四半期報告書-第66期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/12 11:31
【資料】
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【項目】
39項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日において判断したものであります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)および「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)を当第1四半期連結会計期間の期首より適用しております。
そのため、当第1四半期連結累計期間における経営成績に関する説明は、前第1四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
詳細は「第4 経理の状況 1 四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染症が引き続き影響を与える中、新型コロナウイルスのワクチン接種が世界各国で拡大したことにより、経済環境は緩やかに回復いたしました。わが国経済におきましては、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の再度の発出や半導体不足の影響、原油価格の高騰等から、不透明な経済環境が継続しております。
当社グループの属する射出成形機業界におきましては、国内および海外においては新型コロナウイルス感染症の影響や世界的な半導体不足等により経済環境は不安定でありましたが、受注環境は徐々に回復しております。
このような状況の中、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、主力である射出成形機売上高が自動車関連を中心に需要が堅調だったことから売上高が111億3千8百万円となりました。製品別売上高につきましては、射出成形機売上高が86億7千6百万円、周辺機器の売上高が4億5千6百万円、営業部品の売上高が15億3千5百万円、金型等の売上高が4億7千万円となりました。
利益面につきましては、営業利益は5億8千7百万円、経常利益は6億4千6百万円となりました。また、連結子会社であるNISSEI AMERICA,INC.の土地建物等を売却したことで固定資産売却益11億6千5百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億1千6百万円となりました。
なお、セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 日本
自動車関連を中心に需要が緩やかに回復しましたが売上高(外部売上高)は36億4千8百万円、セグメント利益は4億5千8百万円となりました。
② 欧米地域
新型コロナウイルスのワクチン接種拡大に伴い経済活動が再開したことから、売上高(外部売上高)は45億4千9百万円、セグメント利益は1億6千2百万円となりました。
③ アジア地域
自動車関連を中心に需要が回復したことから、売上高(外部売上高)は29億4千万円、セグメント利益は1億4百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比べ63億3千3百万円増加し、706億9千7百万円となりました。主たる増加要因として現金及び預金の増加38億2千3百万円および仕掛品の増加20億5百万円であり、主たる減少要因は、原材料及び貯蔵品の減少4億2千万円であります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ46億6千4百万円増加し、351億7千6百万円となりました。主たる増加要因は、支払手形及び買掛金の増加17億6百万円および長期借入金の増加9億7千2百万円であり、主たる減少要因は、短期借入金の減少3億7千5百万円であります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ16億6千9百万円増加し、355億2千1百万円となりました。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、8千7百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。