四半期報告書-第26期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種普及により感染症拡大防止、経済再開の動きや正常化への兆しがみられるようになりましたが、変異株に因る再拡大から景気回復のペースは緩やかなものとなりました。また、海外経済においても、全体的には景気持ち直しの動きとなりましたが、中国のゼロコロナ政策やロシアによるウクライナ侵攻等の地政学リスクの影響に因る原油などのエネルギー資源や原材料価格の高騰といったサプライチェーンへの影響、米国における政策金利の引き上げによる急激な円安進行など様々な要因があり、先行きが不透明な状況となっております。
当社事業におきましては、航空機需要の段階的な回復に加え、スポンジチタンのサプライチェーン再編の動きに因る需要回復の前倒しといった兆候も見られ始めたものの、チタン源や石炭価格を中心とした原燃料コストや海上輸送コストの高止まりも継続しております。こうした中でチタン事業では、航空機用途向けが主体である輸出スポンジチタンの売上高が前年同期比43.0%増、一般産業用途向け主体の国内スポンジチタン等の売上高が同48.0%増といずれも大幅に改善し、チタン事業の売上高は7,621百万円(前年同期比44.7%増)となりました。
高機能材料事業では、半導体関連需要の増加によりスパッタリングターゲット用高純度チタンの売上高が増加したこと等により、売上高は1,081百万円(前年同期比38.9%増)となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は、8,702百万円(前年同期比39.4%増)となりました。損益につきましては、原燃料コストの上昇といった悪化要因はありましたが、チタン事業における販売数量の増加と販売価格是正や操業改善といった収益改善により、円安効果も併せて営業利益は422百万円(前年同期は574百万円の損失)、経常利益は958百万円(前年同期は551百万円の損失)、四半期純利益は817百万円(前年同期は559百万円の損失)となりました。
(注) その他欄に記載の売上高は生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却によるものです。2021年度にて全て販売完了しております。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
①資産
当第1四半期会計期間末の総資産の残高は、77,706百万円と前事業年度末と比べ1,119百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が減少したものの、棚卸資産、売掛金及び固定資産が増加したことが主な要因であります。
②負債
当第1四半期会計期間末の負債の残高は、50,394百万円と前事業年度末と比べ317百万円増加いたしました。これは、未払消費税等が減少したものの、買掛金、未払金及び未払法人税等が増加したことが主な要因であります。
③純資産
当第1四半期会計期間末の純資産の残高は、27,311百万円と前事業年度末と比べ801百万円増加いたしました。これは、四半期純利益により利益剰余金が増加したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は、166百万円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種普及により感染症拡大防止、経済再開の動きや正常化への兆しがみられるようになりましたが、変異株に因る再拡大から景気回復のペースは緩やかなものとなりました。また、海外経済においても、全体的には景気持ち直しの動きとなりましたが、中国のゼロコロナ政策やロシアによるウクライナ侵攻等の地政学リスクの影響に因る原油などのエネルギー資源や原材料価格の高騰といったサプライチェーンへの影響、米国における政策金利の引き上げによる急激な円安進行など様々な要因があり、先行きが不透明な状況となっております。
当社事業におきましては、航空機需要の段階的な回復に加え、スポンジチタンのサプライチェーン再編の動きに因る需要回復の前倒しといった兆候も見られ始めたものの、チタン源や石炭価格を中心とした原燃料コストや海上輸送コストの高止まりも継続しております。こうした中でチタン事業では、航空機用途向けが主体である輸出スポンジチタンの売上高が前年同期比43.0%増、一般産業用途向け主体の国内スポンジチタン等の売上高が同48.0%増といずれも大幅に改善し、チタン事業の売上高は7,621百万円(前年同期比44.7%増)となりました。
高機能材料事業では、半導体関連需要の増加によりスパッタリングターゲット用高純度チタンの売上高が増加したこと等により、売上高は1,081百万円(前年同期比38.9%増)となりました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は、8,702百万円(前年同期比39.4%増)となりました。損益につきましては、原燃料コストの上昇といった悪化要因はありましたが、チタン事業における販売数量の増加と販売価格是正や操業改善といった収益改善により、円安効果も併せて営業利益は422百万円(前年同期は574百万円の損失)、経常利益は958百万円(前年同期は551百万円の損失)、四半期純利益は817百万円(前年同期は559百万円の損失)となりました。
(参考)事業別売上高 | (単位:百万円) |
当第1四半期累計期間 | 前第1四半期累計期間 | 増減率(%) | ||
チタン事業 | 国 内 | 2,607 | 1,761 | 48.0 |
輸 出 | 5,013 | 3,506 | 43.0 | |
計 | 7,621 | 5,268 | 44.7 | |
高機能材料事業 | 1,081 | 778 | 38.9 | |
その他 | - | 196 | - | |
合 計 | 8,702 | 6,243 | 39.4 |
(注) その他欄に記載の売上高は生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却によるものです。2021年度にて全て販売完了しております。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
①資産
当第1四半期会計期間末の総資産の残高は、77,706百万円と前事業年度末と比べ1,119百万円増加いたしました。これは、現金及び預金が減少したものの、棚卸資産、売掛金及び固定資産が増加したことが主な要因であります。
②負債
当第1四半期会計期間末の負債の残高は、50,394百万円と前事業年度末と比べ317百万円増加いたしました。これは、未払消費税等が減少したものの、買掛金、未払金及び未払法人税等が増加したことが主な要因であります。
③純資産
当第1四半期会計期間末の純資産の残高は、27,311百万円と前事業年度末と比べ801百万円増加いたしました。これは、四半期純利益により利益剰余金が増加したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は、166百万円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。