四半期報告書-第109期第3四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日)

【提出】
2021/10/14 9:06
【資料】
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【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済環境は、昨年発生した新型コロナウイルス感染症の世界的な流行から徐々に回復に向かいました。ワクチンが普及してきたこともあり、4月下旬をピークに新規感染者数は減少傾向にありましたが、デルタ株等変異種の流行もあり、依然予断を許さない状況が続いています。国内においてもワクチンの接種が進んできてはいるものの、8月末現在において複数の都道府県で緊急事態宣言が発令されているなど、景況は依然先行き不透明な状況となっております。一方で為替市場における主要通貨の動きは、前年同期と比較して米ドル、ユーロ及び中国元ともに円安で推移しました。
当社グループにおいては、前期の後半より業績は回復基調にあり、地域によって強弱はあるものの、その傾向は当期も継続しております。しかし、当社グループの主要な市場である自動車関連産業においては、一時は主要国での自動車の月次生産台数は新型コロナウイルス感染症流行前に近い水準まで回復しましたが、ここにきて半導体不足等により足踏み状態となっております。航空機関連産業においては、景気は底を打ったようにも見えますが、依然厳しい状況が続いております。一方で半導体やエネルギー関連などの産業は好調であり、産業や業種によって強弱が出ている状況となっております。
以上の結果、売上高は92,541百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益は11,311百万円(前年同期比93.7%増)、経常利益は11,406百万円(前年同期比88.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7,811百万円(前年同期比109.2%増)となりました。また、海外売上高比率は前年同期と比較して増加し、62.4%(前年同期は58.8%)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
①日本
売上高は49,444百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は4,656百万円(前年同期比135.0%増)となりました。
前期の後半より業績は回復基調にあり、その傾向は当期も継続しております。一方で国内では新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでおりますが、7月から8月にかけて複数の都道府県で再度緊急事態宣言が発令されるなど、引き続き予断を許さない状況が続いています。当社グループの主要ユーザーである自動車関連産業向けは回復傾向にありましたが、半導体不足の影響もあり先行きは不透明な状況となっています。また、航空機関連産業も依然厳しい状況が続いています。
上記のように、足元は依然不透明感のある状況となっておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく落ち込んだ前年同期と比較すると売上高、営業利益ともに大きく増加しました。
②米州
売上高は16,561百万円(前年同期比16.8%増)、営業利益は2,367百万円(前年同期比131.3%増)となりました。
主要市場の北米では、前期の後半より回復基調にあります。7月以降デルタ株の流行により新型コロナウイルス感染症の新規感染者が大幅に増加しましたが、経済に与える影響は限定的なものになりました。一方で当社グループの主要顧客である自動車関連産業においては、半導体不足の影響により減産を行ったり、工場を一時的にシャットダウンするケースも見受けられました。また、航空機関連産業については、景況は底を打ったようにも見えますが、回復にはまだ時間が必要な状況です。しかしながら、建機や石油関連など他製造業においては好調であり、堅調な受注状況が継続しております。ブラジルにおいても、航空機関連産業以外の国内景気は自動車関連産業を中心に好調であり、半導体不足も現状は業績に大きな影響を与えておりせん。また、昨年よりも更にレアル安となり、輸出からの利益が大きくなっております。上記のように全体的に回復傾向にあり、売上高は前年同期と比較して増加しました。また、コロナ禍の中で経費削減を徹底したことも影響し、営業利益は前年同期と比較して大きく増加する結果となりました。
③欧州・アフリカ
売上高は18,205百万円(前年同期比28.4%増)、営業利益は1,419百万円(前年同期比1,383.8%増)となりました。
欧州・アフリカでは、デルタ株の流行による新型コロナウイルス感染症の感染者数の再拡大がありましたが、主要国の景況は比較的堅調に推移しました。当社グループの主要顧客である自動車関連産業においては、期前半は順調な回復を見せましたが、期後半にかけて半導体不足の影響が出始めました。当第3四半期連結累計期間における当社グループ業績への影響は限定的ですが、今後の展開を注視しております。また、航空機関連産業は引き続き厳しい状況にありますが、これまでにM&Aを行った会社とグループ間の協業による受注活動を展開し、案件の獲得に繋がってきております。以上の結果に加えて、ドイツの会社1社を新規連結したこともあり売上高は前年同期と比較して増加となりました。また、利益についても売上高が増加したことによる利益率の改善、コロナ禍の中での経費削減等の効果もあり、前年同期と比較して大きく増加しました。
④アジア
売上高は24,871百万円(前年同期比33.3%増)、営業利益は3,531百万円(前年同期比122.7%増)となりました。
中国では政府による大型投資の効果もあり新型コロナウイルス感染症の影響からいち早く回復しましたが、直近数ヶ月は成長が鈍化しております。自動車関連産業におきましても、半導体不足の影響もあって生産が伸び悩んでおります。また、韓国においても国内の景気は回復基調にあり、自動車の生産台数も新型コロナウイルス感染症流行前に近い水準まで回復してきておりましたが、やはり半導体不足の影響によって回復に歯止めがかかっています。その他のアジア諸国においても、新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体不足等が自動車関連産業の回復に影響を与えましたが、一方で5Gや半導体関連は引き続き好調を維持しています。以上のように足元には不透明感がありつつも、全体的には回復基調にあったため、売上高、営業利益ともに大きく増加する結果となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前期末と比較して2,354百万円増加し、202,466百万円となりました。これは主に、減価償却等により機械装置及び運搬具(純額)が減少した一方で、現金及び預金、受取手形及び売掛金が増加したことによるものであります。
負債は、前期末と比較して7,450百万円減少し、52,481百万円となりました。これは主に、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金が減少したことによるものであります。
純資産は、前期末と比較して9,805百万円増加し、149,985百万円となりました。これは主に、利益剰余金、為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は68.7%(前期末は64.6%)となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,018百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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