四半期報告書-第96期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大収束の目途は依然として立たず、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が断続的に発出されるなど経済活動の停滞や景気後退の懸念は払しょくされず、先行きは極めて不透明な状況で推移しました。
繊維業界においては、緊急事態宣言に伴う商業施設の臨時休業や営業時間短縮などによる消費活動の制限や衣料品の消費マインドの低下等により依然として厳しい環境が続いております。
このような状況において当社グループは、「事業構造改革」、「業務構造改革」、「コスト構造改革」の3つの構造改革を引き続き推進していくとともに、足元の業績を回復軌道に乗せるため、「売上高の回復」、「株式会社レナウンインクスとのシナジー創出」、「国内基幹工場のアツギ東北株式会社の収支改善」の3つの課題にスピード感を持って対処してまいります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,721百万円(前年同四半期比107.0%増)、営業損失は241百万円(前年同四半期は708百万円の損失)、経常損失は55百万円(前年同四半期は517百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は108百万円(前年同四半期は857百万円の損失)となりました。
セグメント別の経営成績を示すと、次の通りであります。
[繊維事業]
レッグウエア分野は前年、新型コロナウイルス感染症の拡大による取引先店舗の臨時休業、在宅勤務や外出自粛の広がりを背景とした個人消費の冷え込み等の大きな影響を受けました。生活様式の変化等の影響によるストッキング需要の減少は継続するものの、プレーンストッキングやショートストッキングを中心とした春夏物商品は堅調に推移し、同分野の売上高は2,510百万円(前年同四半期比70.8%増)となりました。
インナーウエア分野も同様、前年は新型コロナウイルス感染症の拡大による取引先店舗の営業自粛、外出自粛等の影響を受けましたが、株式会社レナウンインクスを子会社化したことなどにより、同分野の売上高は1,882百万円(前年同四半期比269.0%増)となりました。
これらの結果、繊維事業の売上高は4,392百万円(前年同四半期比121.9%増)、営業損失は310百万円(前年同四半期は790百万円の損失)となりました。
[不動産事業]
保有資産の有効活用を進めておりますが、当事業の売上高は132百万円(前年同四半期比7.7%減)、営業利益は94百万円(前年同四半期比6.8%増)となりました。
[その他]
その他の事業につきましては、太陽光発電による売電は順調に推移しました。介護用品の販売や認知症高齢者向け介護施設であるグループホームも昨年の外出自粛の影響などにより一時苦戦した状況から回復し堅調に推移しました。これらの結果、当事業の売上高は196百万円(前年同四半期比25.0%増)、営業利益は22百万円(前年同四半期比30.6%増)となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は43,816百万円となり、前連結会計年度末に比べ526百万円減少いたしました。これは主に、売上債権の減少1,124百万円、現金及び預金の減少502百万円および棚卸資産の増加1,008百万円等によるものであります。
負債の部は10,182百万円となり、前連結会計年度末に比べ204百万円減少いたしました。これは主に、未払金の減少950百万円、仕入債務の増加771百万円等によるものであります。
純資産の部は33,633百万円となり、前連結会計年度末に比べ322百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失108百万円の計上や、収益認識に関する会計基準等の適用に伴う期首剰余金の減少233百万円およびその他の包括利益累計額の増加15百万円等によるものであります。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は76.5%(前連結会計年度末は76.3%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は95百万円であります。
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大収束の目途は依然として立たず、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が断続的に発出されるなど経済活動の停滞や景気後退の懸念は払しょくされず、先行きは極めて不透明な状況で推移しました。
繊維業界においては、緊急事態宣言に伴う商業施設の臨時休業や営業時間短縮などによる消費活動の制限や衣料品の消費マインドの低下等により依然として厳しい環境が続いております。
このような状況において当社グループは、「事業構造改革」、「業務構造改革」、「コスト構造改革」の3つの構造改革を引き続き推進していくとともに、足元の業績を回復軌道に乗せるため、「売上高の回復」、「株式会社レナウンインクスとのシナジー創出」、「国内基幹工場のアツギ東北株式会社の収支改善」の3つの課題にスピード感を持って対処してまいります。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は4,721百万円(前年同四半期比107.0%増)、営業損失は241百万円(前年同四半期は708百万円の損失)、経常損失は55百万円(前年同四半期は517百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は108百万円(前年同四半期は857百万円の損失)となりました。
セグメント別の経営成績を示すと、次の通りであります。
[繊維事業]
レッグウエア分野は前年、新型コロナウイルス感染症の拡大による取引先店舗の臨時休業、在宅勤務や外出自粛の広がりを背景とした個人消費の冷え込み等の大きな影響を受けました。生活様式の変化等の影響によるストッキング需要の減少は継続するものの、プレーンストッキングやショートストッキングを中心とした春夏物商品は堅調に推移し、同分野の売上高は2,510百万円(前年同四半期比70.8%増)となりました。
インナーウエア分野も同様、前年は新型コロナウイルス感染症の拡大による取引先店舗の営業自粛、外出自粛等の影響を受けましたが、株式会社レナウンインクスを子会社化したことなどにより、同分野の売上高は1,882百万円(前年同四半期比269.0%増)となりました。
これらの結果、繊維事業の売上高は4,392百万円(前年同四半期比121.9%増)、営業損失は310百万円(前年同四半期は790百万円の損失)となりました。
[不動産事業]
保有資産の有効活用を進めておりますが、当事業の売上高は132百万円(前年同四半期比7.7%減)、営業利益は94百万円(前年同四半期比6.8%増)となりました。
[その他]
その他の事業につきましては、太陽光発電による売電は順調に推移しました。介護用品の販売や認知症高齢者向け介護施設であるグループホームも昨年の外出自粛の影響などにより一時苦戦した状況から回復し堅調に推移しました。これらの結果、当事業の売上高は196百万円(前年同四半期比25.0%増)、営業利益は22百万円(前年同四半期比30.6%増)となりました。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における総資産は43,816百万円となり、前連結会計年度末に比べ526百万円減少いたしました。これは主に、売上債権の減少1,124百万円、現金及び預金の減少502百万円および棚卸資産の増加1,008百万円等によるものであります。
負債の部は10,182百万円となり、前連結会計年度末に比べ204百万円減少いたしました。これは主に、未払金の減少950百万円、仕入債務の増加771百万円等によるものであります。
純資産の部は33,633百万円となり、前連結会計年度末に比べ322百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失108百万円の計上や、収益認識に関する会計基準等の適用に伴う期首剰余金の減少233百万円およびその他の包括利益累計額の増加15百万円等によるものであります。
この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は76.5%(前連結会計年度末は76.3%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は95百万円であります。