四半期報告書-第25期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、一部の地域における断続的な緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の適用など、経済活動の制限による影響が続いており、未だ景気動向に関しては不透明な状況が継続しています。また、海外経済においては、ワクチン接種により感染症の影響からの回復が中国及び欧米を中心に見られますが、デルタ型の流入によりワクチン接種率の低い国を中心に再拡大の兆しがみられる等、世界全般的な不確実性は継続しております。
当社事業におきましては、チタン事業の売上高は5,268百万円(前年同期比10.0%減)となりました。航空機用途向けが主体である輸出スポンジチタンの売上高は、需要減少が本格化する前の前年同期との対比では10.8%減となりました。しかしながら、2020年度第2四半期以降、輸出スポンジチタンの売上高は毎四半期毎に増加を続けており、中小型機を中心に今後の回復傾向が見られる状況です。また、一般産業用途向け主体の国内スポンジチタン需要についても回復基調にあるものの、前年同期比8.4%減となりました。
高機能材料事業では、半導体関連需要は依然として好調を継続している中で、スパッタリングターゲット用高純度チタンは成長軌道に乗っており、売上高は778百万円(前年同期比30.7%増)となりました。
また、事業撤退したポリシリコン事業の残存在庫の売却による売上高は196百万円でありました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は、6,243百万円(前年同期比5.6%減)となりました。損益につきましては、生産諸元の改善、労務費や設備補修費の削減、経費圧縮といった全社を挙げた収益改善策を継続しておりますが、チタン事業における販売数量の減少と製品在庫圧縮を目的としたスポンジチタンの減産等により営業損失は574百万円(前年同期は168百万円の損失)、経常損失は551百万円(前年同期は41百万円の損失)、四半期純損失は559百万円(前年同期は2,190百万円の損失)となりました。
(注) その他欄に記載の売上高は、生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却によるものです。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
①資産
当第1四半期会計期間末の総資産の残高は、77,386百万円と前事業年度末と比べ357百万円減少いたしました。これは、現金及び預金、売掛金が増加したものの、棚卸資産、未収金及び固定資産が減少したことが主な要因であります。
②負債
当第1四半期会計期間末の負債の残高は、48,278百万円と前事業年度末と比べ242百万円増加いたしました。これは、賞与引当金が減少したものの、未払金及び未払消費税が増加したことが主な要因であります。
③純資産
当第1四半期会計期間末の純資産の残高は、29,107百万円と前事業年度末と比べ600百万円減少いたしました。これは、四半期純損失により利益剰余金が減少したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は、180百万円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
なお、当第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、一部の地域における断続的な緊急事態宣言の発出やまん延防止等重点措置の適用など、経済活動の制限による影響が続いており、未だ景気動向に関しては不透明な状況が継続しています。また、海外経済においては、ワクチン接種により感染症の影響からの回復が中国及び欧米を中心に見られますが、デルタ型の流入によりワクチン接種率の低い国を中心に再拡大の兆しがみられる等、世界全般的な不確実性は継続しております。
当社事業におきましては、チタン事業の売上高は5,268百万円(前年同期比10.0%減)となりました。航空機用途向けが主体である輸出スポンジチタンの売上高は、需要減少が本格化する前の前年同期との対比では10.8%減となりました。しかしながら、2020年度第2四半期以降、輸出スポンジチタンの売上高は毎四半期毎に増加を続けており、中小型機を中心に今後の回復傾向が見られる状況です。また、一般産業用途向け主体の国内スポンジチタン需要についても回復基調にあるものの、前年同期比8.4%減となりました。
高機能材料事業では、半導体関連需要は依然として好調を継続している中で、スパッタリングターゲット用高純度チタンは成長軌道に乗っており、売上高は778百万円(前年同期比30.7%増)となりました。
また、事業撤退したポリシリコン事業の残存在庫の売却による売上高は196百万円でありました。
以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は、6,243百万円(前年同期比5.6%減)となりました。損益につきましては、生産諸元の改善、労務費や設備補修費の削減、経費圧縮といった全社を挙げた収益改善策を継続しておりますが、チタン事業における販売数量の減少と製品在庫圧縮を目的としたスポンジチタンの減産等により営業損失は574百万円(前年同期は168百万円の損失)、経常損失は551百万円(前年同期は41百万円の損失)、四半期純損失は559百万円(前年同期は2,190百万円の損失)となりました。
(参考)事業別売上高 | (単位:百万円) |
当第1四半期累計期間 | 前第1四半期累計期間 | 増減率(%) | ||
チタン事業 | 国 内 | 1,761 | 1,922 | △8.4 |
輸 出 | 3,506 | 3,929 | △10.8 | |
計 | 5,268 | 5,852 | △10.0 | |
高機能材料事業 | 778 | 595 | 30.7 | |
その他 | 196 | 164 | 19.6 | |
合 計 | 6,243 | 6,612 | △5.6 |
(注) その他欄に記載の売上高は、生産を終了したポリシリコン事業に関する残存在庫の売却によるものです。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
①資産
当第1四半期会計期間末の総資産の残高は、77,386百万円と前事業年度末と比べ357百万円減少いたしました。これは、現金及び預金、売掛金が増加したものの、棚卸資産、未収金及び固定資産が減少したことが主な要因であります。
②負債
当第1四半期会計期間末の負債の残高は、48,278百万円と前事業年度末と比べ242百万円増加いたしました。これは、賞与引当金が減少したものの、未払金及び未払消費税が増加したことが主な要因であります。
③純資産
当第1四半期会計期間末の純資産の残高は、29,107百万円と前事業年度末と比べ600百万円減少いたしました。これは、四半期純損失により利益剰余金が減少したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は、180百万円であります。なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。