四半期報告書-第90期第1四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国は底堅く推移したものの、中国では通商問題などの影響から成長が減速し、欧州は英国のEU離脱をめぐる不透明感がさらに高まりました。わが国経済においても、米中貿易摩擦の影響から、輸出はアジア向けを中心に低迷が続き、生産も力強さを欠きました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、自動車市場では電装化需要は伸長しているものの、欧米、中国を中心に販売に低調さが見られました。また、携帯機器市場の成熟化に加え、産業機器市場は世界経済の不透明さに起因する投資抑制から、需要が低迷しました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。しかしながら各市場で需要減少の影響を受けたことから、当第1四半期連結累計期間の売上高は、452億6百万円(前年同期比80%)、利益面においては、営業利益25億51百万円(前年同期比60%)、経常利益26億51百万円(前年同期比48%)、親会社株主に帰属する四半期純利益20億4百万円(前年同期比49%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① コネクタ事業
携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品では、一部の地域で回復が見られたものの、特定製品で大きく需要が減少しました。また、自動車市場向け製品では主要顧客などで需要が減少し、産機市場向け製品においては、米中貿易摩擦に端を発した需要減少の影響を受けました。この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高394億99百万円(前年同期比78%)、セグメント利益29億53百万円(前年同期比62%)となりました。
② インターフェース・ソリューション事業
自動車市場向けタッチパネル、産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルそれぞれにおいて需要が減少したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高17億41百万円(前年同期比79%)、セグメント損失37百万円(前年同期はセグメント利益2億29百万円)となりました。
③ 航機事業
防衛・宇宙向け製品の需要が増えたほか、産機分野における油田掘削向け製品の売上が伸長したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高37億98百万円(前年同期比131%)、セグメント利益7億17百万円(前年同期比244%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、たな卸資産の増加や有形固定資産の増加がありましたが、現金及び預金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ8億85百万円減少の1,857億19百万円となりました。
② 負 債
負債は、税金納付による未払法人税等の減少がありましたが、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ3億29百万円増加の552億23百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加がありましたが、期末配当金の支払いや為替換算調整勘定の減少などにより、前連結会計年度末に比べ12億15百万円減少の1,304億96百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は26億80百万円であります。
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国は底堅く推移したものの、中国では通商問題などの影響から成長が減速し、欧州は英国のEU離脱をめぐる不透明感がさらに高まりました。わが国経済においても、米中貿易摩擦の影響から、輸出はアジア向けを中心に低迷が続き、生産も力強さを欠きました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、自動車市場では電装化需要は伸長しているものの、欧米、中国を中心に販売に低調さが見られました。また、携帯機器市場の成熟化に加え、産業機器市場は世界経済の不透明さに起因する投資抑制から、需要が低迷しました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。しかしながら各市場で需要減少の影響を受けたことから、当第1四半期連結累計期間の売上高は、452億6百万円(前年同期比80%)、利益面においては、営業利益25億51百万円(前年同期比60%)、経常利益26億51百万円(前年同期比48%)、親会社株主に帰属する四半期純利益20億4百万円(前年同期比49%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① コネクタ事業
携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品では、一部の地域で回復が見られたものの、特定製品で大きく需要が減少しました。また、自動車市場向け製品では主要顧客などで需要が減少し、産機市場向け製品においては、米中貿易摩擦に端を発した需要減少の影響を受けました。この結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高394億99百万円(前年同期比78%)、セグメント利益29億53百万円(前年同期比62%)となりました。
② インターフェース・ソリューション事業
自動車市場向けタッチパネル、産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルそれぞれにおいて需要が減少したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高17億41百万円(前年同期比79%)、セグメント損失37百万円(前年同期はセグメント利益2億29百万円)となりました。
③ 航機事業
防衛・宇宙向け製品の需要が増えたほか、産機分野における油田掘削向け製品の売上が伸長したことから、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高37億98百万円(前年同期比131%)、セグメント利益7億17百万円(前年同期比244%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、たな卸資産の増加や有形固定資産の増加がありましたが、現金及び預金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ8億85百万円減少の1,857億19百万円となりました。
② 負 債
負債は、税金納付による未払法人税等の減少がありましたが、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ3億29百万円増加の552億23百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加がありましたが、期末配当金の支払いや為替換算調整勘定の減少などにより、前連結会計年度末に比べ12億15百万円減少の1,304億96百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は26億80百万円であります。