四半期報告書-第97期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/10 11:14
【資料】
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【項目】
38項目
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、前年同四半期連結累計期間(以下、前年同期)に比べ、売上
収益は、グローバルにおけるコロナ禍からの需要回復などにより、1,112億円(12.0%)増加の1兆349億円となり
ました。利益につきましては、増産増収の影響などにより、営業利益は、前年同期に比べ85億円(25.3%)増加
の424億円、税引前利益は、前年同期に比べ114億円(34.4%)増加の448億円となりました。親会社の所有者に帰
属する四半期利益は、前年同期に比べ120億円(96.5%)増加の244億円となりました。
また、当第3四半期末の財政状態につきましては、資産は、現金及び現金同等物並びに営業債権及びその他の
債権の増加などにより、前連結会計年度末に比べ406億円増加の8,864億円となりました。一方、負債は、前連結
会計年度末に比べ196億円増加し、4,957億円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務の増加による
ものです。資本は、前連結会計年度末に比べ210億円増加し、3,906億円となりました。主な要因は、親会社の
所有者に帰属する四半期利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結累計期間より報告セグメント区分を変更しております。詳細については、「第4経理の状況 1要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご覧ください。
①日本
当地域におきましては、主に第3四半期の半導体などの部品供給問題などによる減産はあったものの、モデルチ
ェンジに伴う新製品効果などにより、売上収益は、前年同期に比べ77億円(1.5%)増加の5,191億円となりまし
た。営業利益につきましては、減産の影響はあったものの、モデルチェンジに伴う新製品効果などにより、37億円
(87.0%)増加の80億円となりました。
②北中南米
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ571億円
(32.8%)増加の2,313億円となりました。営業利益につきましては、モデルチェンジに伴う増産の影響などによ
り、前年同期に比べ14億円(前年同期は営業損失2億円)増加の11億円となりました。
③中国
当地域におきましては、半導体などの部品供給問題による減産影響はあったものの、為替の影響により、売上収
益は、前年同期に比べ128億円(9.2%)増加の1,521億円となりました。営業利益につきましては、減産の影響な
どにより、前年同期に比べ50億円(△30.3%)減少の115億円となりました。
④アジア・オセアニア
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ347億円
(34.8%)増加の1,347億円となり、営業利益につきましては、増産の影響などにより、前年同期に比べ88億円
(82.9%)増加の194億円となりました。
⑤欧州・アフリカ
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ85億円
(15.0%)増加の656億円となりました。営業利益につきましては、増産の影響があったものの、諸経費の増加な
どにより、前年同期に比べ3億円(△13.3%)減少の23億円となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ187億円(9.6%)増加の2,139億円となりました。
営業活動の結果、前連結会計年度末に比べ増加した現金及び現金同等物は611億円となりました。これは主に
法人所得税の支払額172億円などによる資金の減少があった一方で、税引前四半期利益448億円、減価償却費及び償却費314億円などによる資金の増加があったことによるものであります。
投資活動の結果、前連結会計年度末に比べ減少した現金及び現金同等物は219億円となりました。これは主に
定期預金の払戻による収入86億円などによる資金の増加があった一方で、有形固定資産の取得による支出252億
円、定期預金の預入による支出53億円などによる資金の減少があったことによるものであります。
財務活動の結果、前連結会計年度末に比べ減少した現金及び現金同等物は229億円となりました。これは主に、短期借入れによる収入46億円などによる資金の増加があった一方で、配当金の支払額125億円、非支配持分への
配当金の支払額67億円、短期借入金の返済による支出54億円などによる資金の減少があったことによるもので
あります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、328億円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。