四半期報告書-第97期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/06 9:11
【資料】
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【項目】
36項目
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、前年同四半期連結累計期間(以下、前年同期)に比べ、売上
収益は、グローバルにおけるコロナ禍からの需要回復などにより、1,421億円(67.0%)増加の3,542億円となりま
した。利益につきましては、増産増収の影響などにより、営業利益は、318億円(前年同期は営業損失140億円)増
加の177億円、税引前利益は、346億円(前年同期は税引前損失151億円)増加の194億円、親会社の所有者に帰属
する四半期利益は、304億円(前年同期は親会社の所有者に帰属する四半期損失182億円)増加の121億円となりま
した。
また、当第1四半期末の財政状態につきましては、資産は、営業債権の回収による現金及び現金同等物の増加
などにより、前連結会計年度末に比べ180億円増加の8,638億円となりました。一方、負債は、前連結会計年度末に
比べ122億円増加し、4,884億円となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務の増加によるものです。
資本は、前連結会計年度末に比べ58億円増加し、3,754億円となりました。主な要因は、親会社の所有者に帰属
する四半期利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、当第1四半期連結累計期間より報告セグメントの区分を変更しております。詳細については、「第4 経理の状況 1要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 5.セグメント情報」をご覧ください。
①日本
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ655億円
(53.4%)増加の1,885億円となり、営業利益につきましては、車種構成良化やモデルチェンジに伴う増産の影響
などにより、162億円(前年同期は営業損失119億円)増加の43億円となりました。
②北中南米
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ506億円
(181.2%)増加の786億円となりました。営業利益につきましては、モデルチェンジに伴う増産の影響などによ
り、80億円(前年同期は営業損失56億円)増加の24億円となりました。
③中国
当地域におきましては、前年にコロナ収束後の需要回復により販売が好調に推移したことや、一部車種の生産終
了に伴い生産台数が減少した影響などにより、売上収益は、前年同期に比べ18億円(△4.0%)減少の445億円とな
り、営業利益につきましては、減産の影響などにより、前年同期に比べ8億円(△17.7%)減少の40億円となりま
した。
④アジア・オセアニア
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ219億円
(111.0%)増加の417億円となり、営業利益につきましては、増産の影響や車種構成良化などにより、前年同期に
比べ61億円(前年同期は営業損失4億円)増加の57億円となりました。
⑤欧州・アフリカ
当地域におきましては、需要回復による生産台数の増加などにより、売上収益は、前年同期に比べ123億円
(114.4%)増加の232億円となりました。営業利益につきましては、増産の影響や車種構成良化などにより、23億
円(前年同期は営業損失10億円)増加の12億円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ162億円(8.3%)増加の2,114億円となりました。
営業活動の結果、前連結会計年度末に比べ増加した現金及び現金同等物は339億円となりました。これは主に
法人所得税の支払額71億円による資金の減少があった一方で、税引前四半期利益194億円、減価償却費及び償却費
103億円、営業債務の増加69億円などによる資金の増加があったことによるものであります。
投資活動の結果、前連結会計年度末に比べ減少した現金及び現金同等物は62億円となりました。これは主に
定期預金の払戻による収入31億円などによる資金の増加があった一方で、有形固定資産の取得による支出83億
円による資金の減少があったことによるものであります。
財務活動の結果、前連結会計年度末に比べ減少した現金及び現金同等物は113億円となりました。これは主に、配当金の支払額65億円、非支配持分への配当金の支払額26億円などによる資金の減少があったことによるもので
あります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、109億円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第1四半期連結累計期間において、日本、北中南米、アジア・オセアニア、欧州・アフリカセグメントの生産
及び販売実績が前第1四半期連結累計期間に比べて著しく増加しました。これは、前第1四半期連結累計期間に新型コロナウイルス感染拡大に伴う稼働停止などによる影響がありましたが、当第1四半期連結累計期間において需要回復したことによるものです。