四半期報告書-第90期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、通商問題をめぐる不確実性と地政学的リスクの高まりから減速感が増しました。米国経済は通商問題の影響により製造業の景況感が低下し、中国経済では内需の低迷に加え、輸出の減速が続きました。わが国経済においても個人消費は堅調に推移したものの、輸出の伸び悩みから足踏み感が継続しました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、携帯機器市場の成熟化のなかで中国スマートフォン市場では若干の成長回復が見られたものの、自動車市場は世界的な販売台数の減少を背景に需要が低迷しました。また、産業機器市場も中国における設備投資抑制による停滞が継続するなど、総じて厳しい事業環境下で推移しました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、成長市場・機器に対し、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。しかしながら各市場で需要減少の影響を受けたことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,571億24百万円(前年同期比88%)、利益面においては、営業利益110億97百万円(前年同期比72%)、経常利益112億21百万円(前年同期比69%)、親会社株主に帰属する四半期純利益87億31百万円(前年同期比74%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①コネクタ事業
携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品では、中国スマートフォン市場向けで成長回復が見られたものの、特定製品で大きく減少しました。また、自動車市場向け製品では主要顧客などで需要が減少し、産機市場向け製品においても、設備投資抑制による停滞が継続しました。この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,398億66百万円(前年同期比87%)、セグメント利益135億76百万円(前年同期比80%)となりました。
②インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルにおいて需要が減少したほか、自動車市場向け製品における新車種向けの生産立上げ費用の増加により、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高61億61百万円(前年同期比98%)、セグメント損失4億36百万円(前年同期はセグメント利益4億8百万円)となりました。
③航機事業
防衛・宇宙向け製品で納入が増加しましたが、産機分野における国内マシナリ市場向け製品で需要が減少したことなどから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高105億56百万円(前年同期比95%)、セグメント利益11億36百万円(前年同期比88%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ92億37百万円増加の1,958億42百万円となりました。
② 負 債
負債は、約定返済による借入金の減少がありましたが、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ47億6百万円増加の595億99百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ45億31百万円増加の1,362億43百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は84億14百万円であります。
(3) 主要な設備
前連結会計年度末に計画中であった設備の新設、改修等に係る当連結会計年度の投資額は195億円でありましたが、第2四半期連結会計期間末において見直しを行い、自動車及び携帯機器市場向け新製品対応により、240億円に修正しております。
なお、その所要資金につきましては、自己資金をもって充当する予定であります。
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、通商問題をめぐる不確実性と地政学的リスクの高まりから減速感が増しました。米国経済は通商問題の影響により製造業の景況感が低下し、中国経済では内需の低迷に加え、輸出の減速が続きました。わが国経済においても個人消費は堅調に推移したものの、輸出の伸び悩みから足踏み感が継続しました。
当社グループの関連するエレクトロニクス市場においては、携帯機器市場の成熟化のなかで中国スマートフォン市場では若干の成長回復が見られたものの、自動車市場は世界的な販売台数の減少を背景に需要が低迷しました。また、産業機器市場も中国における設備投資抑制による停滞が継続するなど、総じて厳しい事業環境下で推移しました。
このような状況のもと当社グループは、主力のコネクタ事業を中心に、成長市場・機器に対し、積極的なグローバルマーケティングと新製品開発活動のスピードアップによる受注・売上の拡大を図るとともに、内製化の更なる強化によるコストダウン、設備効率化及び諸費用抑制など経営全般にわたる効率化を推進し業績向上に努めました。しかしながら各市場で需要減少の影響を受けたことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,571億24百万円(前年同期比88%)、利益面においては、営業利益110億97百万円(前年同期比72%)、経常利益112億21百万円(前年同期比69%)、親会社株主に帰属する四半期純利益87億31百万円(前年同期比74%)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①コネクタ事業
携帯機器分野におけるスマートフォン市場向け製品では、中国スマートフォン市場向けで成長回復が見られたものの、特定製品で大きく減少しました。また、自動車市場向け製品では主要顧客などで需要が減少し、産機市場向け製品においても、設備投資抑制による停滞が継続しました。この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1,398億66百万円(前年同期比87%)、セグメント利益135億76百万円(前年同期比80%)となりました。
②インターフェース・ソリューション事業
産機分野における工作機械や産業用ロボット向けの操作パネルにおいて需要が減少したほか、自動車市場向け製品における新車種向けの生産立上げ費用の増加により、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高61億61百万円(前年同期比98%)、セグメント損失4億36百万円(前年同期はセグメント利益4億8百万円)となりました。
③航機事業
防衛・宇宙向け製品で納入が増加しましたが、産機分野における国内マシナリ市場向け製品で需要が減少したことなどから、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高105億56百万円(前年同期比95%)、セグメント利益11億36百万円(前年同期比88%)となりました。
財政状態の状況は、次のとおりであります。
① 資 産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、売上債権や有形固定資産の増加などにより、前連結会計年度末に比べ92億37百万円増加の1,958億42百万円となりました。
② 負 債
負債は、約定返済による借入金の減少がありましたが、仕入債務の増加などにより、前連結会計年度末に比べ47億6百万円増加の595億99百万円となりました。
③ 純資産
純資産は、主として親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、前連結会計年度末に比べ45億31百万円増加の1,362億43百万円となりました。
(2) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は84億14百万円であります。
(3) 主要な設備
前連結会計年度末に計画中であった設備の新設、改修等に係る当連結会計年度の投資額は195億円でありましたが、第2四半期連結会計期間末において見直しを行い、自動車及び携帯機器市場向け新製品対応により、240億円に修正しております。
なお、その所要資金につきましては、自己資金をもって充当する予定であります。