四半期報告書-第89期第3四半期(平成30年10月1日-平成30年12月31日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、個人消費の拡大などに支えられた米国経済は堅調に推移しましたが、通商問題の影響によって中国では生産・投資抑制の動きも見られるなど、期後半より、世界的に成長鈍化の兆しが見られました。わが国経済においても、内需に牽引される形で緩やかな回復が継続したものの、世界経済に対する懸念から急速に不透明感が高まりました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、携帯機器市場が成熟化しつつあることに加え、産業機器市場では中国における設備投資抑制の影響により需要が減速しました。自動車市場は電装化を背景に概ね堅調に推移しましたが、欧州、中国市場においては減速感が見られました。
このような状況のもと当社グループは、成長市場・機器に対し、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大、内製化、設備効率化による生産性向上、及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、上述の外部環境の悪化を背景に、携帯機器・産業機器市場において所要減少の影響を受けたことから、1,783億82百万円(前年同期比93%)となりました。
利益面においては、営業利益154億68百万円(前年同期比96%)、経常利益162億60百万円(前年同期比108%)、親会社株主に帰属する四半期純利益118億34百万円(前年同期比108%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①コネクタ事業
自動車市場向け製品については堅調に推移しましたが、携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品が需要減となったこと、また産機市場向け製品が期後半より中国における設備投資抑制の影響を受けたことから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,603億23百万円(前年同期比91%)、セグメント利益170億51百万円(前年同期比92%)となりました。
②インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルは概ね前年並みの売上を確保しましたが、自動車市場向け製品の需要減少や新製品に係る開発費用が増加したことから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高62億76百万円(前年同期比98%)、セグメント利益4億8百万円(前年同期比65%)となりました。
③航機事業
産機分野において、油田向け製品や国内マシナリ市場向け製品が好調に推移したことから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高111億19百万円(前年同期比134%)、セグメント利益12億94百万円(前年同期はセグメント利益1億5百万円)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権等の回収に伴う現金及び預金の増加、新製品生産用設備投資や主力生産拠点における工場増設による有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ16億53百万円増加の1,914億71百万円となりました。
② 負 債
負債は、仕入債務の減少や約定返済による借入金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ76億92百万円減少の612億29百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ93億45百万円増加の1,302億41百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は78億34百万円であります。
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、個人消費の拡大などに支えられた米国経済は堅調に推移しましたが、通商問題の影響によって中国では生産・投資抑制の動きも見られるなど、期後半より、世界的に成長鈍化の兆しが見られました。わが国経済においても、内需に牽引される形で緩やかな回復が継続したものの、世界経済に対する懸念から急速に不透明感が高まりました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、携帯機器市場が成熟化しつつあることに加え、産業機器市場では中国における設備投資抑制の影響により需要が減速しました。自動車市場は電装化を背景に概ね堅調に推移しましたが、欧州、中国市場においては減速感が見られました。
このような状況のもと当社グループは、成長市場・機器に対し、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大、内製化、設備効率化による生産性向上、及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、上述の外部環境の悪化を背景に、携帯機器・産業機器市場において所要減少の影響を受けたことから、1,783億82百万円(前年同期比93%)となりました。
利益面においては、営業利益154億68百万円(前年同期比96%)、経常利益162億60百万円(前年同期比108%)、親会社株主に帰属する四半期純利益118億34百万円(前年同期比108%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①コネクタ事業
自動車市場向け製品については堅調に推移しましたが、携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品が需要減となったこと、また産機市場向け製品が期後半より中国における設備投資抑制の影響を受けたことから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,603億23百万円(前年同期比91%)、セグメント利益170億51百万円(前年同期比92%)となりました。
②インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルは概ね前年並みの売上を確保しましたが、自動車市場向け製品の需要減少や新製品に係る開発費用が増加したことから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高62億76百万円(前年同期比98%)、セグメント利益4億8百万円(前年同期比65%)となりました。
③航機事業
産機分野において、油田向け製品や国内マシナリ市場向け製品が好調に推移したことから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高111億19百万円(前年同期比134%)、セグメント利益12億94百万円(前年同期はセグメント利益1億5百万円)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権等の回収に伴う現金及び預金の増加、新製品生産用設備投資や主力生産拠点における工場増設による有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ16億53百万円増加の1,914億71百万円となりました。
② 負 債
負債は、仕入債務の減少や約定返済による借入金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ76億92百万円減少の612億29百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ93億45百万円増加の1,302億41百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は78億34百万円であります。