四半期報告書-第174期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/06 14:51
【資料】
PDFをみる
【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当社グループの経営成績は、世界的な半導体不足の影響はあるものの、各国のデータセンタ、FTTxに対応した需要が高いこと、スマートフォン向け需要増加及び生産性を改善したこと等により営業利益及び経常利益並びに親会社株主に帰属する四半期純利益は増益となりました。
このような状況のもと当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は1,627億円(前年同四半期比25.2%増)、営業利益は97億円(前年同四半期は営業利益6億円)、経常利益は93億円(前年同四半期は経常損失8億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は66億円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失47億円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
当社は2021年4月1日に組織改編を行い、従来のカンパニー制から事業部門制に移行いたしました。これにより報告セグメントの名称を変更しておりますが、報告セグメントの区分に変更はありません。
[エネルギー・情報通信事業部門]
データセンタ、FTTxに対応した需要が高いこと等により売上高は前年同四半期比17.8%増の831億円、営業利益は同82.1%増の64億円となりました。
[電子電装・コネクタ事業部門]
(エレクトロニクス事業部門)
主要顧客に対するスマートフォン向け需要増加及び生産性の改善等により、売上高は前年同四半期比10.2%増の433億円、営業利益は21億円(前年同四半期は営業損失13億円)となりました。
(自動車事業部門)
世界的な半導体不足の影響はあるものの、前年度に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により顧客の工場の稼働が停止したこと等による大幅な減収より回復し、売上高は前年同四半期比98.2%増の323億円、営業損失は2億円(前年同四半期は営業損失28億円)となりました。
[不動産事業部門]
前年度に新型コロナウイルス感染症を考慮し賃料の減額を行ったこと等の反動により売上高は前年同四半期比2.1%増の27億円、営業利益は同7.6%増の14億円となりました。

(2)財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較し、44億円増加の5,735億円となりました。これは主に、投資の選択と集中により固定資産が減少した一方で、エネルギー・情報通信事業部門における需要増及び自動車事業部門において第2四半期連結会計期間の出荷に備えたことにより、棚卸資産が増加したことによるものです。
負債の部は、前連結会計年度末と比較し、20億円減少の3,827億円となりました。
純資産の部は、前連結会計年度末と比較し、63億円増加の1,908億円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は41億円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。