四半期報告書-第120期第3四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日)

【提出】
2021/10/12 9:14
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が依然として残り、収束がみえないものの、世界経済は先進国を中心にワクチン接種の進展や景気刺激策により経済活動が回復基調で推移しました。中国では、個人消費、輸出共に拡大基調を持続したことから堅調に景気回復が進みました。米国においても、景気対策や経済活動規制の緩和などにより、景気は回復基調で推移しました。
国内経済は、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が発令され個人消費関連業種で停滞がみられるものの、製造業を中心に設備投資や生産活動は景気持ち直しの動きがみられ、輸出も増加傾向が続きました。当社グループに関係の深い自動車産業においては、世界的な半導体不足の影響により、中国では自動車生産台数が前年度を下回る状況となりました。日本国内おいても、半導体不足により一部自動車生産工場の操業が停止し、自動車生産への影響が発生いたしました。
このような環境の中、当社グループにおきましては、市場における需要変動への安定供給対応を積極的に進めるとともに、これまで培ってきた技術を活用し、受託合成品の拡大、並びに品質・技術に優位性を持つ医療用ゴム用途製品、医療用途脱水縮合剤の製造販売に注力、成長分野での市場拡大を積極的に進めました。
一方、生産においては、原料の安定調達に注力し、変化する市場要求に対応、コストダウンと経営資源の効率化を全社規模で進めました。
これらの結果、その他薬品の売上は前年同期を下回りましたが、ゴム薬品、樹脂薬品、中間体においては前年同期を上回りました。当第3四半期連結累計期間の売上高は57億63百万円(前年同期比20.7%増)、営業利益は3億46百万円(同562.9%増)、経常利益は3億48百万円(同658.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億59百万円(同668.3%増)となりました。
セグメント業績の概況は次のとおりであります。
① 化学工業薬品事業
売上高は57億35百万円(同20.8%増)、セグメント利益(営業利益)は3億23百万円(同1,000.8%増)となりました。
② 不動産賃貸事業
売上高は28百万円(同0.3%減)、セグメント利益(営業利益)は22百万円(同0.4%減)となりました。
(化学工業薬品事業の部門別の概況)
<ゴム薬品>国内の工業用品向け薬品は、国内自動車生産及び販売、海外市況が堅調に回復し、自動車関連産業の世界的な半導体不足による減産影響が懸念されましたが、当第3四半期では大きな影響を受けることなく推移いたしました。また、品質・技術に優位性を持つ医療用ゴム用途製品に注力し販売を伸ばしました。その結果、国内全体では前年同期を上回る売上となりました。タイヤ向け薬品は、輸出向けタイヤ生産及び国内自動車生産の回復により顧客の稼働が堅調に推移し、前年同期を上回る売上となりました。合成ゴム向け薬品は、国内自動車生産、国内タイヤ生産の回復により全体では売上が前年同期を上回りました。
海外向けは、新型コロナウイルス感染症の影響からの経済回復が顕著な中国市場における中国子会社での大幅な増販をはじめ、東南アジア諸国での市況回復が鮮明となりました。また、海外においても品質・技術に優位性を持つ医療用ゴム用途製品に注力し販売を伸ばしました。
この結果、国内・輸出合わせてのゴム薬品の売上高は34億61百万円(前年同期比32.8%増)となりました。
<樹脂薬品>国内向けは、主要顧客であるアクリル酸・アクリル酸エステルの生産は回復基調となり、当社主要製品において激しい海外品との競合により売上が前年同期を下回る一方、他の当社主要製品の販売が増加しました。海外向けは、当社主要製品の販売が回復、更には電子材料関連への積極的な拡販活動を展開した結果、売上は前年同期を上回りました。
この結果、樹脂薬品部門合計の売上高は6億9百万円(同17.2%増)となりました。
<中間体>界面活性剤中間体は、主要製品の需要が回復したことにより売上は前年同期を上回りました。染顔料中間体、農薬中間体は、主要製品の販売が低調で、売上は前年同期を下回りました。医薬中間体は、国内、海外向け共に品質・技術に優位性を持つ医療用途脱水縮合剤の製造販売に注力、顧客要望への積極的な対応の結果、販売を増やし売上は前年同期を上回りました。
この結果、中間体部門合計の売上高は7億69百万円(同10.0%増)となりました。
<その他>環境用薬剤は、需要が堅調に推移したことから、売上は前年同期を上回りました。潤滑油向けは、需要低迷により売上が前年同期を下回りました。新規用途向けは、当社が得意とする合成技術を基盤とする製品の販売に注力し売上を伸ばしましたが、当期における各製品の顧客での需要が低調に推移し売上が前年同期を下回りました。
この結果、この部門合計の売上高は8億94百万円(同2.9%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産につきましては77億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億44百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が4億18百万円、たな卸資産が1億13百万円増加したことによります。
負債につきましては55億9百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億92百万円増加いたしました。これは主
に、支払手形及び買掛金が3億6百万円増加したことによります。
純資産につきましては22億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億51百万円増加いたしました。これ
は主に、利益剰余金が2億22百万円増加したことによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は179,140千円(前年同四半期は168,095千円)であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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