四半期報告書-第23期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)

【提出】
2019/08/09 13:03
【資料】
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【項目】
35項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境や企業収益の改善等を背景に緩やかに回復しているものの、一方、世界経済につきましては貿易摩擦の拡大や海外主要国における経済情勢の不確実性など、その先行きは不透明な状況となっております。
当社事業におきましては、チタン事業では、国内向けは一般産業用途のプレート式熱交換器、発電プラント向け等の需要が堅調に推移、加えて輸出向けで航空機用需要が更に拡大したことから、チタン事業の売上高は
8,829百万円(前年同期比41.9%増)となりました。
高機能材料事業では、半導体需要の低迷に伴う高純度チタンの出荷減少に加え、球状チタン合金粉末(合金TILOP)及び高純度チタンの出荷が年度後半に集中していることより、売上高は409百万円(前年同期比
27.5%減)となりました。
なお、前事業年度に撤退することを決定し、生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却による売上高は、226百万円であります。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は9,465百万円(前年同期比31.7%増)と増収となりました。損益につきましては、チタン事業における販売数量増やコスト改善の推進等により、営業利益は296百万円(前年同期は1百万円の利益)となりました。また、外貨建売掛債権の為替差損等により経常利益は88百万円(前年同期比80.1%減)、四半期純利益は8百万円(前年同期は6百万円の損失)となりました。
(参考)事業別売上高(単位:百万円)

当第1四半期累計期間前第1四半期累計期間増減率(%)
チタン事業国 内3,2742,77618.0
輸 出5,5543,44861.1
8,8296,22441.9
高機能材料事業409565△27.5
ポリシリコン事業-397-
その他226--
合 計9,4657,18631.7

(注) その他欄に記載の売上高は前事業年度に撤退することを決定し、生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却によるものです。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
①資産
当第1四半期会計期間末の総資産の残高は、78,311百万円と前事業年度末と比べ2,617百万円減少いたしました。これは、現金及び預金が増加したものの、売掛金及び棚卸資産が減少したことが主な要因であります。
②負債
当第1四半期会計期間末の負債の残高は、44,193百万円と前事業年度末と比べ2,430百万円減少いたしました。これは、未払金が増加したものの、借入金が減少したことが主な要因であります。
③純資産
当第1四半期会計期間末の純資産の残高は、34,117百万円と前事業年度末と比べ187百万円減少いた
しました。これは、配当金の支払いにより利益剰余金が減少したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は、186百万円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。