四半期報告書-第126期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/10 10:11
【資料】
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【項目】
26項目
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間において、社会経済活動の正常化が各国で進んだことにより、生産活動の回復傾向が続き、企業の設備投資も堅調に推移しました。しかしながら、当第3四半期連結会計期間に入り新型コロナウイルス感染症の感染が再拡大し、製造業に対する影響が見られました。また、緊張状態が続く米中関係をはじめとした政治的対立が懸念されており、世界経済の先行きに不透明感が残りました。
当社の連結業績に影響を与えるエレクトロニクス市場を概観しますと、自動車市場では、部品調達におけるサプライチェーン上の制約を受け生産台数が伸び悩んだものの、EV化やADAS(先進運転支援システム)化の進展による部品搭載点数増加や顧客の在庫積み増し等により、当第3四半期連結会計期間も需要が堅調に推移しました。ICT(情報通信技術)市場においては、ノートパソコンやタブレット端末への堅調な需要が継続しました。スマートフォンは、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大が部材調達や需要に影響し、9ヶ月累計の生産台数は前年同四半期連結累計期間を下回る水準で推移しました。また、データセンター向けの需要が回復し、サーバー用HDD(ハードディスクドライブ)の生産が好調に推移しました。
このような経営環境の中、当社の連結業績は、売上高1,393,855百万円(前年同四半期連結累計期間1,086,797百万円、前年同四半期連結累計期間比28.3%増)、営業利益139,235百万円(同107,484百万円、同比29.5%増)、税引前四半期純利益146,621百万円(同109,358百万円、同比34.1%増)、当社株主に帰属する四半期純利益117,306百万円(同73,076百万円、同比60.5%増)、1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益309円53銭(同192円83銭)となりました。また、当社は2021年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を3株に分割いたしました。1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しております。
当第3四半期連結累計期間における対米ドル及びユーロの期中平均為替レートは、111円9銭及び130円59銭と前年同四半期連結累計期間に比べ対米ドルで4.7%及び対ユーロで6.7%のそれぞれ円安となりました。これらを含め全体の為替変動により、約853億円の増収、営業利益で約35億円の増益となりました。
当社グループの事業のセグメントは、「受動部品」、「センサ応用製品」、「磁気応用製品」及び「エナジー応用製品」の4つの報告セグメントとそれらに属さない「その他」に分類されます。
受動部品セグメントは、①コンデンサ ②インダクティブデバイス ③その他受動部品 で構成され、売上高は、378,007百万円(前年同四半期連結累計期間293,246百万円、前年同四半期連結累計期間比28.9%増)となりました。
コンデンサは、セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ及びフィルムコンデンサから構成され、売上高は、147,692百万円(同113,862百万円、同比29.7%増)となりました。セラミックコンデンサの販売は、ICT市場向けが減少しましたが、自動車市場及び産業機器市場向けが増加しました。アルミ電解コンデンサ及びフィルムコンデンサの販売は、主に産業機器市場向けが増加しました。
インダクティブデバイスの売上高は、134,201百万円(同101,033百万円、同比32.8%増)となりました。自動車市場及び産業機器市場向けの販売が増加しました。
その他受動部品は、高周波部品及び圧電材料部品・回路保護部品で構成されており、売上高は、96,114百万円(同78,351百万円、同比22.7%増)となりました。主に産業機器市場向けの販売が増加しました。
センサ応用製品セグメントは、温度・圧力センサ、磁気センサ、MEMSセンサで構成され、売上高は、95,654 百万円(同57,491百万円、同比66.4%増)となりました。主にICT市場向けの販売が増加しました。
磁気応用製品セグメントは、HDD用ヘッド、HDD用サスペンション、マグネットで構成され、売上高は、190,009百万円(同144,650百万円、同比31.4%増)となりました。HDD用ヘッド及びHDD用サスペンションは、ICT市場向けの販売が大幅に増加しました。マグネットは自動車市場向けの販売が増加しました。
エナジー応用製品セグメントは、エナジーデバイス(二次電池)、電源で構成され、売上高は、691,260百万円(同552,889百万円、同比25.0%増)となりました。エナジーデバイスは、主にICT市場向けの販売が大幅に増加しました。
4つの報告セグメントに属さないその他は、メカトロニクス(製造設備)、スマートフォン向けカメラモジュール用マイクロアクチュエータ等で構成され、売上高は、38,925百万円(同38,521百万円、同比1.0%増)となりました。メカトロニクスは、産業機器市場向けの販売が増加しました。スマートフォン向けカメラモジュール用マイクロアクチュエータは、ICT市場向けの販売が減少しました。
2021年12月31日現在の財政状態の状況は、次のとおりであります。
2021年12月31日現在の資産は、前連結会計年度末比411,044百万円増加し、2,401,433百万円から2,812,477百万円となりました。
手元流動性(現金及び現金同等物、短期投資、有価証券)は10,385百万円増加しました。また、たな卸資産が123,273百万円、有形固定資産が117,223百万円、売上債権が76,462百万円それぞれ増加しました。
負債は、前連結会計年度末と比較して242,004百万円増加しました。長期借入債務(一年以内返済予定を含む)が140,948百万円、仕入債務が72,983百万円それぞれ増加しました。なお、長期借入債務の増加には、2021年12月の社債発行による増加99,591百万円が含まれます。
純資産のうち株主資本は、前連結会計年度末と比較して168,551百万円増加しました。その他の利益剰余金が82,523百万円、その他の包括利益(△損失)累計額が75,332百万円増加しました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によって得たキャッシュ・フローは、77,552百万円となり、前年同四半期連結累計期間比85,321百万円減少しました。これは主に、運転資本の増加によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用したキャッシュ・フローは、198,322百万円となり、前年同四半期連結累計期間比33,435百万円増加しました。これは主に、固定資産の取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によって得たキャッシュ・フローは、126,791百万円となり、前年同四半期連結累計期間比76,586百万円増加しました。これは主に、社債発行に伴う借入債務の増加によるものです。
これらに為替変動の影響を加味した結果、2021年12月31日現在における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して27,434百万円増加し407,821百万円となりました。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間における、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、四半期連結財務諸表の注記事項(注1)重要な会計方針の概要(2)見積りの使用をご参照ください。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は120,709百万円(売上高比8.7%)であります。なお、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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