四半期報告書-第161期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
イ.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が153億9千5百万円減少しましたが、棚卸資産が194億9千1百万円増加したことなどにより、32億5百万円増加し、6,220億7千4百万円となりました。また、負債は、支払手形及び買掛金が144億5千8百万円、未払法人税等が70億5千2百万円、賞与引当金が70億2千6百万円それぞれ減少したことなどにより、277億2千2百万円減少し、1,676億4千7百万円となりました。純資産は、利益剰余金が223億5千1百万円増加したことなどにより、309億2千7百万円増加し、4,544億2千7百万円となりました。
ロ.経営成績
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、各国の金融引き締めによる景気下振れリスクの拡大、中国経済の回復鈍化、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の緊迫化等、依然として不透明な状況が継続しました。
このような経営環境のなか、グローバルで創薬研究や自国生産が進む医薬を中心としたヘルスケア領域や、気候変動対応への取り組みが活発化するグリーン領域で投資が強化され、重点機種の液体クロマトグラフ、質量分析システム、ガスクロマトグラフが増加しました。また、人的投資、研究開発投資、設備投資等の成長投資を行った一方、価格改定を進める等、採算性の向上に努めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、為替の円安進行による押し上げ効果もあり、売上高は3,656億2千3百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は507億4千7百万円(同10.8%増)、経常利益は529億1千3百万円(同9.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は390億5千5百万円(同8.7%増)となり、いずれも過去最高を更新しました。
各セグメントの経営成績はつぎのとおりです。
① 計測機器事業
計測機器事業は、国内・海外ともに増収となりました。ヘルスケア領域で液体クロマトグラフや質量分析システム、グリーン領域でガスクロマトグラフ、マテリアル領域で試験機が増加しました。
また、部品・部材不足の緩和による生産回復や、前年の中国ロックダウンの反動増もありました。
この結果、当事業の売上高は2,423億7百万円(前年同期比10.0%増)となり、営業利益は売上高の増加等により、407億6千万円(同6.9%増)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
② 医用機器事業
医用機器事業は国内が減収、海外が増収となりました。国内は血管撮影システムの新製品が増加したものの、物価上昇に伴う医療機関の投資抑制、補正予算の減少、大口案件の反動減が影響しました。一方、海外では血管撮影システムが増加しました。
この結果、当事業の売上高は506億6千2百万円(前年同期比5.2%減)となり、営業利益は売上高の減少等により、23億8千4百万円(同36.5%減)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
③ 産業機器事業
産業機器事業は国内が減収、海外が増収となりました。国内では、建設機械向け油圧機器や、EV用セラミック製造向け工業炉が増加したものの、半導体製造装置向けターボ分子ポンプが減少しました。海外では環境意識の高まりから太陽電池や省エネ性能の高い建材ガラスの製造に使用する薄膜製造装置向けターボ分子ポンプが増加しました。
この結果、当事業の売上高は469億4千2百万円(前年同期比1.4%増)となり、営業利益は売上高の増加等により、50億5千5百万円(同13.8%増)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
④ 航空機器事業
航空機器事業は、国内・海外ともに増収となりました。国内は、航空機用搭載品の需要拡大により防衛分野が増加しました。海外では、航空旅客需要の増加に伴い、機体の増産が進んだことや、航空会社の補用部品需要拡大により民間航空機分野が増加しました。
この結果、当事業の売上高は209億5百万円(前年同期比28.6%増)となりました。営業利益は売上高の増加や収益改善により、28億9千万円(同327.6%増)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
⑤ その他の事業
当事業の売上高は48億7百万円(前年同期比44.9%増)となり、営業利益は6億7千4百万円(同47.0%増)となりました。
(注) セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでいません。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、79億2千4百万円です。
イ.財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が153億9千5百万円減少しましたが、棚卸資産が194億9千1百万円増加したことなどにより、32億5百万円増加し、6,220億7千4百万円となりました。また、負債は、支払手形及び買掛金が144億5千8百万円、未払法人税等が70億5千2百万円、賞与引当金が70億2千6百万円それぞれ減少したことなどにより、277億2千2百万円減少し、1,676億4千7百万円となりました。純資産は、利益剰余金が223億5千1百万円増加したことなどにより、309億2千7百万円増加し、4,544億2千7百万円となりました。
ロ.経営成績
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、各国の金融引き締めによる景気下振れリスクの拡大、中国経済の回復鈍化、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や中東情勢の緊迫化等、依然として不透明な状況が継続しました。
このような経営環境のなか、グローバルで創薬研究や自国生産が進む医薬を中心としたヘルスケア領域や、気候変動対応への取り組みが活発化するグリーン領域で投資が強化され、重点機種の液体クロマトグラフ、質量分析システム、ガスクロマトグラフが増加しました。また、人的投資、研究開発投資、設備投資等の成長投資を行った一方、価格改定を進める等、採算性の向上に努めました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、為替の円安進行による押し上げ効果もあり、売上高は3,656億2千3百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は507億4千7百万円(同10.8%増)、経常利益は529億1千3百万円(同9.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は390億5千5百万円(同8.7%増)となり、いずれも過去最高を更新しました。
各セグメントの経営成績はつぎのとおりです。
① 計測機器事業
計測機器事業は、国内・海外ともに増収となりました。ヘルスケア領域で液体クロマトグラフや質量分析システム、グリーン領域でガスクロマトグラフ、マテリアル領域で試験機が増加しました。
また、部品・部材不足の緩和による生産回復や、前年の中国ロックダウンの反動増もありました。
この結果、当事業の売上高は2,423億7百万円(前年同期比10.0%増)となり、営業利益は売上高の増加等により、407億6千万円(同6.9%増)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
| 前第3四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第3四半期 連結累計期間 (百万円) | 増減率 (%) | 概況 | |
| 日本 | 78,350 | 81,700 | 4.3 | 医薬向けで液体クロマトグラフ、アカデミア向けで質量分析システム、新エネルギー開発向けでガスクロマトグラフ、新素材開発向けで試験機、EV向けで非破壊検査装置が増加。また、新型コロナウイルス関連製品が減少したものの、2022年9月に連結子会社化した島津ダイアグノスティクスの業績が寄与。 |
| 北米 | 23,901 | 24,035 | 0.6 | 一部大手顧客向けに液体クロマトグラフが減少するものの、新エネルギー開発向けでガスクロマトグラフや、アカデミア向けで試験機が増加。 |
| 欧州 | 23,670 | 28,984 | 22.5 | 医薬、受託分析向けで液体クロマトグラフや質量分析システム、新エネルギー開発向けでガスクロマトグラフが増加。また、アカデミア向けで液体クロマトグラフや質量分析システムが増加。 |
| 中国 | 54,623 | 59,435 | 8.8 | 前年の中国ロックダウンの反動増や、アカデミア向けで液体クロマトグラフ、質量分析システム、ガスクロマトグラフを中心に幅広い機種が増加。 |
| その他のアジア | 29,533 | 34,985 | 18.5 | インド、韓国、東南アジアで医薬向けに液体クロマトグラフが増加。東南アジアで官公庁向けに質量分析システムが増加。 |
② 医用機器事業
医用機器事業は国内が減収、海外が増収となりました。国内は血管撮影システムの新製品が増加したものの、物価上昇に伴う医療機関の投資抑制、補正予算の減少、大口案件の反動減が影響しました。一方、海外では血管撮影システムが増加しました。
この結果、当事業の売上高は506億6千2百万円(前年同期比5.2%減)となり、営業利益は売上高の減少等により、23億8千4百万円(同36.5%減)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
| 前第3四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第3四半期 連結累計期間 (百万円) | 増減率 (%) | 概況 | |
| 日本 | 27,598 | 23,551 | △14.7 | 血管撮影システムの新製品が増加したものの、物価上昇に伴う医療機関の投資抑制、補正予算の減少、大口案件の反動減が影響。 |
| 北米 | 7,545 | 7,438 | △1.4 | 血管撮影システムや一般撮影装置が増加したものの、X線TVシステムが減少。 |
| 欧州 | 3,168 | 3,693 | 16.6 | 東欧で血管撮影システムが増加。 |
| 中国 | 3,569 | 4,383 | 22.8 | 血管撮影システムや、中国市場向けに現地生産しているX線TVシステムの新製品が増加。 |
| その他のアジア | 5,387 | 5,173 | △4.0 | 東南アジアやインドで血管撮影システムが増加したものの、前年の回診装置大口案件の反動により減少。 |
③ 産業機器事業
産業機器事業は国内が減収、海外が増収となりました。国内では、建設機械向け油圧機器や、EV用セラミック製造向け工業炉が増加したものの、半導体製造装置向けターボ分子ポンプが減少しました。海外では環境意識の高まりから太陽電池や省エネ性能の高い建材ガラスの製造に使用する薄膜製造装置向けターボ分子ポンプが増加しました。
この結果、当事業の売上高は469億4千2百万円(前年同期比1.4%増)となり、営業利益は売上高の増加等により、50億5千5百万円(同13.8%増)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
| 前第3四半期 連結累計期間(百万円) | 当第3四半期 連結累計期間(百万円) | 増減率 (%) | 概況 | |
| 日本 | 19,532 | 18,676 | △4.4 | 建設機械向け油圧機器や、EV用セラミック製造向け工業炉が増加したものの、半導体製造装置向けターボ分子ポンプが減少。 |
| 北米 | 6,493 | 6,143 | △5.4 | 油圧機器が増加したものの、半導体製造装置向けターボ分子ポンプが減少。 |
| 欧州 | 3,059 | 3,191 | 4.3 | 半導体製造装置向けや建材ガラスの製造に使用する薄膜製造装置向けターボ分子ポンプが増加。 |
| 中国 | 12,670 | 14,843 | 17.1 | 再生可能エネルギー需要拡大に伴い、太陽電池や建材ガラスの製造に使用する薄膜製造装置向けターボ分子ポンプが増加。加えて、EV用セラミック製造向け工業炉が増加。 |
| その他のアジア | 4,377 | 3,886 | △11.2 | 半導体製造装置向けターボ分子ポンプが減少。 |
④ 航空機器事業
航空機器事業は、国内・海外ともに増収となりました。国内は、航空機用搭載品の需要拡大により防衛分野が増加しました。海外では、航空旅客需要の増加に伴い、機体の増産が進んだことや、航空会社の補用部品需要拡大により民間航空機分野が増加しました。
この結果、当事業の売上高は209億5百万円(前年同期比28.6%増)となりました。営業利益は売上高の増加や収益改善により、28億9千万円(同327.6%増)となりました。
なお、売上高についての主要地域別の状況は下記のとおりです。
| 前第3四半期 連結累計期間 (百万円) | 当第3四半期 連結累計期間 (百万円) | 増減率 (%) | 概況 | |
| 日本 | 11,595 | 14,783 | 27.5 | 防衛分野で航空機用搭載品が増加。 |
| 北米 | 3,975 | 5,340 | 34.3 | 航空機メーカーの増産や、航空会社向け補用部品需要拡大により、民間航空機分野で航空機用搭載品が増加。 |
⑤ その他の事業
当事業の売上高は48億7百万円(前年同期比44.9%増)となり、営業利益は6億7千4百万円(同47.0%増)となりました。
(注) セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高を含んでいません。
(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、79億2千4百万円です。