有価証券報告書-第73期(2025/04/01-2026/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかに回復してきた。一方で、中東情勢の緊迫化の影響や物価上昇の継続などにより、景気の先行きは不透明な状況になっている。
この間、国内建設業界においては、公共投資は底堅く推移したものの、建設資材価格や労務費の高騰に加え、建設業従事者の高齢化と人材確保の問題などにより、業界を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続いている。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなった。
a.財政状態
当連結会計年度末の総資産の残高は、385億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億69百万円の増加となった。
当連結会計年度末の負債の残高は、138億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億4百万円の増加となった。
当連結会計年度末の純資産の残高は、247億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億65百万円の増加となった。
b.経営成績
当連結会計年度の業績については、受注高は、国内では、着工時期の先送りや受注競争の激化により、一部の支店では計画未達となったが、北海道内の高速道路の大型補修工事や電力関連工事の受注により、計画を上回る結果となった。また、米国現地法人においては、老朽ダムの環境保護工事で失注があったものの、LNG精製プラント基地地盤改良工事トレーン4(第4工区)が前倒しで発注となり、計画を上回ることができた。
その結果、国内・海外の受注高合計は、前年同期比22億20百万円(8.0%)増の299億92百万円となった。
その主な内容は、「法面保護工事」が34億37百万円(前年同期比10.0%減)、「アンカー工事」が23億89百万円(同62.8%増)、「重機工事」が128億50百万円(同0.4%減)、「注入工事」が42億91百万円(同28.0%増)である。
売上高については、受注の増加に伴い、国内は計画を上回る結果となった。一方、米国現地法人においては、前期からの業績に大きく貢献したLNG精製プラント基地地盤改良工事のトレーン4(第4工区)の前倒し発注により、12月に本施工を着工したものの、大半は詳細設計および試験施工であり、前期実績を下回る結果となった。
その結果、売上高は全体で、前年同期比29億26百万円(9.7%)減の273億53百万円となった。
その主な内容は、「法面保護工事」が34億71百万円(前年同期比5.1%増)、「アンカー工事」が16億6百万円(同28.2%増)、「重機工事」が135億2百万円(同19.9%減)、「注入工事」が33億52百万円(同14.9%減)となった。
利益面については、国内では、一部の支店において、売上高の減少により、非常に厳しい結果となった影響で、前期実績を下回った。また、米国現地法人においても、売上高の減少に伴い、前期実績を下回る結果となった。
その結果、連結営業損益は、14億55百万円の利益となり(前年同期は18億91百万円の営業利益)、経常損益については、受取配当金2億93百万円および為替差益3億53百万円等により、20億94百万円の利益となった(前年同期は19億24百万円の経常利益)。親会社株主に帰属する当期純損益については、投資有価証券売却益1億73百万円により、16億59百万円の純利益となった(前年同期は14億39百万円の純利益)。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11億99百万円の増加となり、52億39百万円となった。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1億2百万円の収入(前連結会計年度は4億49百万円の収入)となった。
これは、売上債権の増加額13億65百万円(前連結会計年度は9億81百万円の収入)、為替差益3億67百万円(前連結会計年度は為替差損26百万円)、法人税等の支払額3億38百万円(前連結会計年度は6億86百万円の支出)、受取利息及び受取配当金3億8百万円(前連結会計年度は2億24百万円)、未成工事支出金の増加額20億17百万円(前連結会計年度は92百万円の支出)等により資金が減少する一方で、税金等調整前当期純利益22億41百万円(前連結会計年度は19億24百万円)をはじめ減価償却費12億62百万円(前連結会計年度は12億30百万円)、未成工事受入金の増加額10億88百万円(前連結会計年度は37百万円の支出)等により資金を獲得したことが主な要因である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、7億83百万円の支出(前連結会計年度は18億65百万円の支出)となった。
これは、主として有形固定資産の取得による14億32百万円の支出(前連結会計年度は21億10百万円の支出)と、利息及び配当金の受取額3億8百万円(前連結会計年度は2億24百万円の収入)、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入2億83百万円(前連結会計年度は0百万円の収入)等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、18億13百万円の収入(前連結会計年度は2億58百万円の支出)となった。
主な収入は、短期借入金の増加額29億円、長期借入による収入6億60百万円であり、主な支出は、自己株式の取得6億63百万円(前連結会計年度は5億円の支出)、配当金の支払額4億59百万円(前連結会計年度は3億19百万円の支出)、長期借入金の返済による支出4億46百万円及びリース債務の返済による支出1億13百万円(前連結会計年度は1億13百万円の支出)等があったためである。
③生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
b.売上実績
(注)1.当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載していない。
2.受注実績、売上実績とも「建設コンサル・地質調査等」には、前連結会計年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当連結会計年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。
3.最近2連結会計年度の主な相手先の売上実績に対する割合は次のとおりである。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりである。
(1)受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
前事業年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)
当事業年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)
(注)1.賃貸収入等工事以外の売上は、「建設コンサル・地質調査」に含めている。
2.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。
3.次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。
4.「その他土木工事」は、一般土木工事、土留工事、推進工事、建築および造成地の基礎杭工事、地すべり防止工事、災害復旧工事等である。
5.「注入工事」は、地盤補強・止水のための都市部における薬液注入工事、老朽ため池の止水注入工事、トンネル裏込注入工事、管路・水路の充填・閉塞のグラウト工事等である。
6.「建設コンサル・地質調査」の[当期受注工事高][計][当期完成工事高]のそれぞれの欄には前事業年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当事業年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。
(2)受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別される。
(注) 百分比は請負金額比である。
(3)完成工事高
(注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものが含まれている。
2.区分の建設コンサル・地質調査欄の民間には、前事業年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当事業年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。
3.完成工事のうち主なものは、次のとおりである。
前事業年度の完成工事のうち主なもの
当事業年度の完成工事のうち主なもの
4.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。
(4)次期繰越工事高(令和8年3月31日現在)
(注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものが含まれている。
2.次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりである。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施している。詳細については、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項及び(重要な会計上の見積り)に記載のとおりである。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
当連結会計年度末の総資産の残高は、385億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億69百万円の増加となった。その主な要因として、流動資産では、未成工事支出金および現金預金が増加したこと等により、46億6百万円増加した。固定資産では、投資有価証券が増加したこと等により21億63百万円増加した。
負債の残高は、138億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億4百万円の増加となった。その主な要因として、短期借入金および未成工事受入金が増加したこと等によるものである。
純資産の残高は、247億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億65百万円の増加となった。その主な要因として、利益剰余金およびその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものである。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、64.1%となり8.1ポイントの低下となった。
2)経営成績
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりである。
また、受注高、売上高の内訳は、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ③生産・受注及び販売の実績」に記載のとおりである。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループは売上高及び営業利益を重要な経営指標として位置付けている。
当社が策定した中期経営計画(2026年度~2028年度)に従い、米国現地法人JAFEC USA,Inc.を含めたグループ全体としての数値目標の達成に向け、重点施策に従って、全社を挙げて取り組んでいく所存である。
c.資本の財源及び資金の流動性
資本の政策については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としている。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は52億39百万円を保有していることから、十分な財源及び高い流動性を確保していると考えている。運転資金及び設備資金については、自己資金または借入により資金調達することとしている。
令和8年3月現在、短期借入金の残高は29億円、長期借入金(1年内返済予定を含む)の残高は40億14百万円である。また、当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計50億円のシンジケート方式によるコミットメントライン契約(借入実行残高27億円、借入未実行残高23億円)及び合計45億円のタームローン契約(借入実行残高40億14百万円、借入未実行残高4億86百万円)を締結している。なお、本報告書提出日現在において、重要な資本的支出または重要な買収等の予定はない。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあり、緩やかに回復してきた。一方で、中東情勢の緊迫化の影響や物価上昇の継続などにより、景気の先行きは不透明な状況になっている。
この間、国内建設業界においては、公共投資は底堅く推移したものの、建設資材価格や労務費の高騰に加え、建設業従事者の高齢化と人材確保の問題などにより、業界を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続いている。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなった。
a.財政状態
当連結会計年度末の総資産の残高は、385億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億69百万円の増加となった。
当連結会計年度末の負債の残高は、138億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億4百万円の増加となった。
当連結会計年度末の純資産の残高は、247億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億65百万円の増加となった。
b.経営成績
当連結会計年度の業績については、受注高は、国内では、着工時期の先送りや受注競争の激化により、一部の支店では計画未達となったが、北海道内の高速道路の大型補修工事や電力関連工事の受注により、計画を上回る結果となった。また、米国現地法人においては、老朽ダムの環境保護工事で失注があったものの、LNG精製プラント基地地盤改良工事トレーン4(第4工区)が前倒しで発注となり、計画を上回ることができた。
その結果、国内・海外の受注高合計は、前年同期比22億20百万円(8.0%)増の299億92百万円となった。
その主な内容は、「法面保護工事」が34億37百万円(前年同期比10.0%減)、「アンカー工事」が23億89百万円(同62.8%増)、「重機工事」が128億50百万円(同0.4%減)、「注入工事」が42億91百万円(同28.0%増)である。
売上高については、受注の増加に伴い、国内は計画を上回る結果となった。一方、米国現地法人においては、前期からの業績に大きく貢献したLNG精製プラント基地地盤改良工事のトレーン4(第4工区)の前倒し発注により、12月に本施工を着工したものの、大半は詳細設計および試験施工であり、前期実績を下回る結果となった。
その結果、売上高は全体で、前年同期比29億26百万円(9.7%)減の273億53百万円となった。
その主な内容は、「法面保護工事」が34億71百万円(前年同期比5.1%増)、「アンカー工事」が16億6百万円(同28.2%増)、「重機工事」が135億2百万円(同19.9%減)、「注入工事」が33億52百万円(同14.9%減)となった。
利益面については、国内では、一部の支店において、売上高の減少により、非常に厳しい結果となった影響で、前期実績を下回った。また、米国現地法人においても、売上高の減少に伴い、前期実績を下回る結果となった。
その結果、連結営業損益は、14億55百万円の利益となり(前年同期は18億91百万円の営業利益)、経常損益については、受取配当金2億93百万円および為替差益3億53百万円等により、20億94百万円の利益となった(前年同期は19億24百万円の経常利益)。親会社株主に帰属する当期純損益については、投資有価証券売却益1億73百万円により、16億59百万円の純利益となった(前年同期は14億39百万円の純利益)。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ11億99百万円の増加となり、52億39百万円となった。
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1億2百万円の収入(前連結会計年度は4億49百万円の収入)となった。
これは、売上債権の増加額13億65百万円(前連結会計年度は9億81百万円の収入)、為替差益3億67百万円(前連結会計年度は為替差損26百万円)、法人税等の支払額3億38百万円(前連結会計年度は6億86百万円の支出)、受取利息及び受取配当金3億8百万円(前連結会計年度は2億24百万円)、未成工事支出金の増加額20億17百万円(前連結会計年度は92百万円の支出)等により資金が減少する一方で、税金等調整前当期純利益22億41百万円(前連結会計年度は19億24百万円)をはじめ減価償却費12億62百万円(前連結会計年度は12億30百万円)、未成工事受入金の増加額10億88百万円(前連結会計年度は37百万円の支出)等により資金を獲得したことが主な要因である。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、7億83百万円の支出(前連結会計年度は18億65百万円の支出)となった。
これは、主として有形固定資産の取得による14億32百万円の支出(前連結会計年度は21億10百万円の支出)と、利息及び配当金の受取額3億8百万円(前連結会計年度は2億24百万円の収入)、有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入2億83百万円(前連結会計年度は0百万円の収入)等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、18億13百万円の収入(前連結会計年度は2億58百万円の支出)となった。
主な収入は、短期借入金の増加額29億円、長期借入による収入6億60百万円であり、主な支出は、自己株式の取得6億63百万円(前連結会計年度は5億円の支出)、配当金の支払額4億59百万円(前連結会計年度は3億19百万円の支出)、長期借入金の返済による支出4億46百万円及びリース債務の返済による支出1億13百万円(前連結会計年度は1億13百万円の支出)等があったためである。
③生産、受注及び販売の実績
a.受注実績
| 区 分 | 前連結会計年度 (自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) (百万円) | 当連結会計年度 (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) (百万円) | |
| 建設工事 | 26,742 | 29,056 | (8.7%増) |
| 建設コンサル・地質調査等 | 1,030 | 936 | (9.1%減) |
| 合 計 | 27,772 | 29,992 | (8.0%増) |
b.売上実績
| 区 分 | 前連結会計年度 (自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) (百万円) | 当連結会計年度 (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) (百万円) | |
| 建設工事 | 29,355 | 26,205 | (10.7%減) |
| 建設コンサル・地質調査等 | 924 | 1,148 | (24.2%増) |
| 合 計 | 30,279 | 27,353 | (9.7%減) |
(注)1.当社グループでは、生産実績を定義することが困難であるため「生産の実績」は記載していない。
2.受注実績、売上実績とも「建設コンサル・地質調査等」には、前連結会計年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当連結会計年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。
3.最近2連結会計年度の主な相手先の売上実績に対する割合は次のとおりである。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) | 当連結会計年度 (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| Bechtel Energy,Inc. | 8,668 | 28.6 | 4,183 | 15.3 |
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は次のとおりである。
(1)受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
前事業年度(自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日)
| 工種別 | 前期繰越工事高 (百万円) | 当期受注工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期完成工事高 (百万円) | 次期繰越工事高 (百万円) |
| 法面保護工事 | 2,509 | 3,820 | 6,329 | 3,303 | 3,026 |
| ダム基礎工事 | 105 | 451 | 556 | 514 | 42 |
| アンカー工事 | 758 | 1,467 | 2,225 | 1,253 | 972 |
| 重機工事 | 3,812 | 4,447 | 8,260 | 5,380 | 2,880 |
| 注入工事 | 3,058 | 3,352 | 6,410 | 3,939 | 2,471 |
| 維持修繕工事 | 203 | 548 | 752 | 564 | 188 |
| 環境保全工事 | 241 | 1,317 | 1,558 | 925 | 633 |
| その他土木工事 | 1,156 | 2,887 | 4,043 | 2,000 | 2,043 |
| 建設コンサル・地質調査 | 315 | 1,030 | 1,345 | 924 | 421 |
| 計 | 12,161 | 19,323 | 31,484 | 18,806 | 12,678 |
当事業年度(自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日)
| 工種別 | 前期繰越工事高 (百万円) | 当期受注工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期完成工事高 (百万円) | 次期繰越工事高 (百万円) |
| 法面保護工事 | 3,026 | 3,437 | 6,463 | 3,471 | 2,991 |
| ダム基礎工事 | 42 | 85 | 127 | 122 | 4 |
| アンカー工事 | 972 | 2,389 | 3,361 | 1,606 | 1,755 |
| 重機工事 | 2,880 | 4,615 | 7,495 | 5,744 | 1,750 |
| 注入工事 | 2,471 | 4,291 | 6,763 | 3,352 | 3,410 |
| 維持修繕工事 | 188 | 241 | 429 | 343 | 85 |
| 環境保全工事 | 633 | 804 | 1,437 | 883 | 554 |
| その他土木工事 | 2,043 | 4,956 | 6,999 | 2,922 | 4,077 |
| 建設コンサル・地質調査 | 421 | 936 | 1,357 | 1,148 | 209 |
| 計 | 12,678 | 21,757 | 34,435 | 19,595 | 14,840 |
(注)1.賃貸収入等工事以外の売上は、「建設コンサル・地質調査」に含めている。
2.前期以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合は、当期受注工事高にその増減額を含む。
3.次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)である。
4.「その他土木工事」は、一般土木工事、土留工事、推進工事、建築および造成地の基礎杭工事、地すべり防止工事、災害復旧工事等である。
5.「注入工事」は、地盤補強・止水のための都市部における薬液注入工事、老朽ため池の止水注入工事、トンネル裏込注入工事、管路・水路の充填・閉塞のグラウト工事等である。
6.「建設コンサル・地質調査」の[当期受注工事高][計][当期完成工事高]のそれぞれの欄には前事業年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当事業年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。
(2)受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別される。
| 期別 | 特命(%) | 競争(%) | 計(%) | |
| 前事業年度 | (自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) | 96.0 | 4.0 | 100 |
| 当事業年度 | (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) | 92.6 | 7.4 | 100 |
(注) 百分比は請負金額比である。
(3)完成工事高
| 期別 | 区分 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 計(百万円) |
| 前事業年度 (自 令和6年4月1日 至 令和7年3月31日) | 法面保護工事 | 2,315 | 988 | 3,303 |
| ダム基礎工事 | 514 | - | 514 | |
| アンカー工事 | 903 | 350 | 1,253 | |
| 重機工事 | 2,657 | 2,722 | 5,380 | |
| 注入工事 | 1,610 | 2,328 | 3,939 | |
| 維持修繕工事 | 254 | 310 | 564 | |
| 環境保全工事 | 679 | 246 | 925 | |
| その他土木工事 | 1,467 | 532 | 2,000 | |
| 建設コンサル・地質調査 | 564 | 359 | 924 | |
| 計 | 10,967 | 7,838 | 18,806 | |
| 当事業年度 (自 令和7年4月1日 至 令和8年3月31日) | 法面保護工事 | 2,617 | 854 | 3,471 |
| ダム基礎工事 | 122 | - | 122 | |
| アンカー工事 | 965 | 640 | 1,606 | |
| 重機工事 | 2,602 | 3,141 | 5,744 | |
| 注入工事 | 975 | 2,377 | 3,352 | |
| 維持修繕工事 | 96 | 247 | 343 | |
| 環境保全工事 | 807 | 76 | 883 | |
| その他土木工事 | 1,768 | 1,153 | 2,922 | |
| 建設コンサル・地質調査 | 816 | 331 | 1,148 | |
| 計 | 10,772 | 8,822 | 19,595 |
(注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものが含まれている。
2.区分の建設コンサル・地質調査欄の民間には、前事業年度に不動産の賃貸収入として103百万円、当事業年度に不動産の賃貸収入として106百万円がそれぞれ含まれている。
3.完成工事のうち主なものは、次のとおりである。
前事業年度の完成工事のうち主なもの
| エコサイクル(株) | :横浜市戸塚区戸塚町5016計画新築工事に伴う土壌汚染対策工事 |
| 鉄建・徳倉・工藤 北海道新幹線、栄原高架橋特定建設工事共同企業体 | :北海道新幹線、栄原高架橋 |
| 大興物産(株) | :八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業 |
| (株)鴻池組 | :令和6年度沖永良部農業水利事業地下ダムグラウチング(その2)工事 |
| 大成建設(株) | :竹迫地区土木工事のうち深層混合処理工 |
当事業年度の完成工事のうち主なもの
| 大成・東洋・藤田建設興業特定建設工事共同企業体 | :令和4年度馬毛島滑走路等新設工事(その2) |
| 大林・鴻池・中山・JFEエンジニアリングJV | :道央自動車 大谷地地区橋梁リニューアル工事 |
| (株)大林組 | :舞鶴若狭自動車道三国岳トンネル工事に伴う関屋A地区アンカー工 |
| 三井住友建設(株) | :令和4年度九州自動車道(特定更新等)矢部川橋床版取替工事 |
| 清水建設(株) | :(仮)東海第二発電所[造成仕上工事](1) |
4.完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はない。
(4)次期繰越工事高(令和8年3月31日現在)
| 区分 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 計(百万円) |
| 法面保護工事 | 2,473 | 517 | 2,991 |
| ダム基礎工事 | 4 | - | 4 |
| アンカー工事 | 656 | 1,098 | 1,755 |
| 重機工事 | 460 | 1,290 | 1,750 |
| 注入工事 | 204 | 3,206 | 3,410 |
| 維持修繕工事 | 46 | 38 | 85 |
| 環境保全工事 | 166 | 387 | 554 |
| その他土木工事 | 2,276 | 1,801 | 4,077 |
| 建設コンサル・地質調査 | 119 | 89 | 209 |
| 計 | 6,409 | 8,430 | 14,840 |
(注)1.官公庁には、当社が建設業者から下請として受注したものが含まれている。
2.次期繰越工事のうち主なものは、次のとおりである。
| 安藤ハザマ・五洋・若築特定建設工事共同企業体 | :東海第二発電所 防潮堤(海水ポンプ室エリア区間)設置他工事 液状化対策工事 | 令和8年9月完成予定 |
| 清水建設(株) | :泊発電所 漂流車両流出防止工事 | 令和9年3月完成予定 |
| (株)内外テクノス | :舞鶴若狭自動車道三国岳トンネル工事に伴う1・2号逆T擁壁STマイクロパイル工 | 令和8年7月完成予定 |
| (株)大林組 | :舞鶴若狭自動車道三国岳トンネル工事に伴う1・2号逆T擁壁STマイクロパイル工 | 令和8年7月完成予定 |
| (株)大林組 | :(仮称)渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクトに伴う仮設アンカー工事(4セット) | 令和9年3月完成予定 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施している。詳細については、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項及び(重要な会計上の見積り)に記載のとおりである。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態
当連結会計年度末の総資産の残高は、385億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ67億69百万円の増加となった。その主な要因として、流動資産では、未成工事支出金および現金預金が増加したこと等により、46億6百万円増加した。固定資産では、投資有価証券が増加したこと等により21億63百万円増加した。
負債の残高は、138億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ50億4百万円の増加となった。その主な要因として、短期借入金および未成工事受入金が増加したこと等によるものである。
純資産の残高は、247億18百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億65百万円の増加となった。その主な要因として、利益剰余金およびその他有価証券評価差額金が増加したこと等によるものである。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、64.1%となり8.1ポイントの低下となった。
2)経営成績
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりである。
また、受注高、売上高の内訳は、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ③生産・受注及び販売の実績」に記載のとおりである。
3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループは売上高及び営業利益を重要な経営指標として位置付けている。
当社が策定した中期経営計画(2026年度~2028年度)に従い、米国現地法人JAFEC USA,Inc.を含めたグループ全体としての数値目標の達成に向け、重点施策に従って、全社を挙げて取り組んでいく所存である。
c.資本の財源及び資金の流動性
資本の政策については、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、会社の将来の成長のための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としている。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は52億39百万円を保有していることから、十分な財源及び高い流動性を確保していると考えている。運転資金及び設備資金については、自己資金または借入により資金調達することとしている。
令和8年3月現在、短期借入金の残高は29億円、長期借入金(1年内返済予定を含む)の残高は40億14百万円である。また、当連結会計年度末において、複数の金融機関との間で合計50億円のシンジケート方式によるコミットメントライン契約(借入実行残高27億円、借入未実行残高23億円)及び合計45億円のタームローン契約(借入実行残高40億14百万円、借入未実行残高4億86百万円)を締結している。なお、本報告書提出日現在において、重要な資本的支出または重要な買収等の予定はない。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。