四半期報告書-第68期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)

【提出】
2020/08/14 11:31
【資料】
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【項目】
32項目
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における、わが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響より極めて厳しい状況の中、感染拡大防止策を講じつつ社会経済活動のレベルを引き上げていく過程にある。
この間、建設業界においては、堅調な政府建設投資に支えられ、公共事業関係費は前年度を上回っているが、先行きについては不透明感が色濃く、当面、慎重な動きが続くと見込まれる。
かかる中、当社グループは、今年度より新たな中期経営計画(2020年度~2022年度)の初年度として、具体的な施策①「生産性を向上させ絶対収益を追求する」、②「技術力の向上と技術の伝承」を、全社を挙げて取り組み、計画達成に向けて業績の伸長に努めていく。
この結果、当第1四半期連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなった。
①財政状態
当第1四半期連結会計期間末の総資産の残高は、前連結会計年度末に比べて9億35百万円減少し、298億15百万円となった。その主な要因として、有価証券、未成工事支出金が増加したが、受取手形・完成工事未収入金等が減少したこと等によるものである。
負債の残高は、前連結会計年度末に比べて6億47百万円減少し、69億44百万円となった。その主な要因として、支払手形・工事未払金等および賞与引当金が減少したこと等によるものである。
純資産の残高は、前連結会計年度末に比べて2億88百万円減少し、228億71百万円となった。その主な要因として、その他有価証券評価差額金が増加したが、利益剰余金が減少および自己株式が増加(純資産は減少)したこと等によるものである。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は76.7%となり、前連結会計年度末と比べて1.4ポイン
トの上昇となった。
②経営成績
当第1四半期連結会計期間の業績としては、売上高43億72百万円(前年同四半期比6億46百万円の減)となった。これは、国内において一部工事の進捗に遅れが見られ、第2四半期以降に先送りになった工事が数件あったことに加えて、米国現地法人JAFEC USA,Inc.は、稼働現場での完成工事がなかった状況にあるためである。利益面においても、これら工事進捗の遅れなどから、原価先行となり、営業利益72百万円(前年同四半期比1億26百万円の減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16百万円(前年同四半期比84百万円の減)となった。
なお、当社グループの業績の管理は、年度後半を主眼としている。
(2)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発費は12百万円であり、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。
なお、連結子会社においては、研究開発活動は特段行われていない。