四半期報告書-第76期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴うインバウンドの増加などにより経済活動が回復傾向にあるものの、欧米各国の金融引き締め長期化に伴う海外経済の減速懸念の高まりや世界的半導体市場の調整長期化などにより、景気は厳しくかつ先行きが不透明な状況のなかで推移いたしました。
このような状況におきまして、当社グループは、さらなる成長に向けた変革に取り組むとともに、将来の市場拡大を見据えた設備投資を継続するほか、持続可能な社会への貢献も念頭に、当社独自の光技術を活かした研究・製品開発を推進することで、売上高、利益の確保に努力してまいりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、売上高は164,488百万円と前年同期に比べ12,724百万円(8.4%)の増加となりました。利益面につきましても、営業利益は42,956百万円と前年同期に比べ1,561百万円(3.8%)の増加、経常利益は44,811百万円と前年同期に比べ2,200百万円(5.2%)の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は32,471百万円と前年同期に比べ799百万円(2.5%)の増加となり、増収増益となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
[電子管事業]
光電子増倍管、イメージ機器及び光源は、シリコンウエハを高速・高品位に切断するステルスダイシングエンジンの売上げが減少したものの、産業分野におきまして非破壊検査装置向けのマイクロフォーカスX線源の売上げがEV(電気自動車)生産の拡大に伴い、車載用バッテリー検査や基板検査向けなどで増加いたしました。また、半導体露光・検査装置向けの光源は、新型コロナウイルス感染症の収束に伴った需要の急拡大の反動による顧客の在庫調整があったものの、依然として前年度までの好調な受注の影響を受け売上げが増加いたしました。
この結果、電子管事業といたしましては、売上高は64,016百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は25,871百万円(前年同期比8.0%増)となりました。
[光半導体事業]
光半導体素子は、医用分野におきまして、歯科用診断装置向けのフラットパネルセンサの売上げが減少したものの、X線CT向けのシリコンフォトダイオードの売上げが、低級機種から高級機種へと需要が移行し継続して増加いたしました。また、産業分野におきまして、半導体製造・検査装置向けのイメージセンサ等の売上げも増加いたしました。
この結果、光半導体事業といたしましては、売上高は73,744百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は25,757百万円(前年同期比2.6%減)となりました。
[画像計測機器事業]
画像処理・計測装置は、半導体故障解析装置におきまして、付加価値の高い新製品が高い操作性・機能性を評価され、売上げが増加いたしました。また、X線TDIカメラにおきましても、車載用基板、バッテリー検査向けの売上げが増加いたしました。
この結果、画像計測機器事業といたしましては、売上高は22,161百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益は7,810百万円(前年同期比51.2%増)となりました。
[その他事業]
半導体レーザーに係る事業、子会社の㈱磐田グランドホテルが営むホテル事業及び子会社の北京浜松光子技術股份有限公司の独自製品に係る事業を含んでおります。
当セグメント(その他)の売上高は4,565百万円(前年同期比9.9%増)、営業損失は128百万円(前年同期は営業利益289百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
流動資産の主な変動は、現金及び預金が7,406百万円減少したものの、棚卸資産が15,967百万円増加したことなどから、流動資産は前連結会計年度末に比べ7,669百万円増加しております。
固定資産の主な変動は、建設仮勘定が11,126百万円増加したことなどから、固定資産は前連結会計年度末に比べ13,605百万円増加しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ21,274百万円増加し、387,452百万円となりました。
流動負債の主な変動は、支払手形及び買掛金が2,880百万円、仮受金(流動負債その他)が2,376百万円それぞれ増加したものの、未払法人税等が9,487百万円減少したことなどから、流動負債は前連結会計年度末に比べ1,054百万円減少しております。
固定負債の主な変動は、為替予約(固定負債その他)が391百万円減少したことなどから、固定負債は前連結会計年度末に比べ832百万円減少しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,887百万円減少し、82,386百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより利益剰余金が20,372百万円、為替換算調整勘定が1,856百万円それぞれ増加したことなどから、当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ23,161百万円増加し、305,066百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、8,907百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴うインバウンドの増加などにより経済活動が回復傾向にあるものの、欧米各国の金融引き締め長期化に伴う海外経済の減速懸念の高まりや世界的半導体市場の調整長期化などにより、景気は厳しくかつ先行きが不透明な状況のなかで推移いたしました。
このような状況におきまして、当社グループは、さらなる成長に向けた変革に取り組むとともに、将来の市場拡大を見据えた設備投資を継続するほか、持続可能な社会への貢献も念頭に、当社独自の光技術を活かした研究・製品開発を推進することで、売上高、利益の確保に努力してまいりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、売上高は164,488百万円と前年同期に比べ12,724百万円(8.4%)の増加となりました。利益面につきましても、営業利益は42,956百万円と前年同期に比べ1,561百万円(3.8%)の増加、経常利益は44,811百万円と前年同期に比べ2,200百万円(5.2%)の増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は32,471百万円と前年同期に比べ799百万円(2.5%)の増加となり、増収増益となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
[電子管事業]
光電子増倍管、イメージ機器及び光源は、シリコンウエハを高速・高品位に切断するステルスダイシングエンジンの売上げが減少したものの、産業分野におきまして非破壊検査装置向けのマイクロフォーカスX線源の売上げがEV(電気自動車)生産の拡大に伴い、車載用バッテリー検査や基板検査向けなどで増加いたしました。また、半導体露光・検査装置向けの光源は、新型コロナウイルス感染症の収束に伴った需要の急拡大の反動による顧客の在庫調整があったものの、依然として前年度までの好調な受注の影響を受け売上げが増加いたしました。
この結果、電子管事業といたしましては、売上高は64,016百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は25,871百万円(前年同期比8.0%増)となりました。
[光半導体事業]
光半導体素子は、医用分野におきまして、歯科用診断装置向けのフラットパネルセンサの売上げが減少したものの、X線CT向けのシリコンフォトダイオードの売上げが、低級機種から高級機種へと需要が移行し継続して増加いたしました。また、産業分野におきまして、半導体製造・検査装置向けのイメージセンサ等の売上げも増加いたしました。
この結果、光半導体事業といたしましては、売上高は73,744百万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は25,757百万円(前年同期比2.6%減)となりました。
[画像計測機器事業]
画像処理・計測装置は、半導体故障解析装置におきまして、付加価値の高い新製品が高い操作性・機能性を評価され、売上げが増加いたしました。また、X線TDIカメラにおきましても、車載用基板、バッテリー検査向けの売上げが増加いたしました。
この結果、画像計測機器事業といたしましては、売上高は22,161百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益は7,810百万円(前年同期比51.2%増)となりました。
[その他事業]
半導体レーザーに係る事業、子会社の㈱磐田グランドホテルが営むホテル事業及び子会社の北京浜松光子技術股份有限公司の独自製品に係る事業を含んでおります。
当セグメント(その他)の売上高は4,565百万円(前年同期比9.9%増)、営業損失は128百万円(前年同期は営業利益289百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
流動資産の主な変動は、現金及び預金が7,406百万円減少したものの、棚卸資産が15,967百万円増加したことなどから、流動資産は前連結会計年度末に比べ7,669百万円増加しております。
固定資産の主な変動は、建設仮勘定が11,126百万円増加したことなどから、固定資産は前連結会計年度末に比べ13,605百万円増加しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ21,274百万円増加し、387,452百万円となりました。
流動負債の主な変動は、支払手形及び買掛金が2,880百万円、仮受金(流動負債その他)が2,376百万円それぞれ増加したものの、未払法人税等が9,487百万円減少したことなどから、流動負債は前連結会計年度末に比べ1,054百万円減少しております。
固定負債の主な変動は、為替予約(固定負債その他)が391百万円減少したことなどから、固定負債は前連結会計年度末に比べ832百万円減少しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,887百万円減少し、82,386百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより利益剰余金が20,372百万円、為替換算調整勘定が1,856百万円それぞれ増加したことなどから、当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ23,161百万円増加し、305,066百万円となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、8,907百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。