四半期報告書-第124期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)

【提出】
2020/02/13 9:06
【資料】
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【項目】
18項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間において、世界経済は、米中貿易摩擦問題や米国とイランの対立激化など、地政学リスクの高まりにより減速傾向が継続しました。米中貿易摩擦の一時的緩和が図られるなど改善の動きもありましたが、先行きの不透明感が残りました。
当社の連結業績に影響を与えるエレクトロニクス市場を概観しますと、自動車市場は、部品搭載点数の増加傾向が継続したものの、自動車販売台数は、最大市場である中国をはじめ、インドなどの新興国においても景気悪化の影響により不振となり、前年同四半期連結累計期間比で減少しました。産業機器市場は、半導体製造設備など一部に需要の回復の兆しが見られたものの、全体では低調に推移しました。ICT(情報通信技術)市場では、スマートフォンの生産が前年同四半期連結累計期間の水準を若干下回ったものの、5G関連の需要の立ち上がりが見られました。
このような経営環境の中、当社の連結業績は、売上高1,062,663百万円(前年同四半期連結累計期間1,072,743百万円、前年同四半期連結累計期間比0.9%減)、営業利益109,240百万円(同94,938百万円、同比15.1%増)、税引前四半期純利益109,824百万円(同88,791百万円、同比23.7%増)、当社株主に帰属する四半期純利益74,412百万円(同63,485百万円、同比17.2%増)、1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益589円16銭(同502円78銭)となりました。
当第3四半期連結累計期間における対米ドル及びユーロの期中平均為替レートは、108円74銭及び121円12銭と前年同四半期連結累計期間に比べ対米ドルで2.2%及び対ユーロで6.5%のそれぞれ円高となりました。この為替変動により、約345億円の減収、営業利益で約35億円の減益となりました。
当社グループの事業のセグメントは、「受動部品」、「センサ応用製品」、「磁気応用製品」及び「エナジー応用製品」の4つの報告セグメントとそれらに属さない「その他」に分類されます。
なお、当社グループは、当第1四半期連結会計期間における製品群の再定義により、従来インダクティブデバイスに属していた一部製品をその他受動部品に区分変更するとともに、前第3四半期連結累計期間の数値についても変更後の区分に組替えております。
受動部品セグメントは、①コンデンサ ②インダクティブデバイス ③その他受動部品 で構成され、売上高は、298,489百万円(前年同四半期連結累計期間331,524百万円、前年同四半期連結累計期間比10.0%減)となりました。
コンデンサは、セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ及びフィルムコンデンサから構成され、売上高は、116,208百万円(同131,065百万円、同比11.3%減)となりました。セラミックコンデンサの販売は、自動車市場向け及びICT市場向けが増加しましたが、産業機器市場向けが減少しました。アルミ電解コンデンサ及びフィルムコンデンサの販売は、主に産業機器市場向け及び自動車市場向けが減少しました。
インダクティブデバイスの売上高は、104,614百万円(同115,717百万円、同比9.6%減)となりました。主に自動車市場及び産業機器市場向けの販売が減少しました。
その他受動部品は、高周波部品及び圧電材料部品・回路保護部品で構成されており、売上高は、77,667百万円(同84,742百万円、同比8.3%減)となりました。主にICT市場及び自動車市場向けの販売が減少しました。
センサ応用製品セグメントは、温度・圧力センサ、磁気センサ、MEMSセンサで構成され、売上高は、59,227百万円(前年同四半期連結累計期間59,178百万円、前年同四半期連結累計期間比0.1%増)となりました。ICT市場向けが増加しましたが、自動車市場向けの販売が減少しました。
磁気応用製品セグメントは、HDD用ヘッド、HDD用サスペンション、マグネットで構成され、売上高は、167,853百万円(前年同四半期連結累計期間212,276百万円、前年同四半期連結累計期間比20.9%減)となりました。HDD用ヘッド及びHDD用サスペンションは、ICT市場向けの販売が減少しました。マグネットは主に産業機器市場向けの販売が減少しました。
エナジー応用製品セグメントは、エナジーデバイス(二次電池)、電源で構成され、売上高は、479,354百万円(前年同四半期連結累計期間425,720百万円、前年同四半期連結累計期間比12.6%増)となりました。エナジーデバイスは、ICT市場向けの販売が大幅に増加しました。
4つの報告セグメントに属さないその他は、メカトロニクス(製造設備) 等で構成され、売上高は、57,740百万円(前年同四半期連結累計期間44,045百万円、前年同四半期連結累計期間比31.1%増)となりました。2019年12月31日現在の財政状態の状況は、次のとおりであります。
2019年12月31日現在の資産は、前連結会計年度末比58,885百万円増加し、1,992,480百万円から2,051,365百万円となりました。
手元流動性(現金及び現金同等物、短期投資、有価証券)は47,602百万円増加しました。売上債権が56,261百万円、新会計基準の適用によりオペレーティング・リース使用権資産が41,947百万円、有形固定資産が24,391百万円それぞれ増加した一方、関連会社投資が122,337百万円減少しました。
負債は、前連結会計年度末と比較して30,533百万円増加しました。仕入債務が41,840百万円、新会計基準の適用によりオペレーティング・リース債務(一年以内返済予定を含む)が37,546百万円、短期借入債務が19,094百万円それぞれ増加した一方、長期借入債務(一年以内返済予定を含む)が81,816百万円減少しました。
純資産のうち株主資本は、前連結会計年度末と比較して29,425百万円増加しました。主にその他利益剰余金が52,123百万円増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得たキャッシュ・フローは、149,521百万円となり、前年同四半期連結累計期間比59,152百万円増加しました。これは主に、運転資本の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって得たキャッシュ・フローは、11,429百万円となり、前年同四半期連結累計期間の投資活動に使用したキャッシュ・フローとの差は107,236百万円となりました。これは主に、関連会社の売却によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用したキャッシュ・フローは、89,370百万円となり、前年同四半期連結累計期間の財務活動によって得たキャッシュ・フローとの差は110,568百万円となりました。これは主に、借入債務の減少によるものです。
これらに為替変動の影響を加味した結果、2019年12月31日現在における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して64,275百万円増加し353,450百万円となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は88,632百万円(売上高比8.3%)であります。なお、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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