものであります。また、売上原価は1,170,141千円(前年同期比36.0%増)、売上総利益は738,310千円(前年同期比24.9%増)となり、サービスの拡張等により売上原価が増加し売上総利益率は、前事業年度の40.7%に対して当事業年度は38.6%となっております。
(販売費及び一般管理費並びに営業利益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は547,245千円(前年同期比36.6%増)であり、前事業年度より146,723千円増加いたしました。主な要因としましては、営業体制強化に伴う人件費等の増加、ブランディング及び認知度向上に伴う広告宣伝費の増加、オフィス移転に伴う地代家賃の増加などによるものであります。この結果、営業利益は191,065千円(前年同期190,533千円)となり、新型コロナウイルス感染症拡大の悪環境においても前事業年度より531千円増加いたしました。
(営業外損益及び経常利益)
当事業年度の営業外収益は68千円であります。また当事業年度の営業外費用は712千円であります。この結果、経常利益は190,421千円(前年同期170,004千円)となり、前事業年度より20,416千円増加いたしました。
(当期純利益)
法人税等合計にて、56,919千円を計上しております。この結果、当期純利益は135,137千円(前年同期124,204千円)となり、前事業年度より10,933千円増加いたしました。
c.キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
d.経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
e.資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社は、事業上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、一部資金を金融機関からの借入等により調達しております。なお、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,056,262千円となっており、当面事業を継続していく上で十分な流動性を確保しております。