四半期報告書-第90期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、通商問題をめぐる不確実性と地政学的リスクの高まりから減速感が増しました。米国経済は通商問題の影響により製造業の景況感が低下し、中国経済では内需の低迷に加え、輸出の減速が続きました。わが国経済においても個人消費は堅調に推移したものの、輸出の伸び悩みから足踏み感が継続しました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、携帯機器市場の成熟化に加え、自動車市場も世界的な販売台数の減少を背景に需要が低迷しました。また、産業機器市場も中国における設備投資抑制による停滞が継続するなど、総じて厳しい事業環境下で推移しました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。しかしながら各市場で需要減少の影響を受けたことから、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,007億87百万円(前年同期比85%)、利益面においては、営業利益71億71百万円(前年同期比77%)、経常利益73億66百万円(前年同期比69%)、親会社株主に帰属する四半期純利益58億65百万円(前年同期比76%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①コネクタ事業
携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品では、期後半で需要の回復が見られたものの、特定製品で大きく減少しました。また、自動車市場向け製品では主要顧客などで需要が減少し、産機市場向け製品においても、設備投資抑制による停滞が継続しました。この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高890億68百万円(前年同期比84%)、セグメント利益85億円(前年同期比80%)となりました。
②インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルにおいて需要が減少したほか、自動車市場向け製品における新規案件の生産立上げ費用の増加により、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高38億51百万円(前年同期比89%)、セグメント損失1億91百万円(前年同期はセグメント利益3億44百万円)となりました。
③航機事業
防衛・宇宙向け製品の納入が増えたほか、産機分野における油田掘削向け製品の売上が伸長したことから、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高75億6百万円(前年同期比107%)、セグメント利益10億20百万円(前年同期比146%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ75億円増加の1,941億5百万円となりました。
② 負 債
負債は、約定返済による借入金の減少がありましたが、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ49億83百万円増加の598億76百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ25億17百万円増加の1,342億29百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権やたな卸資産の増加、及び法人税等の支払いによるマイナス要因はあったものの、税金等調整前四半期純利益及び減価償却費の計上や仕入債務の増加などから、158億63百万円のプラス(前年同期は149億15百万円のプラス)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、新製品生産用設備を中心とする有形固定資産取得による支出などから、121億68百万円のマイナス(前年同期は113億2百万円のマイナス)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の約定返済や配当金の支払いなどから、38億56百万円のマイナス(前年同期は35億71百万円のマイナス)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、前連結会計年度末に比べ7億48百万円減少の464億43百万円となりました。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は56億34百万円であります。
(4) 主要な設備
前連結会計年度末に計画中であった設備の新設、改修等に係る当連結会計年度の投資額は195億円でありましたが、当第2四半期連結会計期間末において見直しを行い、自動車及び携帯機器市場向け新製品対応により、240億円に修正しております。
なお、その所要資金につきましては、自己資金をもって充当する予定であります。
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、通商問題をめぐる不確実性と地政学的リスクの高まりから減速感が増しました。米国経済は通商問題の影響により製造業の景況感が低下し、中国経済では内需の低迷に加え、輸出の減速が続きました。わが国経済においても個人消費は堅調に推移したものの、輸出の伸び悩みから足踏み感が継続しました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、携帯機器市場の成熟化に加え、自動車市場も世界的な販売台数の減少を背景に需要が低迷しました。また、産業機器市場も中国における設備投資抑制による停滞が継続するなど、総じて厳しい事業環境下で推移しました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。しかしながら各市場で需要減少の影響を受けたことから、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,007億87百万円(前年同期比85%)、利益面においては、営業利益71億71百万円(前年同期比77%)、経常利益73億66百万円(前年同期比69%)、親会社株主に帰属する四半期純利益58億65百万円(前年同期比76%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①コネクタ事業
携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品では、期後半で需要の回復が見られたものの、特定製品で大きく減少しました。また、自動車市場向け製品では主要顧客などで需要が減少し、産機市場向け製品においても、設備投資抑制による停滞が継続しました。この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高890億68百万円(前年同期比84%)、セグメント利益85億円(前年同期比80%)となりました。
②インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルにおいて需要が減少したほか、自動車市場向け製品における新規案件の生産立上げ費用の増加により、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高38億51百万円(前年同期比89%)、セグメント損失1億91百万円(前年同期はセグメント利益3億44百万円)となりました。
③航機事業
防衛・宇宙向け製品の納入が増えたほか、産機分野における油田掘削向け製品の売上が伸長したことから、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高75億6百万円(前年同期比107%)、セグメント利益10億20百万円(前年同期比146%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ75億円増加の1,941億5百万円となりました。
② 負 債
負債は、約定返済による借入金の減少がありましたが、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ49億83百万円増加の598億76百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ25億17百万円増加の1,342億29百万円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権やたな卸資産の増加、及び法人税等の支払いによるマイナス要因はあったものの、税金等調整前四半期純利益及び減価償却費の計上や仕入債務の増加などから、158億63百万円のプラス(前年同期は149億15百万円のプラス)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、新製品生産用設備を中心とする有形固定資産取得による支出などから、121億68百万円のマイナス(前年同期は113億2百万円のマイナス)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の約定返済や配当金の支払いなどから、38億56百万円のマイナス(前年同期は35億71百万円のマイナス)となりました。
この結果、現金及び現金同等物の当四半期末残高は、前連結会計年度末に比べ7億48百万円減少の464億43百万円となりました。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は56億34百万円であります。
(4) 主要な設備
前連結会計年度末に計画中であった設備の新設、改修等に係る当連結会計年度の投資額は195億円でありましたが、当第2四半期連結会計期間末において見直しを行い、自動車及び携帯機器市場向け新製品対応により、240億円に修正しております。
なお、その所要資金につきましては、自己資金をもって充当する予定であります。