有価証券報告書-第136期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要および経営者の視点による分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
また、特に重要な会計上の見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 経営成績
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ7.6%減の4,751百万円となりました。売上高は国内外共に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受けて低調に推移した結果、国内売上高は前連結会計年度に比べ5.8%減の2,098百万円となりました。海外売上高は、コロナ禍の影響に加え、テクノ製品事業における海外顧客の価格の低下傾向などが継続した結果、8.9%減の2,652百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、営業活動の自粛に伴う経費の削減効果などにより前連結会計年度に比べ8.2%減の1,131百万円となり、営業利益は前連結会計年度に比べ21.5%増の265百万円となりました。
経常利益は、営業利益の増加に加え営業外収益として雇用調整助成金などがあり、前連結会計年度に比べ63.7%増の331百万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、中国子会社における事業構造改善費用および減損損失などの特別損失の計上により前連結会計年度に比べ18.3%減の114百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(テクノ製品事業)
テクノ製品事業では、筆記具用サインペン先、コスメティック用ペン先などの筆記具分野や化粧用途の部材を製造販売しております。当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により売上は国内外共に低調に推移しました結果、前連結会計年度に比べ9.2%減の3,325百万円となりました。セグメント利益は売上高の変動に合わせた製造コストおよび販売費の抑制などによる利益確保に努めました結果、前連結会計年度に比べ1.0%増の406百万円となりました。セグメント利益率は12.2%となり、前連結会計年度に比べ1.2ポイント増加しました。
海外売上割合の高いテクノ製品事業では、2021年1月以降、受注は緩やかな回復基調にあるものの、コロナ禍の影響により国内外の経済持ち直しによる受注の回復までには、ある程度の長い時間がかかるものと予想され、グローバル市場の環境悪化や従来からの低価格傾向は継続するものと考えております。このような事業環境を背景として、原材料および生産体制の見直しによる在庫削減や価格競争力の向上、高付加価値商品の開発が当面の課題になると判断しており、生産性向上によるコストダウン、開発力の強化などに注力してまいります。
また、付加価値の高いコスメティック関連については中国市場が復調してきており、中国子会社による販売強化を引き続き進めてまいります。
(メディカル製品事業)
メディカル製品事業の当連結会計年度の売上高は、リモートによる営業活動およびプロモーション活動に取り組み拡販に努めました結果、前連結会計年度に比べ3.7%減の1,421百万円となりました。セグメント利益はコロナ禍による営業自粛に伴う経費見直しなどのコスト削減を進めたことにより、前連結会計年度に比べ59.4%増の141百万円となりました。セグメント利益率は10.0%となり、前連結会計年度に比べ3.9ポイント増加しました。
主力製品のベセルフューザーは、麻酔領域および化学療法領域向けの製品が高い評価を得ております。第3四半期以降、コロナ禍の影響を受けて手術件数が減少したことなどにより売上は低調に推移しておりますが、医療従事者へのワクチン接種などが進むにつれて回復基調に向かうものと判断しております。引き続き、公開講座や学界におけるプロモーション活動に努めるとともに、医療従事者との連携強化や取引先との協働による製品開発や新診療分野への拡販を推進し、グローバル市場への展開を目指してまいります。もう1つの主力製品であるガイドワイヤーは、積極的な営業活動の継続と増産体制の維持に努めてまいります。引き続き、医療機器の安定供給とコストダウンに向けて、製造委託先の海外移管などを含めた再編を進めてまいります。
メディカル製品事業では、医療機器の販売を通じて患者様の痛みからの解放や健康回復に繋げることが、社会貢献の一環となることと認識しており、今後も継続的な社会貢献を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
② 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ116百万円増加し、8,643百万円となりました。これは主に、有形固定資産178百万円、仕掛品99百万円などの減少はあるものの、現金及び預金473百万円などが増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ37百万円増加し、3,798百万円となりました。これは主に、未払法人税等91百万円の増加、支払手形及び買掛金75百万円の減少などによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ79百万円増加し、4,844百万円となりました。これは主に、利益剰余金68百万円の増加、その他有価証券評価差額金13百万円の減少などによるものであります。
当社グループは、自己資本比率を重視しており、引き続き、利益増加、たな卸資産の削減、売掛金回収遅延の防止などにより、財務バランスの改善を図るとともに設備投資の拡充や借入金の返済などを行い、財務体質の強化に努めてまいります。
③ キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ449百万円増加し、1,867百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、631百万円の資金の増加(前年 278百万円の資金の増加)となりました。これは主に、減価償却費276百万円、税金等調整前当期純利益223百万円、たな卸資産の減少額112百万円などがあったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、181百万円の資金の減少(前年 139百万円の資金の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出184百万円などがあったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、12百万円の資金の減少(前年 89百万円の資金の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額46百万円などがあったことによるものであります。
当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための原材料費、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。
また、グループ内での資金管理は当社が一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。
④ 生産、受注及び販売の実績
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ 受注実績
受注生産は行っておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や現状を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
また、特に重要な会計上の見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2) 経営成績等の状況の概要及び経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
① 経営成績
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | 増減率 | |
| 売上高 | 5,140,916千円 | 4,751,464千円 | △389,452千円 | △7.6% |
| 営業利益 | 218,426千円 | 265,496千円 | 47,070千円 | 21.5% |
| 営業利益率 | 4.2% | 5.6% | +1.3ポイント | |
| 経常利益 | 202,629千円 | 331,726千円 | 129,097千円 | 63.7% |
| 経常利益率 | 3.9% | 7.0% | +3.0ポイント | |
| 親会社株主に帰属する 当期純利益 | 140,651千円 | 114,965千円 | △25,685千円 | △18.3% |
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ7.6%減の4,751百万円となりました。売上高は国内外共に新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受けて低調に推移した結果、国内売上高は前連結会計年度に比べ5.8%減の2,098百万円となりました。海外売上高は、コロナ禍の影響に加え、テクノ製品事業における海外顧客の価格の低下傾向などが継続した結果、8.9%減の2,652百万円となりました。
販売費及び一般管理費は、営業活動の自粛に伴う経費の削減効果などにより前連結会計年度に比べ8.2%減の1,131百万円となり、営業利益は前連結会計年度に比べ21.5%増の265百万円となりました。
経常利益は、営業利益の増加に加え営業外収益として雇用調整助成金などがあり、前連結会計年度に比べ63.7%増の331百万円となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、中国子会社における事業構造改善費用および減損損失などの特別損失の計上により前連結会計年度に比べ18.3%減の114百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(テクノ製品事業)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | 増減率 | |
| 外部顧客への売上高 | 3,661,020千円 | 3,325,799千円 | △335,220千円 | △9.2% |
| セグメント利益 | 402,382千円 | 406,532千円 | 4,150千円 | 1.0% |
| セグメント利益率 | 11.0% | 12.2% | +1.2ポイント | |
テクノ製品事業では、筆記具用サインペン先、コスメティック用ペン先などの筆記具分野や化粧用途の部材を製造販売しております。当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により売上は国内外共に低調に推移しました結果、前連結会計年度に比べ9.2%減の3,325百万円となりました。セグメント利益は売上高の変動に合わせた製造コストおよび販売費の抑制などによる利益確保に努めました結果、前連結会計年度に比べ1.0%増の406百万円となりました。セグメント利益率は12.2%となり、前連結会計年度に比べ1.2ポイント増加しました。
海外売上割合の高いテクノ製品事業では、2021年1月以降、受注は緩やかな回復基調にあるものの、コロナ禍の影響により国内外の経済持ち直しによる受注の回復までには、ある程度の長い時間がかかるものと予想され、グローバル市場の環境悪化や従来からの低価格傾向は継続するものと考えております。このような事業環境を背景として、原材料および生産体制の見直しによる在庫削減や価格競争力の向上、高付加価値商品の開発が当面の課題になると判断しており、生産性向上によるコストダウン、開発力の強化などに注力してまいります。
また、付加価値の高いコスメティック関連については中国市場が復調してきており、中国子会社による販売強化を引き続き進めてまいります。
(メディカル製品事業)
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | 増減率 | |
| 外部顧客への売上高 | 1,476,119千円 | 1,421,751千円 | △54,368千円 | △3.7% |
| セグメント利益 | 88,954千円 | 141,751千円 | 52,797千円 | 59.4% |
| セグメント利益率 | 6.0% | 10.0% | +3.9ポイント | |
メディカル製品事業の当連結会計年度の売上高は、リモートによる営業活動およびプロモーション活動に取り組み拡販に努めました結果、前連結会計年度に比べ3.7%減の1,421百万円となりました。セグメント利益はコロナ禍による営業自粛に伴う経費見直しなどのコスト削減を進めたことにより、前連結会計年度に比べ59.4%増の141百万円となりました。セグメント利益率は10.0%となり、前連結会計年度に比べ3.9ポイント増加しました。
主力製品のベセルフューザーは、麻酔領域および化学療法領域向けの製品が高い評価を得ております。第3四半期以降、コロナ禍の影響を受けて手術件数が減少したことなどにより売上は低調に推移しておりますが、医療従事者へのワクチン接種などが進むにつれて回復基調に向かうものと判断しております。引き続き、公開講座や学界におけるプロモーション活動に努めるとともに、医療従事者との連携強化や取引先との協働による製品開発や新診療分野への拡販を推進し、グローバル市場への展開を目指してまいります。もう1つの主力製品であるガイドワイヤーは、積極的な営業活動の継続と増産体制の維持に努めてまいります。引き続き、医療機器の安定供給とコストダウンに向けて、製造委託先の海外移管などを含めた再編を進めてまいります。
メディカル製品事業では、医療機器の販売を通じて患者様の痛みからの解放や健康回復に繋げることが、社会貢献の一環となることと認識しており、今後も継続的な社会貢献を通じて、企業価値の向上を図ってまいります。
② 財政状態
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | 増減 | |
| 資産 | 8,526,527千円 | 8,643,379千円 | 116,851千円 |
| 負債 | 3,760,941千円 | 3,798,750千円 | 37,809千円 |
| 純資産 | 4,765,585千円 | 4,844,628千円 | 79,042千円 |
| 自己資本比率 | 55.9% | 56.1% | +0.2ポイント |
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ116百万円増加し、8,643百万円となりました。これは主に、有形固定資産178百万円、仕掛品99百万円などの減少はあるものの、現金及び預金473百万円などが増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ37百万円増加し、3,798百万円となりました。これは主に、未払法人税等91百万円の増加、支払手形及び買掛金75百万円の減少などによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ79百万円増加し、4,844百万円となりました。これは主に、利益剰余金68百万円の増加、その他有価証券評価差額金13百万円の減少などによるものであります。
当社グループは、自己資本比率を重視しており、引き続き、利益増加、たな卸資産の削減、売掛金回収遅延の防止などにより、財務バランスの改善を図るとともに設備投資の拡充や借入金の返済などを行い、財務体質の強化に努めてまいります。
③ キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析
| 前連結会計年度(千円) | 当連結会計年度(千円) | 増減額(千円) | |
| 営業活動によるキャッシュフロー | 278,973 | 631,217 | 352,244 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | △139,393 | △181,988 | △42,595 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | △89,242 | △12,715 | 76,527 |
| 換算差額 | △5,525 | 12,759 | 18,285 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 1,373,550 | 1,418,362 | 44,811 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | 1,418,362 | 1,867,635 | 449,272 |
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ449百万円増加し、1,867百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、631百万円の資金の増加(前年 278百万円の資金の増加)となりました。これは主に、減価償却費276百万円、税金等調整前当期純利益223百万円、たな卸資産の減少額112百万円などがあったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、181百万円の資金の減少(前年 139百万円の資金の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出184百万円などがあったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、12百万円の資金の減少(前年 89百万円の資金の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額46百万円などがあったことによるものであります。
当社グループの主要な資金需要は、製品製造のための原材料費、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに当社グループの設備投資等に係る投資であります。
これらの資金需要につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応していくこととしております。
また、グループ内での資金管理は当社が一元管理を行うことで、資金効率の向上を図っております。
④ 生産、受注及び販売の実績
イ 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| テクノ製品事業 | 3,156,487 | △14.7 |
| メディカル製品事業 | 1,475,013 | 1.7 |
| その他 | ― | ― |
| 合計 | 4,631,501 | △10.1 |
(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ 受注実績
受注生産は行っておりません。
ハ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| テクノ製品事業 | 3,325,799 | △9.2 |
| メディカル製品事業 | 1,421,751 | △3.7 |
| その他 | 3,913 | 3.6 |
| 合計 | 4,751,464 | △7.6 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。