四半期報告書-第119期第2四半期(令和2年3月1日-令和2年5月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、中国をはじめとする東アジア諸国における景気減速に加え、新型コロナウイルス感染拡大により世界全域にわたり経済活動が制限されるなど、大きな影響を受けたことから一層厳しい市場状況となりました。
国内経済も、新型コロナウイルス感染拡大により急速な悪化が進み、当社グループに関係の深い自動車産業においても、自動車生産並びに販売台数が減少し、当第2四半期に入り極めて厳しい状況となりました。
このような環境の中、当社グループにおきましては、急激に変化する国内外の市場における需要変動への対応を、全社を挙げて行うとともに、需要の高まっている受託合成品並びに品質・技術に優位性を持つ医療用・医薬用製品の製造販売に注力しました。
ゴム薬品の販売は、自動車関連市場が内外で急速に悪化したことにより前年を下回りました。中間体は、農薬・界面活性剤関連の製品で販売が増加し前年同期を上回りましたが、樹脂薬品、その他薬品については売上高が前年同期を下回りました。
一方、生産においては、安定供給を行うため全部門において新型コロナウイルス感染症への対策を行うとともに、全般の生産の見直しをはじめ、急激な需要変動に対する人員配置の最適化や需要の高い製品の積極的生産対応を販売・開発・製造のそれぞれの部門で徹底して進めました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は33億70百万円(前年同期比9.5%減)、営業利益は83百万円(同177.5%増)、経常利益は83百万円(同166.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は63百万円(同208.8%増)となりました。
セグメント業績の概況は次のとおりであります。
① 化学工業薬品事業
売上高は33億51百万円(同9.5%減)、セグメント利益(営業利益)は68百万円(同355.1%増)となりました。
② 不動産賃貸事業
売上高は19百万円(同0.8%増)、セグメント利益(営業利益)は15百万円(同1.1%増)となりました。
(化学工業薬品事業の部門別の概況)
<ゴム薬品>ゴム薬品の分野は、国内向けの工業用品生産は新型コロナウイルス感染拡大により、国内自動車生産において減産が進むなど、低調で推移しました。国内ゴム薬品では、新規製品や加硫剤の売上は採用拡大や需要拡大の影響で販売が増加しましたが、全体では当第2四半期に入りさらに生産が鈍化した影響を受け、売上は前年同期を下回りました。タイヤ向け薬品は、海外品との競合が激しくなったことや減産影響による顧客の需要減もあり、売上は前年同期を下回りました。合成ゴム向け薬品は、国内合成ゴム生産が低調に推移したことから、全体では売上は前年同期を下回りました。
海外向けは、東南アジア諸国においても新型コロナウイルス感染拡大による影響を大きく受けたことから、各国の経済状況が大幅に悪化し、自動車生産並びに販売が減少した影響から、売上は前年同期を大きく下回りました。
この結果、ゴム薬品部門合計の売上高は19億26百万円(前年同期比13.6%減)となりました。
<樹脂薬品>樹脂薬品の分野は、国内向けは主要顧客であるアクリル酸・アクリル酸エステルの生産が低調で推移しました。当社の主要製品もこの影響を受け販売が低調で推移しましたが、特殊品の販売が伸びた結果、売上は前年同期を上回りました。海外向けは、既存顧客に対する拡販活動を積極的に行い販売が伸びた商品もありましたが、主力商品において需要が低迷したことと併せて、海外品との競合が激しくなり、売上は前年同期を下回りました。
この結果、樹脂薬品部門合計の売上高は3億56百万円(同18.3%減)となりました。
<中間体>中間体の分野は、界面活性剤中間体は、主要品目で販売増となり売上は前年同期を上回りました。染顔料中間体は、品目で増減があり売上は前年同期を下回りました。農薬中間体は、主要品目において販売が復調した結果、売上は前年同期を上回りました。医薬中間体は、主力品の販売が顧客需要の拡大で増加しましたが、受託生産品の受注が獲得できなかったことから、売上は前年同期を下回りました。
この結果、中間体部門合計の売上高は4億44百万円(同10.8%増)となりました。
<その他>その他の分野は、環境用薬剤は新規受注を獲得したものの、主要製品の需要が低調で推移したことから売上は前年同期を下回りました。潤滑油向けは全般に需要が低調でしたが、市場での需要変化に応じ生産を行い販売が伸びたことから、売上は前年同期を上回りました。新規用途向けは受託生産品と既存品において積極的な市場開発活動を行った結果、新製品の販売拡大もありましたが、一部商品の売上が前年同期を下回ったため売上は前年同期を下回りました。
この結果、この部門合計の売上高は6億23百万円(同2.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産につきましては74億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億56百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が2億78百万円、たな卸資産が1億91百万円増加したことに対し、受取手形及び売掛金が3億16百万円減少したことによります。
負債につきましては54億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億39百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金が3億円増加したことに対し、支払手形及び買掛金が1億65百万円減少したことによります。
純資産につきましては19億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ16百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が26百万円増加したことに対し、その他有価証券評価差額金が6百万円減少したことによります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2億78百万円増加(前年同期は12百万円の減少)し、6億75百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、売上債権の減少等による資金の増加に対し、たな卸資産の増加、仕入債務の減少等による資金の減少により2億9百万円の収入(前年同期は1億34百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、有形固定資産の取得による支出等により1億46百万円の支出(前年同期は2億38百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、短期借入金の増加に対し、長期借入金の返済による支出、配当金の支払等により2億18百万円の収入(前年同期は95百万円の収入)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は112,036千円(前年同期は110,985千円)であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、中国をはじめとする東アジア諸国における景気減速に加え、新型コロナウイルス感染拡大により世界全域にわたり経済活動が制限されるなど、大きな影響を受けたことから一層厳しい市場状況となりました。
国内経済も、新型コロナウイルス感染拡大により急速な悪化が進み、当社グループに関係の深い自動車産業においても、自動車生産並びに販売台数が減少し、当第2四半期に入り極めて厳しい状況となりました。
このような環境の中、当社グループにおきましては、急激に変化する国内外の市場における需要変動への対応を、全社を挙げて行うとともに、需要の高まっている受託合成品並びに品質・技術に優位性を持つ医療用・医薬用製品の製造販売に注力しました。
ゴム薬品の販売は、自動車関連市場が内外で急速に悪化したことにより前年を下回りました。中間体は、農薬・界面活性剤関連の製品で販売が増加し前年同期を上回りましたが、樹脂薬品、その他薬品については売上高が前年同期を下回りました。
一方、生産においては、安定供給を行うため全部門において新型コロナウイルス感染症への対策を行うとともに、全般の生産の見直しをはじめ、急激な需要変動に対する人員配置の最適化や需要の高い製品の積極的生産対応を販売・開発・製造のそれぞれの部門で徹底して進めました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は33億70百万円(前年同期比9.5%減)、営業利益は83百万円(同177.5%増)、経常利益は83百万円(同166.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は63百万円(同208.8%増)となりました。
セグメント業績の概況は次のとおりであります。
① 化学工業薬品事業
売上高は33億51百万円(同9.5%減)、セグメント利益(営業利益)は68百万円(同355.1%増)となりました。
② 不動産賃貸事業
売上高は19百万円(同0.8%増)、セグメント利益(営業利益)は15百万円(同1.1%増)となりました。
(化学工業薬品事業の部門別の概況)
<ゴム薬品>ゴム薬品の分野は、国内向けの工業用品生産は新型コロナウイルス感染拡大により、国内自動車生産において減産が進むなど、低調で推移しました。国内ゴム薬品では、新規製品や加硫剤の売上は採用拡大や需要拡大の影響で販売が増加しましたが、全体では当第2四半期に入りさらに生産が鈍化した影響を受け、売上は前年同期を下回りました。タイヤ向け薬品は、海外品との競合が激しくなったことや減産影響による顧客の需要減もあり、売上は前年同期を下回りました。合成ゴム向け薬品は、国内合成ゴム生産が低調に推移したことから、全体では売上は前年同期を下回りました。
海外向けは、東南アジア諸国においても新型コロナウイルス感染拡大による影響を大きく受けたことから、各国の経済状況が大幅に悪化し、自動車生産並びに販売が減少した影響から、売上は前年同期を大きく下回りました。
この結果、ゴム薬品部門合計の売上高は19億26百万円(前年同期比13.6%減)となりました。
<樹脂薬品>樹脂薬品の分野は、国内向けは主要顧客であるアクリル酸・アクリル酸エステルの生産が低調で推移しました。当社の主要製品もこの影響を受け販売が低調で推移しましたが、特殊品の販売が伸びた結果、売上は前年同期を上回りました。海外向けは、既存顧客に対する拡販活動を積極的に行い販売が伸びた商品もありましたが、主力商品において需要が低迷したことと併せて、海外品との競合が激しくなり、売上は前年同期を下回りました。
この結果、樹脂薬品部門合計の売上高は3億56百万円(同18.3%減)となりました。
<中間体>中間体の分野は、界面活性剤中間体は、主要品目で販売増となり売上は前年同期を上回りました。染顔料中間体は、品目で増減があり売上は前年同期を下回りました。農薬中間体は、主要品目において販売が復調した結果、売上は前年同期を上回りました。医薬中間体は、主力品の販売が顧客需要の拡大で増加しましたが、受託生産品の受注が獲得できなかったことから、売上は前年同期を下回りました。
この結果、中間体部門合計の売上高は4億44百万円(同10.8%増)となりました。
<その他>その他の分野は、環境用薬剤は新規受注を獲得したものの、主要製品の需要が低調で推移したことから売上は前年同期を下回りました。潤滑油向けは全般に需要が低調でしたが、市場での需要変化に応じ生産を行い販売が伸びたことから、売上は前年同期を上回りました。新規用途向けは受託生産品と既存品において積極的な市場開発活動を行った結果、新製品の販売拡大もありましたが、一部商品の売上が前年同期を下回ったため売上は前年同期を下回りました。
この結果、この部門合計の売上高は6億23百万円(同2.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産につきましては74億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億56百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が2億78百万円、たな卸資産が1億91百万円増加したことに対し、受取手形及び売掛金が3億16百万円減少したことによります。
負債につきましては54億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億39百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金が3億円増加したことに対し、支払手形及び買掛金が1億65百万円減少したことによります。
純資産につきましては19億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ16百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が26百万円増加したことに対し、その他有価証券評価差額金が6百万円減少したことによります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2億78百万円増加(前年同期は12百万円の減少)し、6億75百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、売上債権の減少等による資金の増加に対し、たな卸資産の増加、仕入債務の減少等による資金の減少により2億9百万円の収入(前年同期は1億34百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、有形固定資産の取得による支出等により1億46百万円の支出(前年同期は2億38百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、短期借入金の増加に対し、長期借入金の返済による支出、配当金の支払等により2億18百万円の収入(前年同期は95百万円の収入)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は112,036千円(前年同期は110,985千円)であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。