四半期報告書-第91期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
当第1四半期連結会計期間の期首より、退職給付債務の計算方法の変更について会計方針の変更を行っており、遡及処理の内容を反映させた数値で前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による各国の都市封鎖により企業活動が大きく制限されました。その後、中国では経済活動の再開により一部で回復が見られたものの、米国や欧州では雇用・所得環境の悪化により消費が減速し、景気が大幅に下押しされるなど各国経済に深刻な影響を及ぼしました。
わが国経済においても、4月には緊急事態宣言が発令され、個人生活、企業活動が制限されたことや海外経済悪化の影響から内外需ともに大きく落ち込み、極めて厳しい状況となりました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場についても、主要機器において同感染症の影響を受け、需要低迷やサプライチェーンの寸断等により低調な状態が続きました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に受注・売上の確保を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し、業績向上に努めました。
しかしながら、注力する自動車、携帯機器、産業機器の各市場での需要減少に加え、フィリピン、メキシコの生産拠点において、各所在国の感染防止対策により稼働制限を受けたことから、当第1四半期連結累計期間の売上高は、433億45百万円(前年同期比96%)、利益面においては、営業損失17億45百万円(前年同期は営業利益25億19百万円)、経常損失15億87百万円(前年同期は経常利益26億19百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失13億27百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益19億82百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① コネクタ事業
携帯機器分野においては、中国スマートフォンメーカー向けの需要は減少したものの、全体としては堅調に推移しました。また、産機市場向け製品では一時的に需要が回復しましたが、自動車市場向け製品においては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う当社生産工場の稼働制限や顧客の操業停止により、売上高が減少し採算性も悪化しました。この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高380億27百万円(前年同期比96%)、セグメント損失5億31百万円(前年同期はセグメント利益29億37百万円)となりました。
② インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向け操作パネルでは需要低迷が継続しました。自動車市場向けでは車載用フィルムセンサの生産拡大により前年同期増収となりましたが、同感染症の影響により、売上高が急減し採算性が悪化したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高22億4百万円(前年同期比127%)、セグメント損失1億53百万円(前年同期はセグメント損失37百万円)となりました。
③ 航機事業
防衛・宇宙向け製品で納入が増加したほか、産機分野においても国内半導体製造装置市場向け製品の需要は回復基調となりましたが、油田掘削向け製品の需要が大きく減少したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高29億42百万円(前年同期比77%)、セグメント損失65百万円(前年同期はセグメント利益6億83百万円)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4億42百万円減少とほぼ横ばいの1,930億22百万円となりました。
② 負 債
負債は、流動負債において、材料等の仕入債務の支払いにより仕入債務が減少したほか、前期法人税等の確定納付による未払法人税等の減少などがありましたが、借入金の実行による固定負債の増加から、前連結会計年度末に比べ27億61百万円増加の604億15百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や期末配当金の支払いなどにより、前連結会計年度末に比べ32億4百万円減少の1,326億7百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は27億68百万円であります。
(3) 主要な設備
当社グループの設備投資は、将来の持続的成長と収益向上を目的とし、中長期的視野に立った生産増強投資、新製品開発、品質向上やコストダウンを図るための生産の自動化・省力化等の合理化投資を主体に実施しております。
前連結会計年度末において未定としておりました当連結会計年度の設備投資総額について、主としてコネクタ事業の投資を中心に200億円を計画しており、自己資金をもって充当する予定であります。
また、経常的な設備の更新による除却を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による各国の都市封鎖により企業活動が大きく制限されました。その後、中国では経済活動の再開により一部で回復が見られたものの、米国や欧州では雇用・所得環境の悪化により消費が減速し、景気が大幅に下押しされるなど各国経済に深刻な影響を及ぼしました。
わが国経済においても、4月には緊急事態宣言が発令され、個人生活、企業活動が制限されたことや海外経済悪化の影響から内外需ともに大きく落ち込み、極めて厳しい状況となりました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場についても、主要機器において同感染症の影響を受け、需要低迷やサプライチェーンの寸断等により低調な状態が続きました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に受注・売上の確保を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し、業績向上に努めました。
しかしながら、注力する自動車、携帯機器、産業機器の各市場での需要減少に加え、フィリピン、メキシコの生産拠点において、各所在国の感染防止対策により稼働制限を受けたことから、当第1四半期連結累計期間の売上高は、433億45百万円(前年同期比96%)、利益面においては、営業損失17億45百万円(前年同期は営業利益25億19百万円)、経常損失15億87百万円(前年同期は経常利益26億19百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失13億27百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益19億82百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① コネクタ事業
携帯機器分野においては、中国スマートフォンメーカー向けの需要は減少したものの、全体としては堅調に推移しました。また、産機市場向け製品では一時的に需要が回復しましたが、自動車市場向け製品においては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う当社生産工場の稼働制限や顧客の操業停止により、売上高が減少し採算性も悪化しました。この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高380億27百万円(前年同期比96%)、セグメント損失5億31百万円(前年同期はセグメント利益29億37百万円)となりました。
② インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向け操作パネルでは需要低迷が継続しました。自動車市場向けでは車載用フィルムセンサの生産拡大により前年同期増収となりましたが、同感染症の影響により、売上高が急減し採算性が悪化したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高22億4百万円(前年同期比127%)、セグメント損失1億53百万円(前年同期はセグメント損失37百万円)となりました。
③ 航機事業
防衛・宇宙向け製品で納入が増加したほか、産機分野においても国内半導体製造装置市場向け製品の需要は回復基調となりましたが、油田掘削向け製品の需要が大きく減少したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高29億42百万円(前年同期比77%)、セグメント損失65百万円(前年同期はセグメント利益6億83百万円)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ4億42百万円減少とほぼ横ばいの1,930億22百万円となりました。
② 負 債
負債は、流動負債において、材料等の仕入債務の支払いにより仕入債務が減少したほか、前期法人税等の確定納付による未払法人税等の減少などがありましたが、借入金の実行による固定負債の増加から、前連結会計年度末に比べ27億61百万円増加の604億15百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上や期末配当金の支払いなどにより、前連結会計年度末に比べ32億4百万円減少の1,326億7百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は27億68百万円であります。
(3) 主要な設備
当社グループの設備投資は、将来の持続的成長と収益向上を目的とし、中長期的視野に立った生産増強投資、新製品開発、品質向上やコストダウンを図るための生産の自動化・省力化等の合理化投資を主体に実施しております。
前連結会計年度末において未定としておりました当連結会計年度の設備投資総額について、主としてコネクタ事業の投資を中心に200億円を計画しており、自己資金をもって充当する予定であります。
また、経常的な設備の更新による除却を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。