四半期報告書-第121期第2四半期(令和4年3月1日-令和4年5月31日)

【提出】
2022/07/11 9:49
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42項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しているため、2022年11月期第2四半期の財政状態及び経営成績については当該会計基準等を適用した後の数値となっておりますが、業績の状況における対前年同期増減率は当該会計基準等を適用する前の前年同期の数値を用いて比較しております。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更等)」をご参照下さい。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、ロシアによるウクライナ侵攻によりエネルギー価格、原材料価格の高騰、半導体の供給不足、物流網の混乱に拍車がかかり、今後の経済活動に対して急速に不透明感が増しました。
米国では、新型コロナウイルス感染症による行動制限が大幅に緩和され個人消費を中心に景気が着実に持ち直しました。中国においては、景気の回復は継続しておりましたが、ゼロコロナ政策の中、オミクロン株が感染拡大し上海市では長期間のロックダウンが実施され回復のペースは鈍化しました。
国内経済も、エネルギー価格の上昇、物流網の混乱が続いており、景気回復の足かせとなっております。
当社グループに関係の深い自動車産業においては、世界的な半導体不足、物流の混乱、新型コロナウイルスのオミクロン株感染者急増による工場停止により生産調整が実施されました。
このような環境の中、当社グループは2021年を起点とする中期経営計画(第121期「2021」から第125期「2026」まで)をスタートし、その中で設定した目標の実現に向け、市場における需要変動を注視し、顧客ニーズに対応した高機能製品の開発、これまで培ってきた当社が得意とする合成技術を活用し、受託合成品の拡大、品質・技術に優位性を持つ医療用ゴム用途製品、医療用途脱水縮合剤の製造販売に注力、成長分野での市場拡大を積極的に進めました。
一方、生産においては、環境の変化に迅速かつ柔軟に対応し、より一層の経営資源の効率化を全社規模で進めコストダウンに取り組み財務体質の強化を図りました。
また、原材料価格の大幅な上昇、エネルギーコスト及び物流費高騰の影響を受けましたが、コスト上昇に応じた販売価格の見直しを行い、一部製品価格に転嫁することが出来ました。
ゴム薬品の販売は、自動車関連の国内外での減産の影響を受け、売上高が前年同期を下回りました。樹脂薬品、その他薬品については国内販売、輸出共に増加し売上高が前年同期を上回りましたが、中間体については、売上高が前年同期を下回りました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は39億46百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は2億26百万円(同16.2%減)、経常利益は2億35百万円(同13.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億79百万円(同8.3%減)となりました。
セグメント業績の概況は次のとおりであります。
① 化学工業薬品事業
売上高は39億27百万円(同1.6%増)、セグメント利益(営業利益)は2億11百万円(同17.1%減)となりました。
② 不動産賃貸事業
売上高は18百万円(同増減無し)、セグメント利益(営業利益)は15百万円(同増減無し)となりました。
(化学工業薬品事業の部門別の概況)
<ゴム薬品>ゴム薬品の分野において、国内の工業用品向け製品は、自動車関連産業の世界的な半導体不足、新型コロナウイルス感染症の再拡大による減産の影響を強く受け自動車部品関連向け当社主要製品の売上が減少しました。一方、主要老化防止剤は需要の変化に迅速に対応した結果、売上を増やしました。
また、品質・技術に優位性を持つ医療用ゴム用途製品は、需要の変化に対応し販売を伸ばしました。その結果、販売を伸ばした品目も多くありましたが国内全体では販売が減少し前年同期を下回る売上となりました。タイヤ向け製品は、堅調な輸出向けタイヤ生産により顧客の稼働が堅調に推移し、売上が前年同期を上回りました。合成ゴム向け製品は、当社主要製品の販売は前年を上回りましたが、世界的なサプライチェーン混乱の影響により一部製品の販売が減少し、売上が前年同期を下回りました。
海外向けは、自動車産業の減産影響を強く受け、主要製品の販売が減少、当社が得意とする医療用ゴム用途製品の需要が減速、売上が減少しました。
この結果、国内・輸出合わせてのゴム薬品部門合計の売上高は22億14百万円(前年同期比6.2%減)となりました。
<樹脂薬品>樹脂薬品の分野は、国内向けについては、主要顧客であるアクリル酸・アクリル酸エステルの生産に柔軟に対応した結果、当社主要製品である重合防止剤の販売が増加しました。海外向けは、新規顧客を中心に重合防止剤の販売を伸ばしました。電子材料関連への販売も増加し売上は前年同期を上回りました。
この結果、樹脂薬品部門合計の売上高は5億24百万円(同38.8%増)となりました。
<中間体>中間体部門においては、界面活性剤中間体は、主要製品の需要が低調に推移したことにより売上は前年同期を下回りました。農薬中間体は、主要製品の販売が好調に推移し売上が前年同期を大きく上回りました。医薬中間体は、医療用途脱水縮合剤の売上が前年同期を下回りました。
この結果、中間体部門合計の売上高は5億41百万円(同6.7%減)となりました。
<その他>環境用薬剤においては、堅調な需要に迅速に対応したことにより、売上は前年同期を上回りました。品質・技術に優位性を持つ電子材料用途脱水縮合剤の売上は顧客要望への積極的な対応の結果、売上は前年同期を上回りました。レンズ用途向け特殊添加剤の売上も増やしました。新規用途向けは、当社が得意とする合成技術を基盤とする製品の販売に注力し売上を伸ばしました。
この結果、この部門合計の売上高は6億46百万円(同18.7%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における資産につきましては77億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億12百万円減少いたしました。これは主に、棚卸資産が3億72百万円増加したことに対し、現金及び預金が3億35百万円、受取手形及び売掛金が52百万円、有形固定資産が68百万円減少したことによります。
負債につきましては54億2百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億38百万円減少いたしました。これは主に、流動負債その他の未払費用が90百万円、未払消費税等が38百万円、借入金が36百万円、未払法人税等が30百万円減少したことによります。
純資産につきましては23億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億26百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が1億18百万円増加したことによります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ3億35百万円減少(前年同期は2億11百万円の増加)し、9億84百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前四半期純利益、減価償却費、売上債権の減少等による資金の増加に対し、棚卸資産の増加、未払消費税等の減少等による資金の減少により1億24百万円の支出(前年同期は3億87百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、有形固定資産の取得による支出等により1億20百万円の支出(前年同期は1億9百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、長期借入金の返済による支出、配当金の支払等により1億4百万円の支出(前年同期は77百万円の支出)となりました。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は115,824千円(前年同期は116,545千円)であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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